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大関万結ヴァイオリンリサイタル

2021年06月26日 [土]
開場14:30 開始15:00
渋谷美竹サロン

出演

ヴァイオリン大関 万結
ピアノ 松本 望

プログラム

J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001
ベートーヴェン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第4番 イ短調 作品23

ブラームス/ハイフェッツ編:ハンガリー舞曲 第7番
ブラームス/クライスラー編:ハンガリー舞曲 第17番
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番 ト長調「雨の歌」作品78

※プログラム等は、やむを得ない事情により、 変更になる場合がございます。

チケット情報

当日、現地払いでお願いいたします。

4,000円(一般・全席自由席)
3,500円(会員・指定席あり)
2,000円(学生・全席自由席)

※会員のご紹介はこちら

★8Fラウンジにてウェルカムドリンクとお茶菓子をご用意しております。

お問い合わせ先

主催美竹清花さろん/株式会社ILA
03-6452-6711
070-2168-8484
info@mitakesayaka.com
初登場、大関万結!
物語が描かれ、異世界に誘う魅惑的なヴァイオリン──


第86回 日本音楽コンクールにて第1位を受賞して以来、若手実力派として注目を集め、頭角をあらわしつつある大関万結。
日本音コン本選でのシベリウスのコンチェルトでは、初めの一音から一気に聴衆を魅きつけてしまい、当時17歳だった彼女の年齢を超越した深みのある圧巻の演奏に、客席は、衝撃とも、どよめきとも言えるような喝采に包まれました。わたしたちも、コンクールの場ということを忘れ、唖然としてしまいました。
弾き終えた彼女は、まさに現世を超越したような神秘的な雰囲気を醸し出し、圧倒的な存在感すら感じさせました。数年経った今でもそのときの瞬間がまざまざと鮮明に思い出されますが、こうした体験は、何年かに一度しか体験できない鳥肌ものの貴重な体験として刻み込まれています。
現在、音楽の都ウィーンに留学中の彼女ですが、ソリストとしてはもちろんのこと、室内楽やオーケストラでの活躍も著しく、深化の一途を辿っています。

そんな大関万結の「今」の演奏を間近で体験したい!――今回はそんな私たち聴衆の期待を裏切らない渾身のプログラムで実現することになりました。
まずは、なんと、バッハの傑作、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番。
ヴァイオリンという楽器、それぞれのヴァイオリニストの持つ個性や特長を存分に堪能できます。

続いてベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第4番では、当時のベートーヴェンの精神的な不安定さが反映されつつも、ベートーヴェンのヴァイオリンソナタの特長でもあるピアノとの掛け合いが楽しめる作品となっています。

次には、ブラームスのハンガリー舞曲 第7番と第17番。それぞれハイフェッツ編、クライスラー編となっており興味深いです。

そして最後に、ヴァイオリン・ソナタ第1番「雨の歌」ではブラームスを語るうえで外せない歌曲の要素が多く採り入れられ、到達した深遠な美しさが味わえることでしょう。

大関万結のヴァイオリンは単に「音が美しい」「構成力が素晴らしい」ということではありません。作品を通じて、彼女が解釈している一つの物語が描かれ、異世界に誘われるような…そんな不思議な錯覚に陥ることができます。今回、およそ3年越しに実現した大関万結のサロンの初登場に、絶大な期待を抱かざるを得ません。

(美竹清花さろん)

プロフィール
大関 万結(OZEKI Mayu)Violin

2000年横浜市生まれ。3歳よりヴァイオリンを始め、篠崎史紀、岩崎裕子の各氏に師事。
2011年第65回全日本学生音楽コンクール小学生の部東京大会第2位。2013年第67回全日本学生音楽コンクール中学校の部全国大会第1位、併せて東儀賞・兎束賞受賞。2014年横浜市教育委員会より表彰。2017年には第5回ヤッシャ・ハイフェッツ国際ヴァイオリン・コンクールファイナリスト及びディプロマ賞受賞。また第6回アンリ・マルトー国際ヴァイオン・コンクールにおいて新曲演奏を高く評価され、授賞式にて演奏を依頼される。さらに、第86回日本音楽コンクール第1位、併せて岩谷賞(聴衆賞)、レウカディア賞、鷲見賞、黒柳賞、全部門を通じて最も印象的な演奏に贈られる増沢賞を受賞。2018年東京都知事賞、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞。
これまでに、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、群馬交響楽団と共演。また、めぐろパーシモンホール(未来の音シリーズ)、浦安音楽ホール(おとマルシェ)等でリサイタルを行っている。2021年1月にはサントリーホールで開催された「成人の日コンサート」に出演。
桐朋女子高等学校音楽科を首席で卒業。現在ロームミュージックファンデーション奨学生として、ウィーン私立音楽芸術大学で研鑽を積んでいる。


松本 望(MATSUMOTO Nozomi)Piano

北海道出身。東京藝術大学大学院修士課程作曲専攻修了。パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科首席卒業。作曲を土田英介、尾高惇忠の各氏に、ピアノを三角祥子、北島公彦、浜口奈々、E.ベルショの各氏に、伴奏法をJ.ケルネル氏に師事。2007年リヨン国際室内楽コンクール (ヴァイオリンとピアノのデュオ)及び2009年マリア・カナルス国際音楽コンクール・ピアノトリオ部門で第1位受賞。
在学中より作曲と演奏の両分野で活動を展開し、2003年東京文化会館主催合唱作品作曲コンクール最優秀賞。2015年度NHK全国学校(合唱)音楽コンクール(Nコン)の課題曲作曲者として注目を集めた。最新譜は「ピアノのための『Gradation/コラール・ファンタジー』(カワイ出版)」。
CDレコーディングに多数参加のほか、アンサンブルピアノのための入門書「合唱エクササイズ・ピアニスト編(カワイ出版)」をシリーズで刊行中。
現在、国立音楽大学、洗足学園音楽大学、東京藝術大学、各非常勤講師。