絶対に聞き逃すことはできない、俊英三人によるこだわり抜いた価値ある企画
“黒岩航紀さんのピアノ”―― これはすでに定評があり、日本だけでなく、英国でもロイヤルフィルハーモニーとの共演も果たし、現地でも大きな評判となっています。美竹清花さろんでも、プレオープンのコンサート(杉並公会堂2017/2/20)で、黒岩航紀さんと五十嵐薫子さんに「2台ピアノによるラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番」をお願いし、予想以上の大変な名演となり、ブラヴォーの嵐で湧くあの時の感動は、まだわたしたちの胸に余韻として残っています。
その彼が太鼓判を押し、全幅の信頼を寄せているトリオの演奏会がこのたび実現することになりました。
しかも今回は、美竹清花さろんでの"初"のアンサンブルの演奏会となり、ますます期待がふくらんでしまいます。
オーボエの荒川文吉さんは、大学4年在学中に東京フィルハーモニー交響楽団に入団し、現在、同楽団首席オーボエ奏者となっており、すでに日本のトップ・オーボエ奏者の一人となっています。
齋藤志野さんは、現在、ウィーンに留学中で、日本でもおなじみのウィーンフィルの首席フルート奏者、カール=ハインツ・シュッツに師事されている日本のトップ・フルート奏者です。文字どおり、名実ともに日本の若手トップ奏者によるトリオ演奏会です。
今回採り上げられる演目も、古典ではあっても日本ではめったに聴くことのできない名曲から現代の曲まで、こだわり抜いた選曲となっており、とても楽しみです。
サロンだからこそ味わえる間近で体験するアンサンブルの"調和"に、感動の発見を得られることでしょう。(見澤沙弥香)
プロフィール
Trio Explosion
東京藝術大学在学中に結成された、齋藤志野(Fl)、荒川文吉(Ob)、黒岩航紀(Pf)の同級生3人組によるアンサンブルグループ。ヤマハ銀座サロンでのデビュー公演を皮切りに、アーティストサポートコンサート(於:ダイナースクラブ銀座ラウンジ)、馬車道スタインウェイコンサート(於:馬車道ピアノサロン)、第27回文化村通り命名記念サロンコンサート(於:オーチャードホール内ビュッフェ)等、様々な場所で活躍の幅を広げている。「Trio Explosion」の名のとおり、それぞれの個性がぶつかり合って化学反応を起こすような、これまでにない新しい響きを求めて今日も“バクハツ”中。