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鈴鈴木舞&川口成彦 シューベルトの詩情《Vol.2》 〜ヴァイオリンとピアノのためのデュオ作品全曲演奏会〜

2026年08月04日 [火]
開場18:30 開始19:00
渋谷美竹サロン

出演

ヴァイオリン鈴木 舞
鈴木 舞(SUZUKI Mai)Violin
東京藝術大学卒業後、ローザンヌ、ザルツブルク、ミュンヘンで学び、ディプロマとドイツ国家演奏家資格を取得。ソリストとして欧州、中央・東アジア、南米でツアーを行い、世界各地でリサイタルやオーケストラに招かれる。
国内では、宮内庁主催皇居桃華楽堂での御前演奏会出演やシャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティスト選出のほか、サントリーホール、王子ホール等主要ホールに出演。これまでに読売日響、東響、フィンランド・クオピオ響、ドイツ・ホーフ響、チェコ・モラヴィアフィル、スイス・ローザンヌ室内管などと協奏曲を共演している。
チャイコフスキー国際(ロシア)最年少セミファイナリスト、アンリ・マルトー国際(ドイツ)ファイナリスト。ヴァーツラフ・フムル国際(クロアチア)とオルフェウス室内楽(スイス)で優勝、スピヴァコフ国際(ロシア)第2位。
録音は、東響と共演したベートーヴェン《ヴァイオリン協奏曲》マスネ《タイスの瞑想曲》が日経「モーニング・イン・クラシックス」に収録された他、デビューCD『Mai Favorite』、ピアニスト福原彰美氏とのDuoレ・ゼールで『翼』をリリース。
使用楽器は、株式会社atsumariより貸与されている1682年製ニコロ・アマティ“Grand Amati”。

 

川口 成彦(KAWAGUCHI Naruhiko)Piano
1989年盛岡に生まれ、横浜で育つ。第 1 回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位、ブルージュ国際古楽コンクール最高位。フィレンツェ五月音楽祭や「ショパンと彼のヨーロッパ」(ワルシャワ)、モンテヴェルディ音楽祭(クレモナ)をはじめとした音楽祭に出演。協奏曲では18世紀オーケストラ。{oh!} オルキェストラ・ヒストリチナなど、室内楽においてはマリオ・ブルネロ、キアロスクーロ・カルテットなどと共演している。東京藝術大学楽理科卒業後、同大学およびアムステルダム音楽院の古楽科修士課程修了。フォルテピアノを小倉貴久子、リチャード・エガーの各氏に師事。第46回日本ショパン協会賞、第31回日本製鉄音楽賞 フレッシュアーティスト賞受賞。またスペイン音楽をこよなく愛し、自主レーベルMUSISによるCD『ゴヤの生きたスペインより』や自主公演「スペイン音楽の森」などのプロジェクトも展開中。2027年1月にはロドリーゴの『英雄的協奏曲』を大阪交響楽団(指揮:小林資典)と共演予定。今年はイギリスのレーベルSignum Recordsより『ベートーヴェンとの旅路』が発売。

プログラム

シューベルト:
ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 第1番 ニ長調 D.384
ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ 第3番 ト短調 D.408
グラーツ幻想曲 ハ長調 D.605A(ピアノソロ)
ヴァイオリンとピアノのための幻想曲 ハ長調 D.934

チケット情報

<募集スケジュール>
美竹会員 6/26(金) 12:00〜
一般募集 7/3(金) 10:00〜

当日、現地払いでお願いいたします。

5,000円(一般・全席自由席)
4,500円(会員・指定席あり)
2,500円(学生・全席自由席)

★8Fラウンジにてウェルカムドリンクとお茶菓子をご用意しております。

※会員のご紹介はこちら
https://mitakesayaka.com/members/
(会員募集は【2025年9月末】で一旦停止となりました。次回募集は未定です。)

 

お問い合わせ先

主催渋谷美竹サロン/株式会社ILA
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com

鈴木舞 × 川口成彦 シューベルト・シリーズ第2章
瑞々しい歌心から、幻想曲 D.934の深き幻想へ


シューベルトの音楽は、親しみやすい顔をして、ふと聴き手を深いところへ連れていく。

美しい旋律、素朴な歌、柔らかな光。
しかしその奥には、言葉にしがたい憧れや孤独、そしてどこか遠くへ向かっていくような幻想が息づいている。
その何気なさの中に、シューベルトの底知れぬ魅力がある。

鈴木舞 × 川口成彦によるシューベルト・シリーズ第2章となる本公演では、ソナチネ第1番 ニ長調 D.384、ソナチネ第3番 ト短調 D.408、ピアノソロによる《グラーツ幻想曲》D.605A、そして幻想曲 ハ長調 D.934をお届けする。

ソナチネ第1番には、若きシューベルトならではの明るさと瑞々しい歌心がある。
その旋律は清らかで伸びやかで、まるで音楽が自然に生まれてくる瞬間に立ち会うような喜びに満ちている。
一方、ソナチネ第3番では、親密な語らいの中に、ふと影を帯びた表情がのぞく。
軽やかさの奥にある翳り。
この移ろいこそ、シューベルトを聴く大きな愉しみのひとつだろう。

ピアノソロで奏でられる《グラーツ幻想曲》D.605Aは、ひとときの夢のような作品である。
即興のように現れては消えていく旋律の断片に、シューベルトの内なる詩がそっと滲む。

そして、幻想曲 ハ長調 D.934。
この作品に至ると、シューベルトの音楽は一気に大きな広がりを見せる。
歌、祈り、舞曲、夢、そして激情。
さまざまな表情がひとつの流れの中で結ばれ、ヴァイオリンとピアノは、時に寄り添い、時に呼応しながら、深い幻想の時間を紡いでいく。

鈴木舞氏のヴァイオリンは、ダイヤモンドの粒が踊るような音色で、時に情熱的に、そして夢見るように繊細に、表情豊かに歌いあげる。
作品ごと真剣に音楽に向き合い、時に大胆に演じ切るその姿は、まるで女流剣士のよう。
シューベルトの音楽は奏者によっては単調に聴こえてしまうこともあるが、彼女の演奏はその真逆。
聴き手を最後まで引きつける力に満ちている。

一方、川口成彦氏のピアノは、精妙なニュアンスに満ちたフレーズの美しさが際立ち、対話を重んじた響きで会場を包み込む。
彼のピアノは、語るように歌い、歌うように語る。
シューベルトの音楽が持つ詩情と不思議なほどに重なり合うのは、偶然ではないだろう。

芸大時代の同級生である二人のアンサンブルは、まさに息がぴったりだ。
互いの音をよく聴き、受け取り、そこから次の一音が自然に生まれていく。
単なる技巧の見せ場ではなく、作品の奥にある「語られざるもの」に耳を澄ませるとき、そこにはきっと、シューベルトの音楽が持つ「言葉にならない詩」が満ちていることだろう。

瑞々しい歌心から、幻想曲 D.934の深き幻想へ。
鈴木舞 × 川口成彦が紡ぐシューベルトの第2章は、親密でありながら深く、静かでありながら豊かな余韻を残す時間となるに違いない。(渋谷美竹サロン)