野島恵美ピアノリサイタル
この度、2年ぶりとなるリサイタルを開催させていただく運びとなりました。
今回のテーマは「仲間」。
温かな友情で結ばれていたシューマンとメンデルスゾーン、共に新しい芸術を切り拓く同士であり親戚でもあったリストとワーグナー、大変人気のある音楽家で演奏仲間だったクライスラーとラフマニノフ、そんな彼らの温かく、時に火花が散る人間関係に想いを馳せつつ、トーク&演奏をお楽しみいただきます。
スペシャルゲストには、私の音楽仲間である、ヴァイオリンの大腰泰成さん、チェロの菊川真さんをお迎えし、ピアノトリオの中で屈指の人気を誇るメンデルスゾーンのピアノトリオ第1番を演奏します。
土曜日の渋谷、ランチ前、あるいはランチ後のひと時に、本格的なクラシック音楽はいかがでしょうか?
足をお運びいただけたら嬉しいです。ご予約をお待ちしております。
プロフィール
野島 恵美(ピアノ)
三重県四日市市出身。桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業、同大学研究科修了。同大学卒業演奏会及び読売中部新人演奏会に出演。三重県器楽コンクール第1位、全日本学生音楽コンクール入賞他受賞歴多数。これまでに、桐朋アカデミーオーケストラ(秋山和慶指揮)、セントラル愛知交響楽団(小松長生指揮)と共演、室内楽でポーランド国立放送交響楽団メンバーと共演。2010年めぐろアートウィークに東京目黒で活躍する若手音楽家として出演したほか、文化庁芸術団体人材育成支援事業「日本演奏連盟 演連コンサート2011オーディション」に合格。「演連コンサート野島恵美ピアノリサイタル」を開催し、「技術の確かさが丁寧な音楽造りに結びついている印象である。楽しみな逸材である。」(音楽の友2011年4月号)、「演奏は果たして充実したものだった。彼女は素晴らしいテクニックと適度な感情移入の持ち主で、それらを高い安定感によって統一しながら演奏を形作っていた。」(ムジカノーヴァ2011年5月号)と高い評価を得た。2018年にスタートしたピアニスト藤本江利子氏との企画「ふたりのフランツ」は、リストとシューベルトに焦点を当てるという企画の面白さと、充実した演奏やトークが好評をよんでいる。現在、東京、愛知、三重を中心に演奏活動を行う。2016年MBA及び中小企業診断士資格を取得し、社会における音楽家の活躍フィールドを広げるべく、音楽家をビジネス面から支援する取組「音楽家のしごと塾」(https://www.ongakuka.jp/)を主宰。これまでに定行和子、佐野翠、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、松岡貞子、干野宜大各氏に師事。Fierté 専属アーティスト。
スペシャルゲスト 大腰 泰成(バイオリン)
2000年秋田市生まれ。3歳よりヴァイオリンを始め、桐朋女子高等学校音楽科(共学)を経て現在桐朋学園大学大学院音楽研究科修士課程2年在学中(2023年9月現在)。これまでヴァイオリンを安部慶子、北嶋奏子、松野弘明、徳永二男の各氏に、室内楽を池田菊衛、景山誠治、水谷晃、山口裕之、鈴木康浩、菊地知也、毛利伯郎、山崎伸子、練木繁夫、神田寛明、小池郁江の各氏に師事。第22回日本演奏家コンクール弦楽器部門大学生の部3位及び協会賞、第5回K 弦楽器コンクール第2位、第38回かながわ音楽コンクール本選出場、特選を受賞。学内では成績優秀者による桐朋学園大学卒業演奏会、室内楽演奏会に選出。また、調布国際音楽祭 2019、音楽フェス『音楽堂夏 FES.2021 おんなつ』、第43・44回霧島国際音楽祭に出演。
スペシャルゲスト 菊川 真(チェロ)
3歳よりヴァイオリンを始め、7歳でチェロに転向。明治大学法学部法律学科卒業。在学中、J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲演奏会を同大学で開催し、法学部学部長表彰を受賞。桐朋学園大学カレッジ・ディプロマ修了。同大学室内楽演奏会にピアノトリオで選抜。調布音楽祭、ル・ポン国際音楽祭2018赤穂・姫路等に参加。日本クラシック音楽コンクール弦楽部門全国大会第5位。第40回霧島国際音楽祭賞受賞。これまでにチェロを邢広京、菅野博文、堤剛の各氏に師事。室内楽を三輪郁、長谷川陽子、松谷園子、練木繁夫、池田菊衛、藤原浜雄、堤剛の各氏に師事。弓は匿名のコレクターよりP.Simon(1808-1881)を特別に貸与されている。
主催:音楽企画ふたりのフランツ
後援:桐朋学園音楽部門同窓会、関西桐朋会