安達真理&佐藤卓史 オール・シューベルト デュオリサイタル
誠に申し訳ございませんが、本公演は完売となりました。 なお、これ以降はキャンセル待ちのお受付のみさせていただきます。

イベント情報
演奏家 |
ピアノ ヴィオラ 安達 真理 佐藤 卓史 |
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開催時刻 | 2021年 11月 23日 (火) 開場 13:30 開始 14:00 |
お問合せ先 | 美竹清花さろん/株式会社ILA |
03-6452-6711 | |
070-2168-8484 | |
info@mitakesayaka.com |
当日プログラム
フランツ・シューベルト:
糸を紡ぐグレートヒェン D118
ここにあったことを D775
夜と夢 D827
アルペジオーネ・ソナタ D821 イ短調
白鳥の歌 D957より第8曲「アトラス」
第4曲「セレナーデ」
秋 D945
4つの即興曲 D899より第3曲 変ト長調(ピアノソロ)
冬の旅 D911より第1曲「おやすみ」
第5曲「菩提樹」
第11曲「春の夢」
第24曲「辻音楽師」
※プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。
チケット情報
当日、現地払いでお願いいたします。
5,000円(一般・全席自由席)
4,500円(会員・指定席あり)
2,500円(学生・全席自由席)
※会員のご紹介はこちら
→http://mitakesayaka.com/regular-member
ヴィオラとピアノで紡ぐシューベルトの歌曲の世界!
柔らかさと歌謡性が特徴的な " うた " を 安達真理のヴィオラで表現
現代随一の シューベルト弾き、佐藤卓史を招いて 現代のシューベルティアーデを──"シューベルティアーデ(Schubertiade)"
という言葉をご存知でしょうか。当時、シューベルトの友人たちの自宅サロンで、 シューベルトを囲んで開催されたコンサートのことを称します。
シューベルト(1797~1828)の没後約200年の時を経た現代でも、彼の作品を愛し、 研究する奏者によって、 その作品の素晴らしさをシューベルティアーデとして再現されてい ます。
今回は、まさに当時の"シューベルティアーデ"を彷彿とさせるような、サロンコンサートが実現します。
シューベルトの柔らかさと歌謡性が特徴的な"うた"を表現するのは、ヴィオリスト安達真理氏。 彼女の表現力の高さには定評があり、 その演奏によってヴィオラの魅力に開眼したという話をよく耳にし ます。
そして、あたたかく溶け合うような音色やハーモニーでその作品を照らすピ アニストは、"現代随一のシューベルト弾き" の評価を確立している佐藤卓史氏。
驚くべきことに、彼の風貌は、まるで和製シューベルトのよう・・・!
彼のシューベルトツィクルスを初めて拝聴したとき、シューベルトのどこか迷えるような奥深い森に入っていくような感 覚に陥りました。 作品を表すために必要な完璧かつ巧みな技からは、 シューベルトへの深い敬愛の念を感じられずにはいられません。
そんな期待大の二人が、オールシューベルトのプログラムを組むに至った経緯を語ってくだ さいました。 今回、まさに「サロンらしい」「サロンだからこそ」
のプログラムが実現します。お迎えするのは、 ピアニストの佐藤卓史さん。「シューベルト弾き」 と呼ばれるほど、シューベルト作品への造詣の深い方です( 眼鏡もシューベルトを意識して選ばれたそう!)。
子供の頃からシューベルトの歌曲を愛し、2007年に開催されたシューベルト国際コンクールで優勝、 帰国の翌年から「シューベルトツィクルス」をスタート。 そんな佐藤さんと『シューベルティアーデ』 をお贈りできることをとても光栄に思っております。(安達 真理) ヴィオリスト安達真理さんとの「シューベルトの午後」
