田所 光之 マルセル

Tadokoro Marcel

Profile

「心と指が完全に一致し、どんな音楽でも自在に操ることができる真の音楽家」(グラモフォン誌)
2021 年のエリザベート王妃国際コンクールのセミ・ファイナリスト、モントリオール国際音楽コンクールのファイナリストを経て、2022 年はヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでジョン・ジョルダーノ審査員長特別賞、サンタンデール国際ピアノコンクールでは第 3 位を受賞。これまでウラル・フィル、フォートワース響、ワロニー・ロイヤル室内管などと共演している。
日本人の父とフランス人の母の間に生まれ、多様な文化の中で育った幼少期は、田所の音楽観に多大な影響を与えた。名古屋市立菊里高等学校音楽科卒業後、パリ国立音楽院に満場一致の首席で入学。そしてJ-F.エッセール、F.ボファールの両氏に師事し、行われたドビュッシー国際コンクールでは第 2 位を受賞。ほかにも数多くのコンクールで受賞を果たしている。同音楽院を卒業してからは、エコール=ノルマル音楽院に奨学生として入学し、R.シェレシェフスカヤのもとでさらに自らの音楽に磨きをかけている。
ほかにもO.ガルドン、M.ラフォレ、A.ロマノフスキ、海老彰子、田島三保子、鈴木彩香、長野量雄、水村さおりの各氏にも師事。