このたび、チェリストの岡本侑也氏の右手の炎症により演奏が困難と判断されました関係で、ご出演が叶わない状況となりましたことをご報告申し上げます。
公演の開催に関しましては、演奏者の変更をいたしまして予定通り実施いたします。
チェリストの
岡本侑也氏の代役として、笹沼樹氏にご出演いただくことになりました。
また、演奏者の変更に伴い、当日のプログラムにも変更がございます。
当初演奏予定だった、
「ショスタコーヴィチ:ピアノ三重奏曲 第2番 Op.67 ホ短調」は「フランク:ヴァイオリン・ソナタ FWV 8 イ長調」へ変更となります。
公演を楽しみにご来場を予定されていらっしゃいましたお客様には、ご迷惑とご心配をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。
なお、この変更による払い戻しは行いませんこと、何卒ご了承頂けますと幸いでございます。
お知らせが直前になりましたことを重ねてお詫び申し上げます。
今回の変更につきまして、詳しくは
こちらをご確認ください。
逸材が集まるミュンヘントリオ、満を持して美竹サロンに登場!
昨年2020年、美竹サロンの年内の大取(おおとり)として、豪華で素敵なメンバーによるピアノカルテットのコンサートが開催されました。 このような状況下にも関わらず、満員御礼となってしまうほどの人気で、空前の盛り上がりを見せた一大公演となりました。
これも全て、サロンでは定番のヴァイオリニストとなりつつある鈴 木舞さんのプロデュースあってこそ実現したコンサートです。彼女のその類い稀なセンスと真摯な姿勢は、聴き手のみならず、演奏家からも信望が厚いといえます。また、使用楽器でもある1683年製のニコロ・アマティを内に秘めた情熱と人を惹きつけるような芯のある美音で、聴き手を魅了します。
そして、そんな彼女が研鑽を積んだ地でもあるミュンヘン。モーツァルト、ワーグナー、R.シュトラウスなど多くの作曲家もこの地で活躍しました。
そんなゆかりの深い地、ミュンヘンで培った実力と音楽の深い絆で繋がった仲間が勢揃いする、
尾崎 未空さん[Pf.]鈴木 舞さん[Vn.]岡本 侑也さん[Vc.]による「ミュンヘントリオ」がついに本格始動です!
尾崎未空さんはミュンヘンに留学してから、2019年第15回MozARTe international piano competition(ドイツ・アーヘン)で第一位及び聴衆賞を受賞するなど活躍が著しい、音楽に対する誠実なアプローチが注目される若手女性ピアニストのホープです。
また、2017年エリザベート王妃国際音楽コンクールのチェロ部門第2位・イザイ賞を受賞により、岡本侑也さんは「大器を予感させる才能」と、今世界が最も注目する1994年東京生まれのチェリストとして、今最も注目が集まるチェリストと言っても過言ではありません。
注目のプログラムは下記の通りです。
ベートーヴェンがみずからを磨き上げ、努力を重ねた若かりし頃の作品である
ピアノ三重奏曲 第4番「街の歌」変ロ長調 Op.11。
同じく若かりし頃のブラームスが敬愛するシューマンに薫陶を受けた頃に書き上げた、
ピアノ三重奏曲 第1番 ロ長調 Op.8。
ショスタコーヴィチにより、彼の親友である音楽学者ソレルチンスキー追悼のために書かれ、「ユダヤの旋律」による主題とした哀悼の終楽章が聴きどころの
ピアノ三重奏曲 第2番 ホ短調 Op.67。
(美竹清花さろん)
プロフィール
鈴木 舞(SUZUKI Mai)Violin
東京芸術大学を経て、ローザンヌとザルツブルク、ミュンヘンで研鑽を積む。
2013年ヴァーツラフ・フムル国際ヴァイオリンコンクール(クロアチア)、オルフェウス室内楽コンクール(スイス)第1位。16年スピヴァコフ国際ヴァイオリンコンクール(ロシア)第2位等、内外のコンクールで優勝・入賞を重ね、これまでにスイス、チェコ、フィンランド、クロアチアなどのオーケストラと共演をするほか、各地で室内楽やリサイタルに招かれている。将来を嘱望される新世代のヴァイオリニストとして、2012年度シャネル・ピグマリオン・デイズ・アーティストに選ばれた。
2017年9月にキングレコードよりデビューCD「Mai favorite」をリリース。使用楽器は1683年製のニコロ・アマティ。
Web site:
maiviolin.com
尾崎 未空(OZAKI Misora)Piano
2016年第40回ピティナピアノコンペティション特級グランプリ、及び文部科学大臣賞受賞。
ショパン国際ピアノコンクールinASIA中学生部門(2009年)、プロフェッショナル部門(2013年)にてアジア大会金賞。2010年いしかわミュージックアカデミーIMA音楽賞。2012年第8回モスクワ・ショパン国際青少年コンクール第3位、及び最優秀小品演奏特別賞受賞。
2009年にめぐろパーシモンホールにて初リサイタルを開催して以来、国内外で数多くの演奏会に出演。これまでにリトアニア国立交響楽団、ミネソタ管弦楽団、東京交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団等と共演。2017年3月キングレコードよりデビューCD「MISORA」をリリース、5月には浜離宮朝日ホールにてリサイタルを開催し、高く評価された。
昭和音楽大学卒業、昨年秋よりミュンヘン音楽演劇大学大学院に在学。江口文子氏、アンティ・シーララ氏に師事。
笹沼 樹(SASANUMA Tatsuki)Cello ※岡本侑也氏の代役として、出演者が笹沼樹氏に変更となりました。
全日本学生音楽コンクール、東京音楽コンクール、日本音楽コンクールをはじめとする国内のコンクールで優勝、入賞後、カルテット・アマービレのメンバーとしてミュンヘン国際音楽コンクール弦楽四重奏部門第3位入賞及び特別賞を受賞。ニューヨークヤングコンサートアーティストオーディションにおいて日本の弦楽四重奏団では東京クァルテット以来50年ぶりの第1位を受賞した。ソリストとして新日本フィルハーモニー交響楽団等のオーケストラと共演するほか、室内楽奏者としてはアルゲリッチ、ダン・タイ・ソン、ヴェンゲーロフ、ギトリス各氏らと共演。学習院文化活動賞受賞。同校でのリサイタルは天覧公演となり、毎年開催されている。学習院大学文学部独文科、桐朋学園大学大学院卒業。堤剛氏に師事。デビューアルバム『親愛の言葉』(日本コロムビア)はレコード藝術特選盤。
使用楽器は1771年製C.F.Landorfi(宗次コレクション)。