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安達真理ヴィオラソロリサイタル

2020年09月20日 [日]
開場14:30 開始15:00
渋谷美竹サロン

出演

ヴィオラ安達 真理

プログラム

ペンデレツキ:無伴奏ヴィオラのためのカデンツァ
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第4番変ホ長調 BWV1010

ヒンデミット:無伴奏ヴィオラソナタ op.25-1
黛 敏郎:文楽

※プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。

チケット情報

入場料は事前振込にてよろしくお願いいたします。
(9/18(金)18:00までにサロンへお立ち寄りいただける方におかれましては、窓口にて直接お払いいただくことも可能です。ご希望の方は事前にご連絡をお願いいたします。)

お支払金額は該当するチケット種類の金額をお振込ください。

4,500円(一般・全席自由席)
4,000円(会員・指定席あり)
2,000円(学生・全席自由席)

※会員のご紹介はこちら

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お支払期日:9/18(金)
お振込先:以下のうち、どちらかへお振り込みください。
三菱UFJ銀行 渋谷明治通支店
普通 3201687 株式会社ILA(アイエルエー)

ゆうちょ銀行 記号 10190
番号 80505211 株式会社ILA(アイエルエー)
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※振込手数料はお客様負担でお願いします。

お問い合わせ先

主催美竹清花さろん/株式会社ILA
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com
新型コロナウイルス対策のためのイベントの人数制限について、政府は観客が大声を出さないクラシックコンサートなどに限り、満席での開催を認める方針を固めました。2020年9月19日より制限緩和となる模様です。

この発表を受け、演奏者および関係者との協議の結果、
9/20公演では現在制限している座席の開放を行い、40席程度(60%程度)を目安にし、開催する運びとなりました。
(当初は席数を35席までとしておりました。)

発表では、収容人数5000人を上限として満席(100%)での開催が認められていますが、当サロンではロビースペースなどが手狭となっており人が密集することが予想されることから、慎重な対応が要請されます。
今後も状況を見ながら、判断してまいりたいと考えております。

なお、コンサート当日には、引き続き細心の注意を払い感染防止策を取り入れながら、多くの方にサロンコンサートの場をお楽しみいただけるよう、スタッフ一同、精進してまいります。
(感染防止のための当サロンの取り組みはこちらをご確認くださいませ。
なお、演奏会が近くなりましたら、改めて当日の感染対策につきまして皆様へご案内させていただきます。)

人数制限の緩和に伴い、ご予約にご変更が発生するお客様におかれましては、お手数ですが下記連絡先までご連絡をいただけますと幸いです。

03-6452-6711(平日10:00〜18:00)
070-2168-8484(営業時間外はこちら)
mail:info@mitakesayaka.com

皆様には、ご理解ご協力のほど何卒よろしくお願いいたします。



バッハの無伴奏チェロ組曲をヴィオラで聴く──
研ぎ澄まされた感性、深い情感。



自粛を強いられた日々の中、改めて、自分が音楽を奏でる意味、役割について考えていました。
そして結局のところ、音楽自体が全てを内包しているのだという思いに至りました。お陰で、以前よりまた少し、音楽に近づけた気がしています。
そんな私の「今」の音を、無伴奏作品にのせてお送りいたします。

(安達 真理)


BtoC(オペラシティ)以来の待ちに待った安達真理のソロリサイタルである。
私にとって安達真理といえば、パーヴォ他のメジャーオケにたびたび出演している実力派ヴィオリストであったが、BtoCではその実力に脳天を打ちのめされるほどであった。
もともとBtoCはバッハからコンテンポラリーヘいうことで、1998年に始まって以来の人気シリーズだ。
幅広い時代の作品を扱うため、超絶企画、超絶技術が求められるのだが、この日の安達氏の演奏は、超満員のお客様全員を惹きつけて余りある演奏であった。

しかし正直なところ、そのあまりの迫力に打ちのめされてしまい、緊張感に疲弊してしまった。私がそのときに求めていたのは、超絶演奏ではなく、超絶テクニックでもない。ヴィオラの深く、暗い、それでいて安らぎのある音楽であった。

しかし、その後サロンで魅せてくれた彼女の演奏は、静かに、超越的に、瞑想的に、私たちの本源の世界へと誘ってくれるようなものであった。
その演奏スタイルは彼女の人間的な魅力をも映し出されるような、あたたかささえ感じる。
変な表現だが威勢が良く、思い切りがよく、なよなよしてなく、深い、深いだけでなく暗く、温かい、ヴィオラでしかこの音は出せないだろうというような響きを奏でる。きっと彼女もそれを深く味わい、インスピレーションを感じながら表現していることだろう。その証拠に、ヴィオラという楽器に対する愛情すら感じるのだ。
著名な指揮者が安達さんの音を欲するのもそういうことなのだろうと勝手に想像している。

アンサンブルにも安達さんは活躍していることが多いが、そうしたアンサンブルを聴くたびに、ソロを聴いてみたくなってしまう。そしてついに、その機会が与えられることになった。プログラムも実に魅力的だ。

(美竹清花さろん)


プロフィール
安達 真理(ADACHI Mari)Viola

現在東京を拠点に、ソリスト、室内楽奏者として活躍するほか、国内オーケストラへも客演首席奏者として多数出演している。
東京、ウィーン、ローザンヌにてクラシック音楽の研鑽を積み、2013年からインスブルック交響楽団にて副首席奏者を2年間務めた。近年は、クラシック音楽にとどまらず、現代音楽、そしてポップミュージックまで、ジャンルを問わず積極的に活動の幅を広げている。
2019年には『熊本城ホール開業記念公演 Ryuichi Sakamoto Presents:Reconnect -熊本と東北をつなぐ-』の公演で、坂本龍一、藤原真理とピアノ・トリオを演奏。その模様はNHK-BSプレミアムで放送され、話題となった。
2016年より、パーヴォ・ヤルヴィ率いるエストニア・フェスティバル管弦楽団に参加しており、パルヌ音楽祭、BBCプロムス公演、ヨーロッパツアー、来日ツアーで演奏するほか、CDのレコーディングにも参加。来日ツアーでは、各地で行われた全てのプレコンサートにおいて、五嶋みどりとモーツァルトの二重奏曲を披露した。
2018年には自身初となるソロ・アルバム『Winterreise』をリリース。2019年には東京オペラシティ文化財団主催「B→C」に出演し、好評を得る。以降も精力的にヴィオラ・リサイタルを開催し、ユニークなプログラムでヴィオラの魅力を伝えている。
また、新進気鋭の次世代型アンサンブルEnsemble FOVEの創立メンバーとして、オリジナルプロジェクトに出演するほか、2019年にはEnsemble FOVE初のオリジナルアルバム『ZINGARO!!!』をリリース。また、米津玄師、宇多田ヒカルなどの楽曲にも演奏で参加している。 (敬称略)