躍進が止まらない注目の新鋭、
郷古廉が実力派メンバーと共に初登場!
N響室内楽シリーズは、回を重ねるごとに圧倒的な演奏水準、表現力、プログラムの多彩さ等々を示しており、まさに土台となっている“N響”の基盤力に目を見張らせられます。今回の第6回では、2022年4月にゲスト・アシスタント・コンサートマスターに就任したN響期待の若きリーダー、ヴァイオリニストの郷古廉氏が登場、そして共演メンバーも豪華な実力派メンバーでお届けします。横島礼理氏は第62回全日本音楽コンク-ル東京大会、全国大会1位を受賞し、ソリストとしても幅広く活躍されています。佐々木亮氏は2008年からの首席奏者で、ヴィオラセクションのサウンドをリードする要となる存在です。宮坂拡志氏は小澤征爾・ロストロポーヴィッチ・堤剛など、各巨匠からの薫陶を受けたベテランです。プログラムはドビュッシー、弦楽四重奏曲ト短調 Op.10とラヴェル、弦楽四重奏曲ヘ長調。フランスの風が吹くような、薫り高き作品に、ストラヴィンスキーやウェーベルンの個性溢れる作品を組み合わせてお届けします。演奏に寄せてヴァイオリニストの郷古廉氏よりメッセージをいただきましたので紹介します。(渋谷美竹サロン)
このコンサートシリーズに出演できることを大変嬉しく思います。普段はオーケストラという巨大な生き物を支え合っている同僚が、音楽の「原子」とも言える弦楽四重奏で顔を合わせるということは、非常にエキサイティングなことだと思います。どのような演奏になるのか、今から楽しみで仕方ありません!(郷古 廉)
プロフィール
郷古 廉(GOKO Sunao)Violin
1993年、宮城県多賀城市生まれ。これまでに、勅使河原真実、ゲルハルト・ボッセ、辰巳明子、パヴェル・ヴェルニコフらに師事。国内外の音楽祭でジャン=ジャック・カントロフ、アナ・チュマチェンコらのマスタークラスを受ける。2004年第58回全日本学生音楽コンクール全国大会第1位。06年第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位。13年ティボール・ヴァルガ・シオン国際ヴァイオリン・コンクール優勝、併せて聴衆賞・現代曲賞を受賞。22年4月、NHK交響楽団ゲスト・アシスタント・コンサートマスターに就任。
横島 礼理(YOKOSHIMA Masamichi)Violin
1991年生まれ、東京都出身。5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校(共学)、桐朋学園大学を卒業。第62回全日本学生音楽コンク-ル東京大会、全国大会1位。併せて兎束賞・東儀賞・日本放送協会賞を受賞。
これまでに堀正文、久保良治、飯田芳江、草野玲子の各氏に師事。
N響アカデミーを経て、現在NHK交響楽団ヴァイオリン奏者。
佐々木 亮(SASAKI Ryo)Viola
東京芸術大学附属音楽高校を経て東京芸術大学卒業。在学中、安宅賞受賞。芸大オーケストラと共演。現音室内楽コンクール第一位、「朝日現音賞」受賞。東京国際室内楽コンクール(民音)第二位、「ルフトハンザ賞」受賞。
1992年秋よりニューヨーク・ジュリアード音楽院入学。在米リンカーンセンターでリサイタルの他ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加。
2003年に帰国。2004年NHK 交響楽団入団。2008年より首席奏者。 桐朋学園大学、東京芸術大学、東京音楽大学、洗足学園音楽大学にて後進の指導にも当たっ ている。
宮坂 拡志(MIYASAKA Hiroshi)Cello
東京生まれ。4歳半よりチェロを始める。
桐朋女子高等学校(共学)音楽科を経て桐朋学園大学を卒業。その後N響アカデミー(1期生)を経て2007年にNHK交響楽団入団。
これまでにプロジェクトQ、小澤征爾音楽塾オペラプロジェクト、小澤征爾・ロストロポーヴィッチの各氏によるコンサートキャラバン、宮崎国際音楽祭、軽井沢国際音楽祭等に出演。
2010年アフィニス文化財団の海外研修員として国立ミュンヘン音楽大学へ留学。
今までにチェロを木越洋、堤剛、ウェン=シン・ヤンの各氏に師事。室内楽を故ゴールドベルク山根美代子に師事。