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【公演中止】鐵百合奈ピアノコンサート《美竹清花さろん3周年記念》

2020年05月27日 [水]
開場18:00 開始19:00
渋谷美竹サロン

出演

プログラム

R.シューマン:ピアノソナタ第1番 嬰ヘ短調 作品11
ショパン:ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53『英雄ポロネーズ』
ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2『鐘』

R.シューマン:《4つのフーガ 作品72》より第1曲ニ短調、第2曲ニ短調


※プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。

チケット情報

本公演は中止となりました。
詳しくはこちらをご確認くださいませ。

当サロンではWebでご予約いただき、基本的には当日現地払いのノンチケット制を実施しているため、チケットの払い戻しはございません。
万が一、別の方法でご購入されたチケットをお持ちの方がいらっしゃいましたら、払い戻しをさせていただきますのでお申し付けくださいませ。
現在お持ちのチケットは、払い戻しの際に必要となりますので、必ずお手元にお持ちください。

お問い合わせ先

主催美竹清花さろん/株式会社ILA
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com
前回「ショパンとバッハで紡ぐ“生と死”」から2年ーー
「生きること」にフォーカスし、現世の苦しみと生きる喜びに迫る

愛は救いなのか、それともーー

前回のテーマは「バッハとショパンで紡ぐ、生と死」、バッハの曲では天に近づき、自らが死を体験する心地になることからバッハを「死」に喩え、ショパンの《葬送行進曲》では現世に残された遺族や参列者の悲哀に焦点を当て、ショパンを「生」に喩えました。
今回は、「生きること」にテーマを絞って選曲しました。
シューマンのピアノ・ソナタは、第1番も第2番も、生きていく中での苦しみと叫びにあふれています。彼にとって、クララへの愛は救いだったのでしょうか? 破滅に向かう炎のような激情が、「愛=救い」の構図に疑問を投げかけます。
ショパンの《英雄ポロネーズ》では、偶像としての英雄が抱える悲哀ーー他者に弱みを見せられない悲しみーーにフォーカスします。
ラフマニノフの《鐘》では、ロシア正教の鐘の音が木霊(こだま)し、それはやがて弔いの鐘にも聞こえてきます。死者の魂を鎮める鐘であるとともに、残された我らの心を慰める音でもあるようです。
一転、シューマンの《フーガ》は、生のしがらみから逃れ、救われていくようで、バッハの精神が生きています。最後に、バッハのコラールを演奏する予定です。
(鐵 百合奈)

プロフィール
鐵 百合奈(てつ・ゆりな)Piano
1992年香川県生まれ。N&FよりデビューCD「シューマン: ソナタ3番 ブラームス: 左手のためのシャコンヌ」をリリース。
「レコード芸術」て準特選盤、毎日新聞で特薦盤に選ばれ、作品への深い洞察と共感による情感豊かな演奏と評価される。
2019年2月よりベートーヴェンのピアノ・ソナタ全曲演奏シリーズを渋谷の「美竹清花さろん」にて開催、NHKからドキュメンタリーが放映される。
横須賀芸術劇場や三井住友海上文化財団のフレッシュアーティスツに選ばれるなど、多くのリサイタルを開いている。
第86回日本音楽コンクール第2位、岩谷賞(聴衆賞)、三宅賞。第4回高松国際ピアノコンクール審議員特別賞。第20回日本クラシック音楽コンクール高校の部第1位、グランプリ。第11回大阪国際音楽コンクール、第14回ローゼンストック国際ピアノコンクール、各第1位。 2017年度香川県文化芸術新人賞受賞。
2015年、皇居内桃華楽堂において御前演奏を行う。これまでに神奈川フィルハーモニー管弦楽団、芸大フィルハーモニア、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、高松交響楽団、名古屋シンフォニア管弦楽団、読売日本交響楽団と共演、2020年9月に東京交響楽団と共演予定。
論文「『ソナタ形式』からの解放」で第4回柴田南雄音楽評論賞(本賞)を受賞、翌年『演奏の復権:「分析」から音楽を取り戻す』で第5回同本賞を連続受賞。
ヤマハ音楽振興会、よんでん文化振興財団、岩谷時子 Foundation for Youth、宗次エンジェル基金、各奨学生。
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学をアカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア賞、同声会賞を得て卒業。同大学院修士課程を大学院アカンサス音楽賞、藝大クラヴィーア賞を得て修了。現在、同博士後期課程。これまで黒田淑子、大山まゆみ、勝郁子、堀江真理子、杉本安子、青柳晋、菊地裕介、ジャック・ルヴィエ、海老彰子、小倉貴久子の各氏に、フォルテピアノを小倉貴久子氏に師事。