黒川侑&佐藤彦大デュオコンサート

黒川侑&佐藤彦大デュオコンサート

イベント情報

ピアノ
ヴァイオリン
演奏家 佐藤 彦大
黒川  侑
開催時刻 2019年 07月 21日 (日) 開場 18:30 開始 19:00
お問合せ先 美竹清花さろん/株式会社ILA
  03-6452-6711
  070-2168-8484
  info@mitakesayaka.com

<当日プログラム>

L.v. ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ 第4番 Op.23
C. シューマン: 3つのロマンス Op.22
I. ストラヴィンスキー: イタリア組曲


R. シューマン: 3つのロマンス op.94
L.v. ベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ‘春’ Op.24

*プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。

 


<チケット情報>

※限定50席

当日、現地払いでお願いいたします。
4,000円(一般・全席自由席)
3,500円(会員・指定席あり)
2,000円(学生・全席自由席)
※会員のご紹介はこちら
http://mitakesayaka.com/regular-member
 
 ★8Fラウンジにてウェルカムドリンクとお茶菓子をご用意しております。


ベートーヴェンと空想

ロマン派の小品と新古典派の組曲を巡って
Op. 23と24 - ヴァイオリンソナタ4番から傑作スプリングソナタへ至る新たな眼差し── 

 ベートーヴェンは昔から、僕の最も好きな、心から尊敬する作曲家の一人です。それだけに、その10曲の素晴らしいヴァイオリンソナタには挑戦することに二の足を踏むことも多いのですが、実際に少しずつ曲に触れていくと、その本当に充実した、人間の心に溢れるような音楽に、演奏していていつもこれ以上ない幸せを感じます。今回の演奏会は『ベートーヴェンと空想』という題名で、僕自身その魅力を、いつもと違う角度で見つけることができればという思いでプログラムを組みました。

 今回プログラムの中心に選んだのは、そんなベートーヴェンのソナタでも最も知名度が高い第5番「春」と、その同時期(1801年頃)に作曲された第4番の2曲です。そのころ30代に差し掛かったベートーヴェンは、翌年には有名なハイリゲンシュタットの遺書を残すことになる、耳の病が重く進行している時期でしたが、にもかかわらず、有名な「月光」や「テンペスト」、交響曲第2番のような、それまでにない新たな作品様式を追求していった時期でもありました。この2曲のヴァイオリンソナタに関しても、それまでの時代とは違いヴァイオリンをピアノと対等な立場に引き上げ、「春」においては一般的だった3楽章形式を4楽章へと拡大しています。

 「春」という表題はどうやらベートーヴェン自身の命名ではないようですが、その柔らかく暖かな雰囲気に、確かにその名前は相応しいと思えます。しかし僕は個人的に、曲に触れていくにつれ段々と、それだけには収まらないベートーヴェンの独特の、驚かせるような、また深淵な表情が曲のあちこちに感じられるようになってきました。「春」は当初同じ作品番号として出版が考えられていた、悲劇的なベートーヴェンの心理状態を映す、半ば熱にうかされるようなヴァイオリンソナタ第4番とは続けて演奏されることも多いですが、このプログラムではその2曲の間に、空想や幻想の遊びのようなロベルトとクララ・シューマン夫妻のロマンスと、バレエ音楽からの編曲であるストラヴィンスキーの組曲を演奏します。そのような曲をベートーヴェンの合間に行き来することで、比較的聴く機会の限られる第4番と、多彩な「春」の表情を、特に演奏者との距離の近いこういったサロンで、お聴きくださる皆さんと新たに発見することができれば、それは僕にとって大きな喜びです。

 共演するピアニストは佐藤彦大さんです。以前に一度だけ共演したことがあるのですが、今回このようにまた一緒に演奏ができる機会になり、とても嬉しいです。

黒川 侑

 

 

