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【第九日】五十嵐薫子サロンコンサート-Piano-

2017年09月30日 [土]
開始15:00
渋谷美竹サロン

出演

お問い合わせ先

主催美竹清花さろん/株式会社ILA
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com
ショパンのエチュードOp.10を全曲演奏

五十嵐薫子さんの登場は、7月ぶりで2回目です。美竹清花さろんのプレオープンの記念コンサートが、黒岩航紀さんとの2台ピアノでの演奏会でした。プレオープンとして2月20日、杉並公会堂で演奏された2台ピアノによるラフマニノフの2番ーー圧倒的なすばらしい演奏でした。そして、今年7月15日の当サロンでのこけら落とし【第三夜】。このときはシューベルトの爽やかな即興曲からはじまり、シューマン=リストの献呈をサロンのオープン祝いにと、プレゼントしてくださいました。彼女の瑞々しい音の表情と、細やかなお心遣い、優しさに、会場が温かい空気に満ち溢れました。
そして、今回のプログラムの注目はなんと言っても、ショパンのエチュードOp.10全曲の演奏です!全12曲からなるショパンのエチュードOp.10は技術的にも音楽的にも一曲一曲とても難易度が高いといわれていて、普通は一曲のみ取り上げて演奏されることが多いのです。
しかし、今回は12曲1つの組曲であるというようなショパンの遺志を受け継ぐようなかたちで全曲演奏する選択を彼女はしました。
これは並大抵のピアニストができることではありません。

普段はおっとり柔らかい雰囲氣を持つ彼女ですが、ピアノを演奏すればその溢れんばかりの情熱がその音の瑞々しさに映し出されます。そのことが今回のこの挑戦的なプログラムが証明しています。
彼女の指の動きはとても滑らかで、どんなに難しい曲の音譜の塊でも、まるで手慣れた料理人が得意な食材をさばくかのように、易々と音を紡ぎ出すのです。彼女はまだ23歳の学生ですが、この先、そうした指の動きに円熟した音楽性が充満していったとき、いったいどんな演奏を私たちの前に披露してくださるのでしょう…本当に楽しみです。それともう一点、彼女の笑顔、存在そのものが醸し出している華、これも特筆に値します。彼女ほど華のあるピアニストは滅多にいません。

(美竹清花さろん主催・見澤沙弥香)


プロフィール
五十嵐薫子

歳より桐朋学園子供のための音楽教室にてピアノを習う。
2003年 第23回ピティナピアノコンペティションB級全国大会金賞
2010~11年ショパンコンクールインAsia高校生部門アジア大会銀賞
2014年ピティナピアノコンペティション特級銅賞
2015年桐朋コンチェルトコンペティション第1位。
明治クオリティオブライフ奨学生、桐朋学園特別奨学生。
第84回日本音楽コンクール第3位、あわせて三宅賞を受賞。
2017年桐朋学園大学を首席で卒業し、桃華楽堂での御前演奏会に出演。
これまでに、今泉紀子、山田富士子、村上弦一郎、横山幸雄の各氏に師事。
現在、桐朋学園仙川キャンパス特待生として、桐朋学園大学大学院修士課程1年に在学中。