マエストロ・シリーズ、ついに開幕!
第一弾は、90年ロン=ティボー国際コンクールで日本人で初優勝を制した小林美恵と、
昨年19年ピアノ部門で第2位を飾った務川慧悟の夢のデュオが実現──
巨匠から若手へ"音楽のバトン"を──
当サロンでは若手を中心としたコンサートを開催してきました。
ですが、そもそもクラシック音楽とは約300年も前からバッハからモーツァルトへ、そしてベートーヴェンからショパンへと、その尊い文化を繋ぎ今日まで伝えられて来ました。
そしてそのスタイルは今も変わらず、誰かがその"音楽のバトン"を受け取り、次の時代へと繋げて行くものです。
本シリーズは、伝統を次世代に継ぐ円熟したマエストロから今まさに躍進を遂げるクラシック界期待のホープへと、どんな音楽のバトンが渡されるのか、共演によって生まれる一期一会の奇跡をより多くの皆様と体験できればとの思いで、この夏スタートいたします!
記念すべき第一弾はヴァイオリニスト小林美恵×ピアニスト務川慧悟のコラボ。
小林美恵氏はロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人初の優勝をおさめ、NHK 交響楽団をはじめ国内外の数多くのオーケストラにソリストとして共演。室内楽も精力的に取り組まれており、今もなお活躍目覚ましいまさしく、日本を代表するマエストロのお一人です。
ヴァイオリンの温かくふくよかな音色と、今までに体験したこともないような美しいビブラートには特筆すべきもがあり、まさに天から舞い降りてきたような優雅さとも言えるでしょう。
そんなマエストロのヴァイオリンに大変なインスパイアーを受けたと話すピアニスト務川慧悟氏。
深みのある音と楽曲分析などで、若手注目のピアニストの一人で、彼の鋭い着眼や独自の思想に共感するファンも多くいらっしゃいます。
今回はロン=ティボー国際コンクールを制した奇跡のコラボに、得も言われぬ感動を感じさせてくれることでしょう。
(美竹清花さろん)
本公演は、事前支払いをしていただくことにより人と人との接触を極力減らすよう工夫して開催する運びとなりました。
また、現在本公演に多数のキャンセル待ちをいただいていたことから、
ソワレ(19:00開演)追加開催が決定いたしました!!
詳細はこちらのニュースページをご確認ください。
「7/23 小林美恵&務川慧悟デュオリサイタル」開催のお知らせ
プロフィール
小林 美恵(KOBAYASHI Mie)Violin
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、同大学を首席で卒業。在学中に安宅賞、福島賞を受賞。
1983年第52回日本音楽コンクール第2位。1984年海外派遣コンクール河合賞受賞。1988年にはシュポア国際ヴァイオリン・コンクール第2位、あわせてソナタ賞を受賞。1990年、ロン=ティボー国際コンクールヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。以来、国内外で本格的な活動を開始する。
これまでに、NHK交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢等の国内の主要オーケストラ、ハンガリー国立交響楽団、プラハ交響楽団のソリストとして、充実した演奏を高く評価される。また、静岡のAOI・レジデンス・クヮルテットのメンバーをはじめ、数多くの共演者と室内楽の分野においても精力的に活動を広げている。
CDは、「プレイズ・クライスラー」、パスカル・ロジェとのデュオ「フォーレ作品集」「ラヴェル&エネスコ ヴァイオリン・ソナタ集」、ツィゴイネルワイゼンなどを収録した「ヴァイオリン名曲集」などに加え、2018年には「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ(全曲)」がリリースされた。
2018年2月からは、Hakuju Hallにてリサイタル新シリーズ「小林美恵 華麗なるヴァイオリンの伝説」(全6回)を開始した。今後も日本を代表するヴァイオリニストとして、リサイタル、室内楽、オーケストラとの共演など全国各地で公演が予定されている。現在、昭和音楽大学客員教授。
小林美恵オフィシャル・ホームページ
http://miekobayashi.com/
務川 慧悟(MUKAWA Keigo)Piano
1993年生まれ。2019年のロン・ティボー・クレスパン国際音楽コンクールにて第2位を受賞。コンクール史上初、日本人が1位、2位を独占し大きな注目を集める。
2012年第81回日本音楽コンクール第1位。2015年エピナル国際ピアノコンクール(フランス)第2位。コープ・ミュージック・アワード国際コンクール(イタリア)ピアノ部門第1位。2018年第10回浜松国際ピアノコンクール第5位。
これまでに、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、フランスにてロレーヌ国立管弦楽団、フランス国立管弦楽団等と共演。
2017年にはシャネル・ピグマリオン・デイズのアーティストに選出され「ラヴェルピアノ作品全曲演奏」をテーマに6回のリサイタルを開催。日本、ヨーロッパを拠点に幅広く演奏活動を行うと共に、留学記、エッセイの執筆など、多方面で活動している。
パリ国立高等音楽院ピアノ科第1課程・第2課程、室内楽科を修了し、現在、ピアノ科第3課程、フォルテピアノ科の両科に在籍。フランク・ブラレイ、上田晴子、パトリック・コーエンの各氏に師事。
オフィシャル・ホームページ:
keigomukawa.com