<プロフィール> 

黒川 侑(くろかわ・ゆう)Violin

2006年第75回日本音楽コンクール第1位、併せて岩谷賞(聴衆賞)、レウカディア賞・鷲見賞・黒柳賞受賞。2015年ルドルフォ・リピツァ―国際ヴァイオリンコンクールにて最も芸術性の高い演奏者に贈られるAnna Piciulin特別賞受賞。2016年仙台国際音楽コンクールにて聴衆賞を受賞。
これまでにスイス・ロマンド管弦楽団、スペイン国立管弦楽団、プラハ室内交響楽団、ブリュッセル室内オーケストラ、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、群馬交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団など国内外の主要オーケストラとの共演、リサイタルなど多くの演奏会に出演。
第16回国際音楽祭ヤング・プラハに招待され、チェコ各地でリサイタルの他、ファイナルコンサート(ドヴォルザークホール)で、プラハ室内交響楽団とメンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲を共演し、音楽祭の名誉総裁でもあるヴァイオリニスト、ヨゼフ・スーク氏に絶賛された。その後再度招待され、ワルトシュタイン宮殿(プラハ)をはじめ、チェコ各地で演奏会に出演して高い評価を受ける。
広上淳一氏指揮、第527回京都市交響楽団定期演奏会にてソリストを務め、その演奏がCD「京都市交響楽団定期演奏会名曲ライブシリーズ」に収録された。
ウィーン、ブリュッセルで研鑽を積んだ後、桐朋学園大学院大学(修士課程)修了、現在エコール・ノルマル音楽院でF.シゲティの元、勉強を続けている。
小島秀夫、工藤千博、P.ヴェルニコフ、漆原啓子、堀米ゆず子、藤原浜雄、S.ルセフの各氏に師事。
倉敷市芸術文化奨励章、岡山芸術文化賞グランプリ、音楽クリティック・クラブ賞奨励賞、京都府文化賞奨励賞、京都市芸術新人賞、青山音楽賞、第23回出光音楽賞を受賞。

 
 
 
佐藤 彦大(さとう・ひろお)Piano
 
盛岡市出身。東京音楽大学大学院器楽専攻鍵盤楽器研究領域(ピアノ・エクセレンス)修了、ベルリン芸術大学及びモスクワ音楽院にて研鑽を積む。2009-2012年ローム・ミュージク・ファンデーション、2013・2015年度明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生。
2004年第14回日独青少年交流コンサートに出演、翌年には招待演奏者としてドイツ各地での演奏会に出演。2008年第17回国際音楽祭「ヤング・プラハ」に出演。2009年広上淳一指揮/東京音楽大学シンフォニーオーケストラのヨーロッパツアー、2012年小泉和裕指揮/仙台フィルハーモニー管弦楽団の東北ニューイヤーコンサートツアーにソリストとして同行。その他、大友直人指揮/東京交響楽団、小林研一郎指揮/日本フィルハーモニー交響楽団、広上淳一指揮/京都市交響楽団、L.ヴィオッティ指揮/ビルバオ交響楽団、V.P.ペレス指揮/テネリフェ交響楽団等、国内外の主要オーケストラと共演。室内楽ではNHK交響楽団主席メンバーをはじめ久保陽子(Vl.)、二村英仁(Vl.)の各等と共演している。
主要なリサイタルは、2011年東京文化会館小ホール、2013年紀尾井ホール、2016年浜離宮朝日ホールにて行われ、各誌で好評を博した。また、NHK-FM「名曲リサイタル」「リサイタル・ノヴァ」に出演。 日本各地をはじめスペイン・ロシア・ドイツ・イタリア・フランス・チェコ・中国で演奏活動を行っている。
録音ではライヴ・ノーツより2012年「Hiroo Sato plays 3 Sonatas」、2017年「Hiroo Sato Piano Recital」(レコード芸術準特選盤)の2枚のアルバムをリリースしている。
現在東京音楽大学講師として後進の指導にあたっている。ミリオンコンサート協会所属アーティスト。

【受賞歴】
2004年第58回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位、併せて野村賞・都築音楽賞受賞
2006年第1回野島稔・よこすかピアノコンクール第1位
2007年第76回日本音楽コンクール第1位 、併せて野村賞・井口賞・河合賞を受賞
2010年第4回仙台国際音楽コンクール第3位
2011年第5回サン・ニコラ・ディ・バーリ国際ピアノコンクール第1位、併せてF.リスト2011特別賞、批評家賞を受賞(イタリア)
2015年第21回リカルド・ビニェス国際ピアノコンクール第2位(スペイン)
2015年第36回霧島国際音楽祭賞受賞
2016年第62回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクール第1位、併せてグラナドス賞・聴衆賞を受賞(スペイン)

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