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吉見友貴ピアノリサイタル

2022年08月14日 [日]
開場14:30 開始15:00
渋谷美竹サロン

出演

プログラム

スティーブン・ハフ:ファンファーレ・トッカータ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110

J.S.バッハ:パルティータ 第5番 ト長調 BWV829
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35

*プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。

チケット情報

当日、現地払いでお願いいたします。

4,500円(一般・全席自由席)
4,000円(会員・指定席あり)
2,500円(学生・全席自由席)

※会員のご紹介はこちら

お問い合わせ先

主催美竹清花さろん/株式会社ILA
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com
音楽も人間も魅力的な「吉見友貴の“ドイツ3大B”」

「吉見友貴の“ドイツ3大B”」といったら、どのような印象を受けるだろうか。
日コンやエリザベート、ヴァン・クライバーンなど著名なコンクールで話題となってきた吉見友貴といえば、
日本人には珍しく、演奏するたびにスケールが大きくなり、自由に伸び伸びと解放された演奏を聴かせてくれている。
その演目には、リストロ短調ソナタ、プロコフィエフのソナタや協奏曲、ラヴェル ラ・ヴァルス、などが並んでいる。
“ドイツ3大B”と彼の得意とするレパートリーとは、やや離れていると感じる人もいるかもしれない。
迫力、リズム感、スケール感、イマジネーション、それぞれ吉見友貴の独自性が溢れている。

“Z世代”と称される2000年生まれの吉見友貴は、世界で最も自由・平等の国、米国で研鑽の日々を積んでいる。
彼の眼・ハート・頭脳・全身には、現在の世界、アメリカがどのように取り込まれ、反映されているのだろう。

実は、彼が初めてサロンを訪れた時に演奏したのは、モーツァルトの23番やベートーヴェンのソナタ(熱情)等々であった。

まろやかで温かみのある美しさ、豊かな抒情、ドイツの巨匠ブレンデルが想起されるような薫りが感じられた。
ストイックな修練を重ねる姿勢も印象的だった。

吉見友貴の原点としては、やはりバッハから始まるベートヴェン、ブラームスは外せない。

深淵なベートーヴェンの後期ピアノソナタである31番(Op.110)、
技巧と形式美が光るブラームスのパガニーニの主題による変奏曲 イ短調(Op.35)、
バッハのパルティータ 第5番 ト長調(BWV829)からは洗練された美学と舞曲の様式が感じられるだろう。
この“ドイツ3大B”に加え、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールの課題曲でもあったスティーブン・ハフのファンファーレ・トッカータが加えられ、粋な計らいを示している。
このプログラムからは、きっと吉見友貴の原点、そして現在、本質の一端を垣間見ることができるだろう。

スティーブン・ハフ:ファンファーレ・トッカータ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 Op.110 変イ長調
バッハ:パルティータ 第5番 BWV 829 ト長調
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 イ短調

(美竹清花さろん)


プロフィール
吉見 友貴(YOSHIMI Yuki)Piano

2000年生まれ。高校2年在学中、第86回日本音楽コンクールで最年少優勝を果たす。2021年エリザベート王妃国際音楽コンクールセミファイナリスト。4th Manhattan International Music CompetitionにてSilver Medalを受賞。2015年アリオン桐朋音楽賞受賞。
浜離宮朝日ホールやトッパンホールでリサイタルを開催する他、2019年にはCHANEL Pygmalion Days Artistに選出され、CHANEL NEXUS HALLにて全6回のリサイタルを行った。そして2020年12月には、日本フィルハーモニー交響楽団定期演奏会にてミシェル・ダルベルト氏の代役を務め、好評を博した。
これまでに東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、ワロニー王立室内管弦楽団等と共演。NHK-FM「リサイタル・ノヴァ」、TBSラジオ「High school a GOGO!!」、Tokyo FM「ホンダスマイルミッション」等ラジオ出演も多数。
室内楽にも積極的に取り組み、CHANEL Pygmalion Days室内楽シリーズや、Music Dialogueに出演。そして、ニューヨーク・フィルハーモニックやフィルハーモニア管弦楽団など国内外主要オーケストラのメンバーで構成された、ヴェリタス弦楽四重奏団と共演している。
現在、ニューイングランド音楽院に奨学生として在学中。アレクサンダー・コルサンティア、上野久子、伊藤恵の各氏に師事。2019年度、2020年度ローム・ミュージック・ファンデーション奨学生。2020年度江崎スカラシップ奨学生。第51回江副記念リクルート財団奨学生。