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本格派ピアニストが紡ぐ 至高の名曲特集 佐藤彦大

2024年08月03日 [土]
開場14:30 開始15:00
渋谷美竹サロン

出演

プログラム

シベリウス:もみの木
バルトーク:6つのルーマニア民族舞曲
グラナドス:アンダルーサ
ベートーヴェン:エリーゼのために
バッハ=ペトリ:羊は安らかに草を食み
モーツァルト=リスト:アヴェ・ヴェルム・コルプス
ラヴェル:水の戯れ
ショパン:雨だれの前奏曲
リスト:ハンガリー狂詩曲第12番
ムソルグスキー:展覧会の絵

チケット情報

当日、現地払いでお願いいたします。

4,500円(一般・全席自由席)
4,000円(会員・指定席あり)
2,000円(学生・全席自由席)

未就学児童の入場可能
※未就学児童は保護者1名につき1名まで膝上無料

※会員のご紹介はこちら

★8Fラウンジにてウェルカムドリンクとお茶菓子をご用意しております。

お問い合わせ先

主催渋谷美竹サロン
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com

豪華絢爛!癒しと安らぎ、至宝の名曲の花束!
鍵盤の魔術師=佐藤彦大の音のパレットで彩る


佐藤彦大といえば、魔術のような音色の多彩さがまず思い浮かぶ。
これまで、自家薬籠のものとしているシューベルトからシューマン、ベートーヴェン、バッハのゴルトベルク変奏曲に至るまで、数々の"彦大マジック"を目の当たりにしてきた。

佐藤氏はリハーサルに時間をかけ、ピアノ一台一台の特性を見抜き、ピアノ一台一台と仲良くなってしまう。
さらに、会場それぞれが持つ固有な響きと、据えられているピアノの本来のポテンシャルを掛け算し、それを最大限に引き出せるように緻密な計算もしているようだ。

近年、コンクール・ラッシュということもあり、ピアニストたちはテクニックだけでなく全般的に高度な水準に達しているようだ。
超絶技巧で聴衆を圧巻するピアニスト、美しいフレージングで歌心が豊かなピアニスト、思いきり響かせて聴衆を魅了するピアニスト、その特長はさまざまだ。
そんななか、音色を多彩に操ることができるピアニストは案外少ないような印象だ。
いたとしても、最高峰の限られた一握りのピアニストのみである。
3色のみをうまく使い、他の要素でカバーする人。7色の音色をグラデーションのように試みる人…さまざまである。

では、佐藤彦大の場合はどうだろう?
何色の音のパレットを備えているのかは計り知れない、とにかく多彩なのだ。手の運びを見ると、タッチの種類が実に豊富なことがわかる。

名曲と謳う類の公演はたびたび目にするが、正直なところ、集客以外の目的を持って取り組んでいる公演は案外少ない。
しかし、名曲には名曲たる理由があるはずだ。普遍的な魅力を放っているのは、分かりやすいという側面のみではないはずだ。

これまでの美竹サロンは、どちらかといえば、演奏家自身が本気で取り組んでみたい、芸術として掘り下げてみたい稀少な曲やニッチな作品を扱うことが少なくなかった。
しかし今回はそうしたアプローチとは異なり、正々堂々と名曲中の名曲に真っ正面から取り組んでみようという挑戦的な試みである。
誰もが知っている名曲ばかりを並べるということ、しかもクラシック初心者を対象とした娯楽的な要素など皆無の耳の肥えた本格的な聴衆の前でそれを試みるということは、実はピアニストにとっては大変な緊張を強いられるものであろう。余程の自信がなければ臨むことはできないだろう。

こうした期待からか、前回の名曲特集では立ち見が発生しそうになるほどの過去最多の来場者数となり、定員をはるかにオーバーした演奏会となってしまった。夏休みということも相まって、まさに熱狂的な音楽の時間となった。

さらに、一括りに名曲といっても、バッハをはじめ、技術と表現力を必要とするムソルグスキー「展覧会の絵」やリスト「ハンガリー狂詩曲第12番」、ラヴェル「水の戯れ」など、実にさまざまな作品と時代を巡るプログラムである。

こうしたプログラムであるからこそ、ピアノの魔術師=佐藤彦大の独壇場となるのではないか。
軽く聞き流すことの多いこうした名曲の中に、未知の新たな発見があるのではないか。
クラシック音楽への憧れをつくってくれたこうした作品たちに、先入観なくオープンマインドで向かい合うことができる貴重な機会になるだろう。
しかも、佐藤彦大の見事な音のパレットからどのように紡ぎ出されるのかを直に体験できる稀少なチャンスとなるだろう。

(渋谷美竹サロン)

プロフィール
佐藤 彦大(SATO Hiroo)Piano

盛岡市出身。東京音楽大学大学院(ピアノ・エクセレンス)修了、ベルリン芸術大学及びチャイコフスキー記念国立モスクワ音楽院において更なる研鑽を積む。在学中ロームミュージックファンデーション、明治安田クオリティオブライフ文化財団より奨学金を得る。2007年第76回日本音楽コンクール第1位、2010年第4回仙台国際音楽コンクール第3位、2016年第62回マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽コンクール第1位。大友直人指揮/東京交響楽団、小林研一郎指揮/日本フィルハーモニー交響楽団、広上淳一指揮/京都市交響楽団、山下一史指揮/仙台フィルハーモニー管弦楽団、L.ヴィオッティ指揮/ビルバオ交響楽団、A.サラド指揮/セビーリャ王立交響楽団等、国内外の主要オーケストラと共演。録音ではライヴ・ノーツより「Hiroo Sato plays 3 Sonatas」「Hiroo Sato Piano Recital」、ベルウッド・レコードより「Japonisme菅井知延子作品集」をリリース。また、2020年には「佐藤彦大アンコールピース集」を自主制作した。現在、東京音楽大学専任講師、桐朋学園大学非常勤講師。ミリオンコンサート協会所属アーティスト。
https://www.hiroosato-hikodai.com

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