漆原 啓子 ヴァイオリン
1981年東京藝術大学付属高校在学中に、第8回ヴィニャフスキ国際コンクールに於いて最年少18歳、日本人初の優勝と6つの副賞を受賞した。その翌年、東京藝術大学入学と同時に本格的演奏活動を開始。1986年、ハレー・ストリング・クァルテットとして民音コンクール室内楽部門で優勝並びに斎藤秀雄賞を受賞。これまで国内外での演奏旅行の他、TV出演、海外主要音楽祭、マスタークラスなどに多数出演。また、V.スピヴァコフ、E.ルカーチ、J.ビエロフラーヴェク等の指揮者や、ハンガリー国立響、スロヴァキア・フィル、ウィーン放送響等のオーケストラと共演し賛辞を浴びた。また、リサイタル、室内楽でも高い評価を得ている。CDは数多くリリースしており、J.S.バッハの無伴奏CD(日本アコースティックレコーズ)がレコード芸術特選盤に選ばれた。また、漆原朝子との録音「無伴奏ヴァイオリン・デュオ」(日本アコースティックレコーズ)は文化庁芸術祭レコード部門優秀賞を受賞。常に第一線で活躍を続け、安定した高水準の演奏は音楽ファンのみならず、指揮者、オーケストラ・メンバー等の音楽家の間でも非常に高い信頼を得ている。現在、国立音楽大学教授、桐朋学園大学特任教授。
三原 有紀 ピアノ
大阪府出身。洗足学園音楽大学大学院を首席で卒業。その後渡伊し、イタリア国立ノヴァーラ音楽院を賞賛付き満場一致の満点、さらに特別名誉賞を得て卒業。2019年Città di Villafranca国際ピアノコンクール第1位、審査員特別賞受賞。2021年オレッジョ国際ピアノコンクール第2位、Sergio Fiorentino賞。2022年チッタ・ディ・カントゥ国際ピアノコンクール第2位。2025年びわ湖ホールピアノコンクール第1位。2025年オルベテッロ国際ピアノコンクール第1位。他国内外のコンクールにおいて優勝。イタリア各地にてソロ・室内楽の演奏会を行うとともに、多数の音楽祭に参加。コンチェルトソリストとしてオーケストラと共演し好評を得る。現在は東京、ヨーロッパ、シンガポールを拠点にソロ・室内楽の分野で活躍。2023年12月、アルバム「SERENADE」を発売。これまでに、井上聡美、今野早苗、清水将仁、黒田亜樹、藤井一興、Luca Schieppati、Mario Coppolaの各氏に師事。