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安達真理&江崎萌子デュオリサイタル

2020年12月04日 [金]
開場18:30 開始19:00
渋谷美竹サロン

出演

ヴィオラ安達 真理

プログラム

レベッカ・クラーク:モルフェウス
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D 821

フランク:ヴァイオリン・ソナタ FWV 8 イ長調(ヴィオラ版)

※プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。

チケット情報

【2公演開催!】
[マチネ]13:30開場/14:00開演
[ソワレ]18:30開場/19:00開演 完売御礼

<キャンセル待ち受付中>
☎03-6452-6711
mail:info@mitakesayaka.com
([お名前][人数][ご連絡先]を頂戴いたします。)
完売御礼で募集をストップしておりましたが、数席のみ(10席前後)お席を開放する運びとなりました!!
詳しくはこちらをご確認くださいませ。

当日、現地払いでお願いいたします。
5,000円(一般・全席自由席)
4,500円(会員・指定席あり)
2,500円(学生・全席自由席)
※会員のご紹介はこちら

★8Fラウンジにてウェルカムドリンクとお茶菓子をご用意しております。

お問い合わせ先

主催美竹清花さろん/株式会社ILA
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com
二人の優れた美的感覚を持つ音楽が紡ぐ詩的で美しく、哲学的なプログラム──
ヴィオリスト安達真理とピアニスト江崎萌子のデュオが実現!


美竹サロンではお馴染みになりつつある安達氏だが、彼女のヴィオラ演奏の特長は、明るく、屈託がなく、気さくなその人柄とは裏腹に、
静かに、超越的に、瞑想的に、私たちの本源の世界へと誘ってくれる。
そこで私たちは、しばしその安らぎを愉しんだ後、演奏が終わり、現実に戻ってみると、そこにはいつもの安達真理スマイルがある、そんな感じなのだ。

江崎氏の登場は2回目となるが、軽妙洒脱の技とでもいうのだろうか、そのスケールの大きな演奏に脱帽である。
彼女の繊細で知的なタッチからは、独自の哲学が薫ってくるのだ。

安達氏、江崎氏、彼女たちに共通して言えることは、イマジネーションの豊かさと、優れた美的感覚、そして繊細なニュアンスとでも言うのだろうか、
今回はそんな美意識の高い二人の音楽家がセットにならなければ、実現できないプログラムが実現することになった。

英国のヴィオラ奏者で女性作曲家のレベッカ・クラークのモルフェウスはギリシア神話に出てくる夢の神、夢や眠りに誘うという意味を持つ。
あらゆる人物に変化し、夢の中にも登場する神だそうで、神秘を感じられずにはいられない作品だ。

さらに、夢の中に誘うかのようにシューベルトのアルペジオーネ・ソナタが始まることになる。
最も叙情的な名曲中の名曲だが、奏者の感性が素直にあらわれるので、弾き手を選ぶと言わざるをえない。

クライマックスとなる選曲は、フランス系ヴァイオリン・ソナタの最高傑作といわれるフランクのヴァイオリン・ソナタである。

ゆったりとした夢のような印象で始まり、果てしなく芸術の深みが広がり、そして輝かしい天国的なカノンでフィナーレを迎える。
これをヴァイオリンではなくヴィオラで演奏する。
ヴィオラとピアノの愛の語らいをイメージさせるような、ノスタルジーに溢れ、フランスもの独特な"粋"も感じさせるこの曲を、
安達氏と江崎氏のどんな“粋”によって表現されるのかも聴きどころとなっている。

(美竹清花さろん)


プロフィール
安達 真理(ADACHI Mari)Viola

現在東京を拠点に、ソリスト、室内楽奏者として活躍するほか、国内オーケストラへも客演首席奏者として多数出演している。
東京、ウィーン、ローザンヌにてクラシック音楽の研鑽を積み、2013年からインスブルック交響楽団にて副首席奏者を2年間務めた。近年は、クラシック音楽にとどまらず、現代音楽、そしてポップミュージックまで、ジャンルを問わず積極的に活動の幅を広げている。
2019年には『熊本城ホール開業記念公演 Ryuichi Sakamoto Presents:Reconnect -熊本と東北をつなぐ-』の公演で、坂本龍一、藤原真理とピアノ・トリオを演奏。その模様はNHK-BSプレミアムで放送され、話題となった。
2016年より、パーヴォ・ヤルヴィ率いるエストニア・フェスティバル管弦楽団に参加しており、パルヌ音楽祭、BBCプロムス公演、ヨーロッパツアー、来日ツアーで演奏するほか、CDのレコーディングにも参加。来日ツアーでは、各地で行われた全てのプレコンサートにおいて、五嶋みどりとモーツァルトの二重奏曲を披露した。
2018年には自身初となるソロ・アルバム『Winterreise』をリリース。2019年には東京オペラシティ文化財団主催「B→C」に出演し、好評を得る。以降も精力的にヴィオラ・リサイタルを開催し、ユニークなプログラムでヴィオラの魅力を伝えている。
また、新進気鋭の次世代型アンサンブルEnsemble FOVEの創立メンバーとして、オリジナルプロジェクトに出演するほか、2019年にはEnsemble FOVE初のオリジナルアルバム『ZINGARO!!!』をリリース。また、米津玄師、宇多田ヒカルなどの楽曲にも演奏で参加している。 (敬称略)


江崎 萌子(EZAKI Moeko)Piano

パリ・フィルハーモニー大ホールにてパリ管弦楽団プレリュードコンサートのソリストを務めたのをはじめ、これまでに日本、フランス、ベルギー、ドイツ、オーストリア、イタリア、パキスタンにて演奏する。シャネル・ピグマリオン・デイズ2018アーティストとして2018年東京・ネクサスホールにて全六回のソロリサイタルを行うと同時に、同ホームページ上に三回にわたりコラムを掲載。2017年福岡にて大山平一郎氏指揮、モーツァルト二台のピアノのためのコンチェルトを師匠上田晴子氏と共演したほか、東京交響楽団、Orchestre symphonique et lyrique de Nancy等と共演する。
2019年第8回ヴェローナ国際コンクール(イタリア)第2位およびクラシックソナタ賞、女性演奏家賞受賞。第26回エピナル国際コンクール(フランス)第4位、オーケストラ賞、現代曲賞受賞。国内では第2回桐朋ピアノコンペティション第1位、第4回東京ピアノコンクール一般部門第2位、第80回日本音楽コンクールピアノ部門入選などの受賞歴を持つ。
室内楽にも積極的に取り組み、2016年ウィーンにてアルバンベルク弦楽四重奏団チェロ奏者ヴァレンティン・エルベン氏と共演。ラヴェル晩年の地モンフォール・ラモリ(フランス)でのラヴェル音楽祭、Music Dialogueディスカバリーシリーズ、シャネル室内楽シリーズ等に出演する。Music Dialogueアーティスト。
桐朋女子高等学校音楽科首席卒業後、パリスコラ・カントルム音楽院、パリ国立高等音楽院にてテオドール・パラスキヴェスコ、フランク・ブラレイ、上田晴子の各氏に師事し、2018年優秀な成績で修士課程を卒業。現在ライプツィヒ・メンデルスゾーン音楽音楽大学演奏家課程にてゲラルド・ファウト氏のもと研鑽を積む。またメナヘム・プレスラー、マリア・ジョアン・ピレシュ各氏の薫陶を受ける。2019年度ヤマハ音楽振興会音楽奨学支援奨学生。