ハッとする超実力派タッグの実現、色彩感豊かな個性の共演!
美竹サロンでは室内楽で何度か登場されているヴァイオリニスト尾池亜美氏のリサイタルが今回、急遽決定しました!
尾池亜美氏といえば、国内の主要オーケストラとの数々の共演や、室内楽の分野でも精力的に活躍されており、感性の鋭さや幅広い表現力が注目されているヴァイオリニストです。
近年の活動では、バッハとバルトークの無伴奏作品をウィーンの教会で録音したCD「A」をリリースするほか、超注目の次世代型アンサンブル=Ensemble FOVE(アンサンブル・フォーヴ)のソリストを務め、アルバム「ZINGARO!!!」(ツィンガロ)をリリースしました。
クラシックのCDジャケットのイメージとは良い意味でかけ離れた、ヴァイオリンを手にした弾けるような彼女のジャンプ姿が、手にとる人の目を惹き、このアルバムへの期待に胸を膨らませることでしょう。
“異質さを伴う美女”としての魅力を周囲に漂わせていますが、実際に彼女が纏(まと)っている空気感には、知性と品性も感じさせます。また、その確かな技術と音楽的センスに、共演者からの信頼も厚いことが容易に想像できます。
さらに彼女の魅力的な特長として、土着的な民族性とでもいうのでしょうか、そうした作品の特色をこれほど瞬時にキャッチし、音楽を創っていくとができる日本人ヴァイオリニストは、ほとんどいないのではないでしょうか。
リリースされた彼女の作品はすべて、そうした感性の鋭さが光る内容となっています。
今回の公演は、ピアニスト佐野隆哉氏との共演も注目すべきポイントになっています。
ダイナミックにして繊細。天性のイマジネーションから織りなす"色彩感"と"叙情性"に満ちたピアニストと評価される彼は、ロン=ティボー国際コンクール5位及び聴衆賞、特別賞を受賞するなど、実力派のピアニストです。
さらにこだわりを感じさせるプログラムにも注目です!
ツィゴイネルワイゼンやチャイコフスキーの “メロディ” など、誰しもが楽しめるポピュラーなプログラムをおさえつつ、ベートーヴェンやサン=サーンスのソナタ、貴志康一、ヴィエニャフスキを組み合わせるなど、本格派の聴き手を裏切らないプログラムとなっています。
(美竹清花さろん)
プロフィール
尾池 亜美(OIKE Ami)Violin
東京を拠点に、ソロや室内楽における時代を超えたレパートリーに幅広く取り組むヴァイオリニスト。現在東京藝術大学講師。紀尾井ホール室内管弦楽団、アミティ・カルテット、Ensemble FOVEメンバー。
日本音楽コンクール第1位、聴衆賞受賞。マンチェスター国際ヴァイオリンコンクール優勝、委嘱作品最優秀演奏賞。東京藝術大学附属高校、同大学を経て渡欧、スイス、イギリス、オーストリアで学ぶ。
CD作品としてフランクとサン=サーンスのソナタ「French Romanticism」、バッハとバルトークの無伴奏作品集「A」、そしてEnsemble FOVEと共作のロマ音楽を集めた「ZINGARO!!!」を発表。
amioike.art
佐野 隆哉(SANO Takaya)Piano
東京藝術大学及び同大学院修士課程、パリ国立高等音楽院第三課程修了。同音楽院室内楽科を最優秀で卒業。日本音楽コンクール、ホセ・ロカ、ロン=ティボー等で入賞。ショパン国際コンクール・ディプロマ受賞。
これまでにソリストとして、フランス国立管弦楽団、NHK交響楽団等と共演。現在、国立音楽大学、都立総合芸術高校各非常勤講師。平成16年度青梅市芸術文化奨励賞受賞。第3回グラチア音楽賞受賞。
2019年「ドゥーズ・エチュード(NAT17481,レコード芸術特選盤)」をリリース。世界初となる山田耕作ピアノ作品全集が2022年発売予定。
takaya-sano.com