Thaleia Quartet タレイアクァルテット

Thaleia Quartet タレイアクァルテット
ヴァイオリン, チェロ, ヴィオラ

2014年4月、山田香子、日吉麻優子、渡部咲耶、石崎美雨の4人により、東京藝術大学在学時に結成。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール2015 第3位。第3回宗次ホール弦楽四重奏コンクール第2位。銀座ヤマハサロン、渋谷区文化総合センター大和田、レクサスショールーム、東京芸術センター、東京藝術大学第6ホール、三島市民文化会館、宗次ホール等にてリ...
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名誉顧問


Yokoyama

横山幸雄

1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞以来、 人気実力ともに音楽界をリードするトップアーティストとして活躍。
2010年に、ポーランド政府より、ショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で100名の芸術家に贈られる「ショパンパスポート」が授与される。
同年「ショパン・ピアノ・ソロ全166曲コンサート」および2011年には「212曲」を演奏し、 「24時間でもっとも多い曲数を1人で弾いたアーティスト」としてギネス世界記録に認定。
この公演は毎年少しずつ形を変えてゴールデンウィークの恒例コンサートとなる。
2013年からベートーヴェン生誕250周年に向けてスタートした「ベートーヴェン・プラス」や、 2015年、パリにおいてラヴェル生誕140年を記念し全曲演奏会を成功させるなど、 数々の意欲的な取り組みにより高い評価を確立している。
CDは文化庁芸術祭レコード部門優秀賞、国際F.リスト賞レコードグランプリ最優秀賞等、栄えある賞を受賞。最新CDは「雨だれのプレリュード」(ソニー・ミュージックダイレクト)。


前人未踏の偉業を成しつつある稀有なピアニスト


横山幸雄のようなピアニストは、世界のどこにも見たことも聞いたこともありません。たとえば、毎年恒例になっているゴールデンウィークの「入魂のショパン」では、午後1時から9時まで正味6時間、すべて完全に暗譜で、しかもパーフェクトな名演奏を成し遂げています。
横山幸雄のコンサートでは毎回そうですが、6時間でも10時間でも、演奏時間には関係なく、すべて暗譜で取り組み、すばらしい演奏を披露します。
おそらく現在、このように自由自在に、極上のショパンをパーフェクトに弾けるピアニストは世界中を探しても横山幸雄以外にいないと思います。
普段の横山幸雄さん以外のピアノのコンサートでは、正直なところ「またショパンか…ショパンではなくバッハが聴きたい…」となってしまったりするのですが、横山幸雄のショパンはやはり凄い! 随所で鳥肌もの! やはり王者の貫禄です!(もちろんショパンだけではなく、今後のさまざまな取り組みを大いに期待せざるを得ません) 世界でも稀有のピアニストと書きましたが、横山さんほど日本人の感性の美しさをピアノで表現できている人もわたしは知りません。
極上のバランス感覚をそなえ、清潔で、緻密で、正確で、透明で、美しく、儚さ、侘び寂びさえも感じさせるところがあり、決して行きすぎることのない絶妙な中道を保つ…これらには日本人としての感性が深くかかわっているのではないでしょうか。
それだけではなく、横山幸雄さんのワイン好きも関係しているはずです。横山幸雄さんの演奏は、とても上質な極上のワインの味と薫りが漂っているといってもいいと思います。
横山幸雄さんのオールマイティがあまり話題にならないのが不思議ですが、たとえば、横山さんのバッハのゴールドベルク変奏曲(CDとして発売)これも絶品です。グールドの晩年の演奏はグールドの“白鳥の歌”ともいえるすばらしいものですが、横山幸雄のゴールドベルクもまちがいなく歴史に遺る名演です。
現在の横山さんは、中村紘子さんの跡を継ぎ、日本パデレフスキー協会の会長も引き受けられるなど、大変な過密スケジュールをすごされています。
そんななか、わたしどものような名もない、些細な美竹清花さろんの申し出に対して、その意義をご理解くださり、快くご賛同くださいました。
若い音楽家・演奏家さんとともに歩んでいこうとしている美竹清花さろんにとっては、この上ない無上の喜びです。
ピアニストとして最高の模範となるだけでなく、音楽に対する姿勢、そしてお人柄、生きざままでを学んでいただきたいと考えています。(渡辺公夫)




