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【延期】佐藤彦大 ベートーヴェン3大ソナタPlus

2020年05月05日 [火]
開場16:30 開始17:00
渋谷美竹サロン

出演

プログラム

L.v.ベートーヴェン:

ピアノ・ソナタ 第14番「月光」 嬰ハ短調 Op.27-2
ピアノ・ソナタ 第17番「テンペスト」 ニ短調 Op.31-2
ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 ハ短調 Op.13
ピアノ・ソナタ 第23番「熱情」 ヘ短調 Op.57

※プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。

チケット情報

本公演は延期となりました。
詳しくはこちらをご確認くださいませ。

なお、代替公演は来年2020年8月2日(日)15:00開演 美竹清花さろんにて決定いたしました。
代替公演詳細ページはこちら
延期の日程(8月2日)にてご来場が可能なお客様におかれましては、現在いただいているご予約をそのまま有効とさせていただきます。
ご来場できないお客様は、お手数ですが下記までご連絡いただけますと幸いです。


メール:info@mitakesayaka.com
お電話:070-2168-8484

当サロンではWebでご予約いただき、基本的には当日現地払いのノンチケット制を実施しているため、チケットの払い戻しはございません。
万が一、別の方法でご購入されたチケットをお持ちの方がいらっしゃいましたら、払い戻しをさせていただきますのでお申し付けくださいませ。
現在お持ちのチケットは、払い戻しの際に必要となりますので、必ずお手元にお持ちください。

※限定65席
当日、現地払いでお願いいたします。
4,000円(一般・全席自由席)
3,500円(会員・指定席あり)
2,000円(学生・全席自由席)
※会員のご紹介はこちら

★8Fラウンジにてウェルカムドリンクとお茶菓子をご用意しております。

お問い合わせ先

主催美竹清花さろん/株式会社ILA
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com
ベートーヴェン生誕250年に贈る3大ソナタ、そして「テンペスト」。
苦悶、希望、幻想、現実—
"運命の動機"に共存し、せめぎ合う激情。


ベートーヴェンのピアノ・ソナタは勉強すればする程、演奏における無限の可能性を実感しています。毎日を過ごす中で、知らず知らずのうちに僕自身も変化していることにより、新たな発見が出来るのだろうなと考えています。
 今回お陰様で「Beethoven3大ソナタPlus」は第3回目を迎え、第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」に第17番「テンペスト」を加えた「4大ソナタ」としてプログラムを構築することとなりました。僕はいつもプログラム構成には拘っています。まず前半に「月光」と「テンペスト」を配置しました。ベートーヴェンの数あるソナタの中でも独特の音色や雰囲気が求められる作品です。「月光」は嬰ハ短調で、その主和音で締め括られますが、「テンペスト」はニ短調であるものの、属和音の第3音である嬰ハ音から静かに開始されます。この共通音が両作品を結びつける大きな役割を果たしていると言えるでしょう。休憩を挟んで後半には「悲愴」と「熱情」を配置。この両作品にも同じことが言えます。つまりハ音で終わり、ハ音で始まる、ということです。また、前半と後半で幻想と現実の対比は持たせていますが、音楽的な繋がりは意識しておりません。ただし、「運命の動機」というキーワードは4作品に共通します。オーソドックスに番号順で並べることも検討しましたが、この方が絶対に面白いと確信しています。仕掛けについては説明しましたが、これが実演ではどうなるのか、百聞は一見に如かず(この場合、百読は一聴に如かずの方が適切……?)。
是非お越し頂けましたら幸いです。
(佐藤 彦大)