ということで、まずはなんといっても「アルペジオーネ・ソナタ」 。一瞬にして歴史の闇に埋もれた楽器“アルペジオーネ”( ウィーンで作られた弦楽器で、 ギターとチェロを合わせたようなもの。) に代えて現在ではチェロで演奏されることが多いですが、 ヴィオラの機動性の高さはよりオリジナル楽器に近い効果をもたら します。
さらに今回はシューベルトの名歌曲たちをヴィオラとピアノでお聴きいただきます。すでにデビューアルバムで深沢亮子先生と『 冬の旅』を共演している安達さん。 今回はさらにさまざまな歌曲に挑戦してみよう、 ということになりました。
シューベルトは決して神童ではありませんでしたが、歌曲に関しては早熟で、今回演奏する『糸を紡ぐグレートヒェン』 はなんと17歳のときの作品。一時期は一日に9曲もの歌曲を書き散らしていたシューベルトでしたが、 オペラへの挑戦と挫折、そして病を経験して、 一曲一曲にじっくりと向き合うようになります。 超現実的な空気を漂わせるリュッケルト歌曲『ここにあったことを』、美しく瞑想的な『夜と夢』 は中期の代表作です。そして後半では歌曲集『白鳥の歌』と『 冬の旅』を中心に、限りなく孤独でやさしく、 どこまでもかなしく透き通ったシューベルト晩年の世界をたっぷり とお届けします。
人の声にも似て、その限界を超える潜在力をもった安達さんのヴィオラの音色ととも に、シューベルトの真髄“歌曲” の森に分け入っていくことを本当に楽しみにしています。(佐藤 卓史) シューベルトの音楽は、流動性の中に様々な要素が内在し、
想像力を掻き立てられます。
悲しみと喜び、生と死、過去と現実、、、彼は何を思ってこれらの作品を描いたのでしょうか。 まるで私たち聴き手に疑問を投げかけているようにも感じられます 。
今回は、シューベルトの代名詞でもあるドイツリートが多く取り入れられた プログラムにも、何か意味深いものが感じられます。
転調のたびに感じられるシューベルトの精神性を、心の赴くままに感じてみませんか。 (美竹清花さろん)
<プロフィール>
安達 真理(ADACHI Mari)Viola
東京を拠点に、ソリスト、室内楽奏者として幅広く活動するなか、
録音作品も、2018年に発表となった『
ヴィオラの魅力をさまざまな角度から伝えることに情熱を注いでお
これまでに、桐朋学園大学卒業、ウィーン国立音楽大学室内楽科、
在学中からCamerata de Lausanne (現 CameratAmoyal) のメンバーとしてピエール・
2015年より拠点を日本に移したが、2016年より、
テレビ朝日『題名のない音楽会』やNHK-FM『リサイタル・
2015年にアミティ・
オフィシャルサイト https://www.
佐藤 卓史(SATO Takashi)Piano
1983年秋田市生まれ。高校在学中の2001年、日本音楽コンクールを制し一躍注目を浴びる。東京藝術大学を首席で卒業後渡欧、ハノーファー音楽演劇大学、ウィーン国立音楽大学で研鑽を積む。その間国際舞台でめざましい活躍を遂げ、2006年ミュンヘンARD国際コンクール特別賞、2008年シドニー国際コンクール第4位・ショパン賞、2010年エリザベート王妃国際コンクール入賞、2011年カントゥ国際コンクール第1位など受賞多数。とりわけ2007年のシューベルト国際コンクールでの優勝とその後の世界各地での演奏活動を通して“現代随一のシューベルト弾き”の評価を確立した。
指揮者ジョナサン・ノットの指名により同氏の東京交響楽団音楽監督就任披露演奏会のソリスト(ブラームス:ピアノ協奏曲第1番)を務めたのをはじめ、N響、日本フィル、神奈川フィル、大阪響、広島響等と共演。レコーディングにも積極的に取り組み、これまでに日本と欧州で20タイトルを超えるCDをリリースしている。放送出演、作編曲、室内楽など活動の場は多岐にわたる。
2014年より「佐藤卓史シューベルトツィクルス」を開始、ライフワークとしてシューベルトのピアノ曲全曲演奏に取り組んでいる。国際フランツ・シューベルト協会会員。
公式サイト www.takashi-sato.jp