毛利 文香(MOHRI Fumika)Violin
2012年、第8回ソウル国際音楽コンクールにて、日本人として初めて、最年少で優勝。2015年、第54回パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールにて第2位、エリザベート王妃国際音楽コンクール2015にて第6位入賞。2019年、モントリオール国際音楽コンクール第3位入賞。これまでに、川崎市アゼリア輝賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞、京都・青山音楽賞新人賞、ホテルオークラ音楽賞を受賞。
ソリストとして、神奈川フィル、東京フィル、東京シティフィル、東京響、群馬響、大阪響、ブリュッセルフィル、クレメラータ・バルティカ、ヨーロッパ室内管など、国内外のオーケストラと共演を重ねるほか、サー・アンドラーシュ・シフ、アブデル・ラーマン・エル=バシャ、タベア・ツィンマーマン、堤剛、今井信子、伊藤恵などの著名なアーティストとの共演も数多い。また、宮崎国際音楽祭、武生国際音楽祭、NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」、NHK-FM「リサイタル・パッシオ」、イタリア・チェルヴォ音楽祭、クロンベルクアカデミー・フェスティバル、ラ・フォル・ジュルネ、シャネル・ピグマリオン・デイズ、東京・春・音楽祭等に出演。録音は、2023年6月にナクソスより『サン=ジョルジュ:ヴァイオリン協奏曲集 第3集』をリリース。
ヴァイオリンを田尻かをり、水野佐知香、原田幸一郎、ミハエラ・マーティンの各氏に師事。桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース、及び洗足学園音楽大学アンサンブルアカデミー修了。慶應義塾大学文学部卒業。ドイツ・クロンベルクアカデミーを経て、ケルン音楽大学を最高点の成績で修了。
オフィシャルHP https://www.fumikamohri.com/
近衞 剛大(KONOE Takehiro)Viola
4歳よりコーシェ・ワイゼンベーク女史のもとでヴァイオリンを始める。アムステルダム音楽院にてヴィオラを今井信子、フランシアン・シャットボーンの両氏に師事。現在、ドイツ・ベルリンを拠点とし、ソリスト、室内楽奏者として国際的な演奏活動を行っている。
2023年、2018年にARDミュンヘン国際音楽コンクール第3位、2023年大阪室内楽コンクールにカピバラ・ピアノクァルテットのヴィオラ奏者として出場し第1位を受賞。2022年オスカー・ネドバル・コンクール第1位、2020年ヨハネス・ブラームス・コンクール第1位、2017年アムステルダム全国ヴィオラコンクール第1位を受賞。また、2018年第4回東京国際ヴィオラコンクールではファイナリストとなり、サントリー芸術財団賞を受賞。
オーケストラとの共演では、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン交響楽団、ナポリのカゼルタ室内管弦楽団とそれぞれY.ボーエンによるヴィオラ協奏曲、A.ホフマイスターによるヴィオラ協奏曲を演奏。2018年には、オランダ・ロッテルダムで開催された第45回国際ヴィオラコンクールでM.クニッゲのヴィオラ協奏曲を演奏。2017年夏には日本でソロリサイタルツアーを行う。ヴィオリストでもある双子の姉、近衞麻由との共演も多い。キンダー・プリンセングラハト・コンサート(アムステルダム)、コンセルトヘボウ、ブラジル・ジョアンペソアで開催されたムジカ・クラシカ国際音楽祭など、幅広く共演している。2015年プリンセス・クリスティーナ・コンクールでは第1位を受賞。その後、ハーグ・フィルハーモニー管弦楽団、シンフォニエッタ・ロッテルダムとW.A.モーツァルトによるシンフォニア・コンチェルタンテを共演した。
室内楽では、リヒテンシュタイン国際音楽アカデミーのアンサンブル・エスペランサに所属し、2017年にリリースしたデビューCDは、2017年国際クラシック音楽賞で特別功労賞を受賞した。また、ピアニスト、故メナヘム・プレスラーのマスタークラスではルーカス・ユッセンとシューマンのピアノ五重奏曲を、ルーベンス弦楽四重奏団とドヴォルザークの弦楽五重奏曲を共演。他にも、ニーノ・グヴェタッツェ、パオロ・ジャコメッティなど世界的に著名なピアニストとの共演も多い。ジュネーブで行われる小澤征爾国際アカデミーに2018年から2022年まで受講。
使用楽器は1991年にロジャー・ハーグレイブによって製作されたカルロ・ベルゴンツィのコピー。
ミンジョン・キム(MINJOUNG Kim)Cello
1995年、韓国生まれ。 6歳よりチェロを始め、13歳よりチョン・ミョンファ氏の指導を受ける。韓国国内の数々のコンクールで優勝を重ね、2004年にソウル・クムホアートホールにてデビュー。
2014年10月よりバーゼル音楽院にてイヴァン・モニゲッティ氏のもとで学び、ソル・ガベッタ氏からも薫陶を受ける。バーゼル音楽院を卒業後、マドリード・ソフィア王妃高等音楽院にてアーティスト・ディプロマを取得。 パウロ国際チェロ・コンクール(ヘルシンキ)、マッツァクラティ国際チェロ・コンクール(トリノ)、フォイアマン・コンクール(ベルリン)、ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール(東京)、プラハの春国際音楽コンクール、ジュネーブ国際音楽コンクールなど、数々の国際コンクールで入賞。2023年には、カピバラ・ピアノ四重奏団として大阪国際室内楽コンクールで優勝した。
これまでに、スイスのMigros KulturprozentとRahn Kulturfondsから奨学金を授与される。ヴィラ・ムジカ室内楽フェスティバル、小澤征爾スイス国際アカデミー、マールボロ音楽祭などの音楽祭にも継続的に参加している。
現在、クロンベルク・アカデミーにて、ヴォルフガング・エマニュエル・シュミット氏のもとで研鑽を積んでいる。