【重要】
本公演では、マチネ(15:00開演)とソワレ(18:00開演)の二公演に分け、
事前支払いをしていただくことにより人と人との接触を極力減らすよう工夫して、開催する運びとなりました。
詳細はこちらのニュースページをご確認ください。
「3/22 實川風・高橋ドレミ ピアノデュオ」開催のお知らせ
2人の名手によるピアノデュオ。
ハンガリー舞曲、異例の全曲演奏会!
ピアノはオーケストラのように多くの音を同時に出すことができますが、ピアニストが二人になる1台4手は動きの上でも音楽面でも制約が生まれ、実は難しいアンサンブル形態と言われています。
實川風&高橋ドレミによるピアノデュオは、まるで20本の指を一人でコントロールしているかのような緻密さと、大胆なプログラミングが話題を呼んでおり、ピアノデュオの新次元を感じさせてくれます。
ロン=ティボー国際コンクールでの躍進から、活躍が著しい實川風さん。美竹サロンでは静けさの中から生まれる芸術というテーマで彼の類稀なる美音を堪能できる企画が話題となっています。
高橋ドレミさんは、その豊富な知見とまれにみる炯眼でピアニスト、オーケストラの鍵盤楽器奏者など、枠にとらわれない幅広い活躍を遂げています。一見、異色のコラボレーションにも思えるのですが、"シナジー効果抜群の組み合わせ"なのが、また興味深いです。
今回はオーケストラのアンコールピースでも有名なブラームスのハンガリー舞曲(全4巻21曲)をなんと全曲演奏予定です!有名曲なだけではなく全曲演奏することで、まだ見ぬ世界に出会えると彼らは語ります。
舞曲、ジプシーならではの華やかさだけではなく、ブラームスの深い情景、情動といった漂うような物憂いも感じられることでしょう。
(美竹清花さろん)
プロフィール
【實川 風・高橋ドレミ ピアノデュオ】
2人の名手によるピアノデュオが誕生。ロン・ティボー国際コンクール第3位(フランス)、カラーリョ国際コンクール第1位(イタリア)などを経てソリストとして各地で活躍中の實川風と、作曲家の故・冨田勲氏の作品初演や、世界的トランペッターのアンドレ・アンリ、オッタヴィアーノ・クリストーフォリらとの国内外での演奏活動など、マルチに活動を続ける高橋ドレミ。それぞれの多彩な音楽活動を活かし、究極のアンサンブルとしての4手連弾・2台ピアノ演奏を追究している。2020年春、TUTTI labelよりCDリリース予定。
實川 風(Jitsukawa Kaoru)Piano
2015年ロン・ティボー・クレスパン国際コンクール(パリ・フランス)第3位、最優秀リサイタル賞、最優秀新曲演奏賞を受賞。2016年カラーリョ国際ピアノコンクール(カラーリョ・イタリア)にて第1位を受賞。本格的に国内外での演奏活動を広げる。
ベートーヴェンを核とした重厚なレパートリーに取り組む一方、邦人作品の初演でも作曲家より指名を受け携わる。
海外の音楽祭への招待には、上海音楽祭、ソウル国際音楽祭、ノアン・ショパンナイト(フランス)・アルソノーレ(オーストリア)がある。
東京藝術大学附属高校・東京藝術大学を首席で卒業し、同大学大学院(修士課程)修了。
山田千代子・御木本澄子、多 美智子、江口玲の各氏に師事。グラーツ国立音楽大学ポストグラデュエイト課程にて、マルクス・シルマー氏に師事。
高橋 ドレミ(Takahashi Doremi)Piano
4歳よりピアノ、5歳よりヴァイオリンを始める。大学在学時代より多くのプレーヤーとの共演を重ね、2012年に日本フィルハーモニー交響楽団による故・冨田勲氏作曲の「イーハトーヴ交響曲」の世界初演に携わる。同作は宮沢賢治の世界を初音ミクとピアノとオーケストラで音にした意欲作で、その後の再演演奏会では冨田氏よりゲストピアニストとして指名を受け、テレビ朝日系列「題名のない音楽会」に出演。同氏の遺作となった「Dr.コッペリウス」にもピアニストとして携わった。
久石譲&新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラの一員として、2016年より日本全国・アジア諸国でのツアーに参加。日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団の鍵盤楽器奏者としても活動をしている。
管楽器との共演機会も多く、トランペッターのアンドレ・アンリやオッタビアーノ・クリストーフォリなど、国内外の奏者から信頼を寄せられている。
一方、ソロ活動ではバッハやスカルラッティなど独自のレパートリーを築き、2018年に自身初となるソロアルバムがリリースされた。
これまでに山野井千津、横林歩、秦はるひ各氏に、東京音楽大学にて関根有子氏と石井克典氏に師事。2012年東京音楽大学ピアノ演奏家コース首席卒業。