学藝顧問


学藝顧問

鐵 百合奈


香川県生まれ。第86回日本音楽コンクール第2位、岩谷賞(聴衆賞)、三宅賞。第4回高松国際ピアノコンクール審議員特別賞。日本クラシック音楽コンクール高校の部グランプリ。大阪国際/ローゼンストック国際ピアノコンクール、各第1位。
皇居内桃華楽堂にて御前演奏を行う。これまでに神奈川フィルハーモニー管弦楽団、芸大フィルハーモニア、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、高松交響楽団と共演。
2017年度香川県文化芸術新人賞受賞。
論文「『ソナタ形式』からの解放」で第4回柴田南雄音楽評論賞(本賞)を受賞、翌年『演奏の復権:「分析」から音楽を取り戻す』で第5回同本賞を連続受賞。
ヤマハ音楽振興会、よんでん文化振興財団、岩谷時子Foundation for Youth、宗次エンジェル基金、各奨学生。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学をアカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア賞、同声会賞を得て卒業。同大学院修士課程を大学院アカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア賞を得て修了。現在、同博士後期課程音楽専攻に在籍、青柳晋氏に師事。



演奏、学究、評論の面で異彩を放ち始めた鐵百合奈氏が学藝顧問に就任


クラシック音楽は、時代や地域を超えて万人のものでなければならない、それはちょうど太陽のような存在だ――これはわたしたちの事業にかかわる根本的な理念です。
しかしそれは、専門性を排除するものではなく、また、ポピュリズムを許容するものでもありません。
クラシック音楽が、その誕生以来の歴史を通じて、あらゆる地域や国家の枠を超えて万人に支持されるようになってきているのは、その普遍性に依るものと考えられます。
すなわち、あらゆる芸術や倫理、哲学、人文科学と同様、人間の本質的な普遍性を根拠とした、多くの先人たちのありとあらゆる営み、努力、研鑽、創意工夫などの蓄積の上に成り立ち、発展してきたといえます。
このようなかけがえのない膨大な遺産として継承されてきているクラシック音楽には、それにふさわしい扱い方・接し方というものがあるはずです。これは演奏者にのみ要請されるものではなく、企画し、場や機会を提供する興行者側はもちろん、聴衆の側にも求められるはずです。
さまざまなコンサートは、作品とその演奏者、企画者、そして聴衆(さらには今後、聴衆となってくださる方々)によって成り立っています。
そこにもう一つの要素、すなわち、その三者をより近づけ、より親しみのある視点から、作品や演奏が具えているポテンシャルを発揮させ、魅力を高めるための“連結ピン”のような役割を発揮される方を加え、より活発に、より魅力のある、より意義のある活動をしていくことができるのではないか、そのように考えました。今回、美竹清花さろんの学藝顧問として鐵百合奈さんをお迎えすることは、まさにこのような点に意義を感じてのことです。
鐵百合奈さんの文章にはすでに人を惹きつけるような"華"があります。
彼女が以前、“音”というのは単なる"表層の出来事"であって、いかに表層的な現象ではなく、"本質"の方に集中して表現できるかが重要だとインタビューでお答えいただいたとき、とても共感し、書くことと演奏することは彼女にとって表裏一体であることを感じました。
そんな鐵百合奈さんの第一級のピアニストとしての側面、クラシック音楽の学究的専門研究者としての資質、さらに、柴田南雄賞本賞に輝くクラシック音楽の「紹介者、音楽評論家」としての実績、さらには、これがもっとも大切なものかも知れませんが、美竹清花さろんに登場する多くの才能に溢れた若い演奏家仲間の一員としてエールを送ってくださること、このような欲張った考えから美竹清花さろんの諸活動に関する実際的な学藝顧問としての役割をお願いすることになりました。
「敷居を低くするような必要もなく、迎合もせず、しかし、クラシック音楽の本質は真理であるゆえに、音楽に始まり音楽に終わるようなこともなく、皆が親しめるサロン」――そんなサロンを理想に掲げ、鐵百合奈さんを学藝顧問にお迎えし、さらに発展させていけるよう努めてまいります。