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9月28日19:30~ 山川寛子サロンコンサート(ピアノ 渡邊智道)

2018年09月28日 [金]
開場19:00 開始19:30
渋谷美竹サロン

出演

サックス山川 寛子

プログラム

C.ドビュッシー:サクソフォンとオーケストラの為のラプソディ
M.ラヴェル:クープランの墓
H.トマジ:サクソフォンとオーケストラの為のバラード
R.プラネル:ロマンティック組曲より


*プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。

チケット情報

※限定50席

当日、現地払いでお願いいたします。
4,000円(一般・全席自由席)
3,500円(会員・指定席あり)
2,000円(学生・全席自由席)
※会員のご紹介はこちら

★8Fラウンジにてウェルカムドリンクとお茶菓子をご用意しております。

お問い合わせ先

主催美竹清花さろん
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com
隠れた魅力── クラシックサクソフォンの秘密。

演奏に寄せて
1846年、ベルギー ディナンの管楽器製作者アドルフ・サックスによって考案されたサクソフォン。
その当時、フランス パリはショパンを始めとする多くの音楽家達を受け入れ始めていました。
1871年の普仏戦争後にはサン=サーンスやガブリエル・フォーレ等の作曲家達が集まり、フランス人によるフランス的な音楽の創作を始めていきます。ドイツを中心に発展したロマン派音楽とは異なる、フランス的な音楽、異文化を取り入れた近代的で新しい音楽を創り出そうとしたのです。
タイミング良く、サクソフォンという楽器はこの時代の流れに乗り、多くの作曲家たちの興味を惹きます。1872年にはビゼーによって『アルルの女』のオーケストラにサクソフォンパートが加わりました。その後、アドルフ・サックス本人のアプローチにより、軍楽隊などに起用され、世界的にこの楽器が使われるようになっていきます。
ドビュッシーが、サクソフォンの為の作品の依頼を受けたのは1901年。アメリカに住むサクソフォンを習っていたアマチュアの女性からでした。編成はオーケストラとソロのサクソフォン。
ドビュッシーは作曲家アンドレ・メサジェに宛てた手紙のなかで「この水のような楽器を目立たせるための、完全にふさわしく固有の[音色の]混合を見つけだそうともがいている」と述べ、大変苦戦したと言われていますが、ドビュッシーらしい美しい作品が生み出されました。
これは彼が遺した唯一のサクソフォンの為の作品で、サクソフォン奏者にとって掛け替えのないレパートリーの1つとなっています。
今年はドビュッシー没後100年。 今回はこの“アルトサクソフォンと管弦楽のためのラプソディ”を中心に プログラムを組み立てました。ラヴェルの名曲“クープランの墓”イザイの小品など、同じ時期にフランス人作曲家達によって書かれた作品を集めました。
共演は渡邊智道さん。楽曲に対する深い解釈と美しい音色を持ち合わせた素晴らしいピアニストです。彼との共演、美竹清花さろんでの皆さまとの出逢いを楽しみにしています。


プロフィール
山川 寛子(やまかわ・ひろこ)Saxophone

昭和音楽大学卒業。第10回ブルクハルト国際音楽コンクール管楽器部門にて審査員賞を受賞。第7回ルーマニア国際音楽コンクールにて奨励賞を受賞、他受賞歴多数。2012年、ルーマニア国立ラジオ局にて公開CD録音を行い、好評を博す。また、ルーマニアのペレシュ城、アルクーシュ城にて演奏会を開催し、その模様は全世界に放映された。その後も2014年11月にルーマニアとトルコでのリサイタル、2015年5月にはロマナ・アメリカン大学(ルーマニア)日本語研修センター10周年記念行事に日本からの招待アーティストとして招かれ、最終日のコンサートで弦楽カルテットとの演奏を行う。2017年1月セカンドアルバム「Classical Melodies」を発売。2018年2月にはルーマニア・ブラショフ フィルハーモニー交響楽団と2曲の協奏曲を共演し、好評を博した。
現在、ソリストとしての活動の他、室内楽、オーケストラへの客演等幅広い演奏活動を展開中。これまでにサクソフォンを大森義基、波多江史朗の各氏に、室内楽を榮村正吾、福本信太郎の各氏に師事。ジャン=イヴ・フルモー、須川展也、各氏のマスタークラスを受講。
公式HP http://hirokosax.com


渡邊 智道(わたなべ・ともみち) Piano

大分県別府市出身。
東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校卒業、東京芸術大学卒業。
大分にて、ピアノを島岡恵子、中島利恵、塩手美子、木下文葉に、音楽理論を田村陽子に師事。上京後、2016年まで植田克己に師事。
2016年日本音楽コンクール・ピアノ部門で第3位受賞を区切りとし、その後は昔の偉大な巨匠達が体現し、次世代に伝えんとしていた真の芸術としてのピアノ奏法、響の在り方の追求、復活、伝承を求めて活動。ピアノ芸術研究会講師も務める。また、各地で協奏曲客演、独奏、伴奏、室内楽で独自の活動を展開。その他作詩、作曲、文筆、脚本執筆においても活動を展開。
2018/9/9、17時より代官山教会にてNYスタインウェイ「ローズウッド」を使用したリサイタル、公開録音会を予定。 ongakutankyu@yahoo.co.jp(予約用)