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【公演中止】尾崎未空ピアノリサイタル

2020年06月06日 [土]
開場14:30 開始15:00
渋谷美竹サロン

出演

プログラム

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110
シューマン:歌曲集「女の愛と生涯」より
シューマン:ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.14


※プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。

チケット情報

本公演は中止となりました。
詳しくはこちらをご確認くださいませ。


当サロンではWebでご予約いただき、基本的には当日現地払いのノンチケット制を実施しているため、チケットの払い戻しはございません。
万が一、別の方法でご購入されたチケットをお持ちの方がいらっしゃいましたら、払い戻しをさせていただきますのでお申し付けくださいませ。
現在お持ちのチケットは、払い戻しの際に必要となりますので、必ずお手元にお持ちください。

お問い合わせ先

主催美竹清花さろん/株式会社ILA
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com
ベートーヴェンの頂点、シューマンの呼吸。
清澄かつ端整でありながら自由── 感じるのは、ただただ音楽そのものである。


「尾崎未空にしかできない音楽」というものをいくつか思い浮かべることができる。
当たり前のことなのかもしれないが、音楽の流れが絶対に途切れない。
ごく自然に、意識せずとも呼吸が常に流れているのと同じように「音楽が流れている」のだ。
奇を衒うようなヴィルトォーゾ的なところはなく、音楽を阻害するような偏った癖のない彼女のピアノはずっと聴いていたくなるような不思議な心地よさがある。
その洗練された自我の無い澄み切った美しさからは、個性とは一見かけ離れているように思われるかもしれないが、決して没個性的ではない。
感じるのは、ただただ音楽そのもの──その美しさを形容する言葉を知らないが、その言葉にできない"何か"こそ、彼女の不思議な魅力に繋がっているのかもしれない。

そんなこともあってか、精神性の高いドイツものは、妙に彼女に合っている。
ドイツものには生涯を捧げてでも演奏したいと思わせるような、偉大な作品がたくさんある。
今回はベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 Op.110。
シューマンは歌曲集「女の愛と生涯」より、そしてピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.14と、巨匠たちが到達したメインディッシュが並ぶ。

美竹サロンではアンサンブル、ソロと、定番になりつつある彼女の登場だが、毎回、新鮮な感動を生み出し、もっと聴きたいと思わせてくれる。
今回も、尾崎未空の"未だ見ぬ空"を胸をふくらませて見上げてみたいものだ。

(美竹清花さろん)


プロフィール
尾崎 未空(OZAKI Misora)Piano

2016年第40回ピティナピアノコンペティション特級グランプリ、及び文部科学大臣賞受賞。
ショパン国際ピアノコンクールinASIA中学生部門(2009年)、プロフェッショナル部門(2013年)にてアジア大会金賞。2010年いしかわミュージックアカデミーIMA音楽賞。2012年第8回モスクワ・ショパン国際青少年コンクール第3位、及び最優秀小品演奏特別賞受賞。
2009年にめぐろパーシモンホールにて初リサイタルを開催して以来、国内外で数多くの演奏会に出演。これまでにリトアニア国立交響楽団、ミネソタ管弦楽団、東京交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団等と共演。2017年3月キングレコードよりデビューCD「MISORA」をリリース、5月には浜離宮朝日ホールにてリサイタルを開催し、高く評価された。
昭和音楽大学卒業、昨年秋よりミュンヘン音楽演劇大学大学院に在学。江口文子氏、アンティ・シーララ氏に師事。