青木 美樹(Miki Aoki)Piano
インディアナ大学、イェール大学大学院卒業後、ハンブルク音楽大学国家演奏家コースを首席で卒業。2022年にはニューヨーク州立大学ストーニーブルック校にて博士号を取得。
英・パーセル音楽院在学中の12歳でロンドン・フェスティバルホールにてナショナル・フィルハーモニー・オーケストラと共演、デビュー。G.シェベック、練木玲子、B.ベルマン、E.コロリオフ、G.ケイリッシュに師事。イタリア・イブラ国際コンクール入賞、同時にドビュッシー特別賞を受賞するなど、多数のコンクールに優勝または入賞。これまでにヨーロッパ各地、日本、アメリカ、カナダ、ロシア、東南アジア、南アフリカ共和国などで演奏会を行う。
英、独、米のオーケストラや室内楽団との共演も多数。2016年にはエンリケ・バティス指揮でメキシコ国立交響楽団と共演。北ドイツ放送、ベルリン・ ブランデンブルグ放送、スイス・ロマンドラジオを始め世界各国の数々の番組に出演。室内楽奏者としても高く評価され、世界の一流演奏家が指導者として集まるクロンベルク・アカデミー(独)では2009年から伴奏を担当。ハノーファー国際バイオリンコンクール(2021年)、東京国際ビオラコンクール(2022年/2025年)公式伴奏者。近年にはマンハッタンスクール(ニューヨーク)、ルーズベルト大学(シカゴ)、インドネシア国際ピアノコンクール財団にて公開レッスンを開催するなど自らの演奏活動のほか後進の指導にあたる。
2011年、ドイツの名門クラシックレコード会社プロフィール・ヘンスラーと契約。デビューCD「コダーイのピアノ曲集」はピアノニュースマガジン、BBCミュージックマガジンでも高く評価された。2016年には3枚目のCD、プーランクを中心とした1920年代のパリの作曲家の作品を集めたアルバム「メランコリー(Melancholie)」をヨーロッパと日本で同時発売、「レコード芸術」、「CDジャーナル」など国内やヨーロッパの音楽誌で大きく取り上げられた。4枚目のCD『東京物語』は小津安二郎映画音楽など斉藤高順作曲のピアノ原曲をキングレコードスタジオで録音、2018年10月には日本で発売。
オーストリア国立グラーツ音楽大学上席講師を経て、ニューヨークを拠点に活動。ローレンス大学、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校にてピアノ科の指導、ジュリアード音楽院公式伴奏者を経て現在、アリゾナ州立大学音楽学部准教授。