【公演中止のお知らせ】
出演予定の村尾隆人氏の体調不良により、開催を中止する運びとなりました。
本公演を楽しみにされていたお客様には、多大なるご心配、ご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申しあげます。
詳しくは
こちらをご確認くださいませ。
N響の新進気鋭若手ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストが紡ぐ
超絶技巧の傑作と、至高の名曲特集!
N響の歴史は何といっても日本での本格的なクラシック音楽に対する欲求、特に本格的なオーケストラ演奏への渇望を満たしてきたといってもよいだろう。
日本のオーケストラファンは、ベルリンフィルやウィーンフィルなど、海外著名オーケストラの演奏に感動し、それに決して引けを取らない高水準のN響の演奏に癒されてきた。N響の歴史には数多くの伝説の名演奏がある。その質と量でも世界の一流オーケストラに引けを取ることはない。
そんなN響の室内楽シリーズが渋谷美竹サロンで開幕することになった。
その第1回から本格的なプログラムが披露され、ほとんど演奏される機会のないフーガの技法全曲版が演奏された。立体的で厚みのある音響、1時間以上にも及ぶ演奏時間にもかかわらず、一瞬の緩みもなく展開される構成力、作品作り等々に、N響のポテンシャルの高さ、凄みに圧倒され続けてしまった。
今回の第5回では、N響の新進気鋭の若手ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストの後藤 康氏と村尾 隆人氏が登場する。ピアニストは守永 由香氏、こちらも若手の実力派だ。
プログラムはサラサーテの「カルメン幻想曲 Op.25」などの超絶技巧の傑作や、メンデルスゾーンの「歌の翼」に、ラフマニノフの「ヴォカリーズ」など、息を呑むような美しさに満たされた名作が全8曲も贅沢に組まれている。
N響オケのメンバーとしての顔ではなく、ソリストとしての彼らの一面に触れることで、あらたな“N響の楽しみ方”ができるのではないか。
NHKホールの改修工事も完了し、今秋より渋谷に戻ってきているN響。美竹サロンの位置する渋谷駅東口エリアも100年に一度という大規模な再開発が行われることになり、それを機に「美竹清花さろん」から「渋谷美竹サロン」と改称することになった。世界から注目されているエリアとなる“渋谷”だが、今後、クラシック音楽でも活気が集まりそうだ。
(渋谷美竹サロン)
プロフィール
後藤 康(GOTO Ko)Violin
桐朋学園大学卒業。
第63回全日本学生音楽コンクール中学校の部北九州大会第1位。第66、68回全日本学生音楽コンクール高校の部北九州大会第1位。第68回同コンクール高校の部全国大会横浜市民賞。第14回ヴィエニアフスキ・リピンスキ国際ヴァイオリンコンクール第3位。第3回ガダニーニコンクール第3位。第13回別府アルゲリッチ音楽祭、第20回記念別府アルゲリッチ音楽祭に出演。これまでに、篠崎永育氏、川瀬麻由美氏、辰巳明子氏に師事。NHK交響楽団団員。
村尾 隆人(MURAO Ryuto)Violin
第63回全日本学生音楽コンクール東京大会奨励賞、全国大会入選。第24回日本クラシック音楽コンクール全国大会高校の部第5位。クールシュヴェール国際音楽アカデミーinかさまや、ミュージック・アカデミーinみやざき、小澤国際室内楽アカデミーに参加し研鑽を積む。文化庁委託事業新進演奏家育成プロジェクトにて仙台フィルと共演。これまでに佐藤明美氏、徳永二男氏に師事。立教大学現代心理学部卒業。N響アカデミーを修了し、NHK交響楽団第1ヴァイオリン奏者。
守永 由香(MORINAGA Yuka)Piano
第7回バルトークピアノ国際コンクール(オーストリア)最高位。第85回日本音楽コンクール入選。第67回全日本学生音楽コンクール高校の部東京大会第2位。第15回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA高校生部門アジア大会銅賞。
桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。同大学ソリスト・ディプロマコースを経て、現在グラーツ国立音楽大学に在学中。これまで、岡本美智子、ツザンナ・ニーダードルファー、杉本安子、草冬香の各氏に師事。