佐藤彦大は毎回のように私たちを興奮させ、驚かせる。
沈黙の空間から音をつかみ取り、一瞬一瞬の空気を感じながら、新たな命を吹き込んでいく。
これまで慣れ親しんできた作品からかつて味わったことのない魅力をリアルタイムに引き出し、新たな作品として創造していく。
聴衆は佐藤彦大のこの驚くべき作業を目の当たりにし、引き込まれ、協働の創造者となってしまう。
佐藤彦大の熱烈なファンは、「彼の演奏には中毒性がある」という。
毎回、あたかも “今ここ”で作品が産み出されているような“衝撃的な鮮烈さ”――それが佐藤彦大の真骨頂だからだ。
再演を望む熱心なファンの求めによって始まった「ベートーヴェン3大ソナタPlus」は、今年で晴れて3回目を迎えるが、演奏のたびに私たちに新鮮な発見を与えてくれる佐藤彦大だからこそ、恒例の企画となったのである。
こだわり抜いた柔らかなタッチ、色彩豊かに輝く芯のある音色、全身に伝わってくる響き――文句なしの最上の一級品だ。
ベートーヴェン生誕250年に贈る三大ソナタとテンペスト――佐藤彦大だからこそ味わえるベートーヴェンがここにある。
途切れることのない集中、息を呑み押し殺した呼吸、終盤に向かって高鳴る鼓動、最後の一音で弾けるあの瞬間を、一人でも多くの人と共有したい。彼の言うとおり「百聞は一見に如かず」である。ぜひとも皆様ご自身の五感と六根で味わっていただきたい。
(美竹清花さろん)


プロフィール
佐藤 彦大(SATO Hiroo)Piano

盛岡市出身。東京音楽大学大学院器楽専攻鍵盤楽器研究領域(ピアノ・エクセレンス)修了、ベルリン芸術大学及びモスクワ音楽院にて研鑽を積む。2009-2012年ローム・ミュージク・ファンデーション、2013・2015年度明治安田クオリティオブライフ文化財団奨学生。
2004年第14回日独青少年交流コンサートに出演、翌年には招待演奏者としてドイツ各地での演奏会に出演。2008年第17回国際音楽祭「ヤング・プラハ」に出演。2009年広上淳一指揮/東京音楽大学シンフォニーオーケストラのヨーロッパツアー、2012年小泉和裕指揮/仙台フィルハーモニー管弦楽団の東北ニューイヤーコンサートツアーにソリストとして同行。その他、大友直人指揮/東京交響楽団、小林研一郎指揮/日本フィルハーモニー交響楽団、広上淳一指揮/京都市交響楽団、L.ヴィオッティ指揮/ビルバオ交響楽団、V.P.ペレス指揮/テネリフェ交響楽団等、国内外の主要オーケストラと共演。室内楽ではNHK交響楽団主席メンバーをはじめ久保陽子(Vl.)、二村英仁(Vl.)の各氏等と共演している。
主要なリサイタルは、2011年東京文化会館小ホール、2013年紀尾井ホール、2016年浜離宮朝日ホールにて行われ、各誌で好評を博した。また、NHK-FM「名曲リサイタル」「リサイタル・ノヴァ」に出演。 日本各地をはじめスペイン・ロシア・ドイツ・イタリア・フランス・チェコ・中国で演奏活動を行っている。
録音ではライヴ・ノーツより2012年「Hiroo Sato plays 3 Sonatas」、2017年「Hiroo Sato Piano Recital」(レコード芸術準特選盤)の2枚のアルバムをリリースしている。
現在東京音楽大学講師として後進の指導にあたっている。ミリオンコンサート協会所属アーティスト。

【受賞歴】
2004年第58回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第1位、併せて野村賞・都築音楽賞受賞
2006年第1回野島稔・よこすかピアノコンクール第1位
2007年第76回日本音楽コンクール第1位 、併せて野村賞・井口賞・河合賞を受賞
2010年第4回仙台国際音楽コンクール第3位
2011年第5回サン・ニコラ・ディ・バーリ国際ピアノコンクール第1位、併せてF.リスト2011特別賞、批評家賞を受賞(イタリア)
2015年第21回リカルド・ビニェス国際ピアノコンクール第2位(スペイン)
2015年第36回霧島国際音楽祭賞受賞
2016年第62回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクール第1位、併せてグラナドス賞・聴衆賞を受賞(スペイン)

Twitter:https://twitter.com/hiroopiano
ブログ:http://blog.livedoor.jp/hiroopiano/