鈴木舞&川口成彦による、モーツァルト ヴァイオリンソナタ全曲演奏がついに発動!!
想像を超え、愛に満ち溢れたモーツァルトの音楽の旅へ──
モーツァルト 25歳の決心とウィーンでの新たなる旅立ち
123シリーズ・全曲プロジェクト第4弾
鈴木舞&川口成彦によるモーツァルト ヴァイオリンソナタ全曲演奏、第2回目!
鮮烈なスタートを切った第1回目では、モーツァルトの音楽の不思議な魅力を圧倒的に感ぜずにはいられませんでした。
モーツァルトの音楽は、どんな曲であっても、常に太陽のようにわたしたちを照らしてくれます。
"全曲"演奏会だからといって気を張ることはなく、聴けば聴くほど体が軽くなり、浄化されていくのがモーツァルトです。
カール・バルトという神学者は、「天国では、神様たちはモーツァルトの音楽ばかりを聴いている」といっています。
モーツァルト ヴァイオリンソナタ全曲演奏会の第2回目では、
“1781年”当時、25歳だった天才モーツァルトが生みだした傑作たちを中心に、ウィーンでの新たなる旅立ちを描きます。
どこまでも美しく、純度の高い音楽を世に生み出した天才ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)。
その奇跡ともいえるモーツァルトの音楽の秘密に、鈴木舞、川口成彦という二人の才能が挑みます!!
求道的な姿勢で音楽の本質を追究し、研ぎ澄まされた感性から生まれるインスピレーションをニコロ・アマティによって紡ぎ出す鈴木舞――。
ショパン国際ピリオド楽器コンクールで第2位を受賞し、新進気鋭の古楽器奏者として一躍、注目を浴びている川口成彦――。
今、奇跡とも言える二人の奏者のコラボレーションに、ときめきが止まりません。
モーツァルトが駆け抜けた35年という短い生涯にも、たびたび、立ち止まり、振り返ることがあったろう。
そして、さらに駆け抜けていく、それがモーツァルトの生涯でした。
モーツァルトの魂の“真昼の真っ只中”に書き遺された楽譜や言葉は、時代を超え、
現代に生きる私たちの生命・生活・生涯のさまざまな場面で、真実を垣間見せてくれています。
さあ、計り知れない慈愛に満ち溢れたモーツァルトの音楽の深みとかぎりない広がりに、共に旅立ちましょう。
(美竹清花さろん)
プロフィール
鈴木 舞(SUZUKI Mai)Violin
東京藝術大学附属高校、同大学を卒業し、ローザンヌ、ザルツブルグ、ミュンヘンでディプロマ、国家演奏家資格を取得。在学中より国内外でリサイタルやコンサートに出演し、これまでに小林研一郎、円光寺雅彦、飯森範親、ニコラス・ミルトン、ヨルマ・パヌラ、イヴァン・レプシッチらの指揮で、読売日響、東響、日本フィル、スイス・ローザンヌ室内管、フィンランド・クオピオ響、チェコ・モラヴィアフィル、ドイツ・ホーフ響、クロアチア放送響、ザグレブ・ゾリステン等と共演。
2007年チャイコフスキー国際コンクール(ロシア)最年少セミファイナリスト、2011年アンリ・マルトー国際コンクール(ドイツ)ファイナリスト。2013年ヴァーツラフ・フムル国際ヴァイオリンコンクール(クロアチア)で優勝、オーケストラ賞。オルフェウス室内楽コンクール(スイス)優勝。2016年スピヴァコフ国際ヴァイオリンコンクール(ロシア)第2位。2018年コープミュージックアワード室内楽コンクール(イタリア)第2位。
2012年度シャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティスト。
東京交響楽団と録音したベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲~第3楽章、マスネ:タイスの瞑想曲が日経ミュージックセレクションCD「モーニング・イン・クラシックス」に収録された。2017年にキングレコードよりデビューアルバム「Mai favorite」をリリース。2020年「ルドン、ロートレック展」(三菱一号館美術館)のオーディオガイド、並びにタイアップCDに演奏が使用された。
使用楽器は1683年製のニコロ・アマティ。
川口 成彦(KAWAGUCHI Naruhiko)Piano
1989年に岩手県盛岡市で生まれ、横浜で育つ。第 1 回ショパン国際ピリオド楽器コンクール第2位、ブルージュ国際古楽コンクール最高位、第1回ローマ・フォルテピアノ国際コンクール優勝。フィレンツェ五月音楽祭や「ショパンと彼のヨーロッパ」音楽祭(ワルシャワ)をはじめ欧州の音楽祭にも出演を重ねる。協奏曲では18世紀オーケストラ、 {oh!} Orkiestra Historyczna などと共演。2018年にはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団のメンバーと共に室内楽形式によるピアノ協奏曲のリサイタルをオランダにて開催した。またモダンピアノでは2016年にアメリカにて世界的オーボエ奏者ニコラス・ダニエルと共にプーランクの『オーボエ、バソンとピアノのための三重奏曲』の最終稿の世界初演を行っている。東京藝術大学/アムステルダム音楽院の古楽科修士課程修了。フォルテピアノを小倉貴久子、リチャード・エガーの各氏に師事。欧州のレーベルからリリースされたCDに加え、2018年には自主レーベル MUSIS を立ち上げ、第一弾としてバルトークの『2 台のピアノと打楽器のためのソナタ』をアナログレコードでリリースする。またスペイン音楽をこよなく愛し、2019 年にCD『ゴヤの生きたスペインより』を発表する(レコード芸術/朝日新聞特選盤)。2020年にはACOUSTIC REVIVEより『ショパン 夜想曲&小品集』を発表。第46回日本ショパン協会賞受賞。