横山幸雄先生による美竹清花さろん・名誉顧問就任記念コンサート、および美竹清花さろん・特別こけら落としコンサートが9月12日に行われました。
実は、美竹清花さろんのこけら落としは横山幸雄先生にお願いしたいと、昨年の早い時期、ILA渋谷美竹ビルの工事中から予定していました。
ところが、超過密スケジュールの横山先生の日程がとても取りにくく、なかなか実現することができず、結局、今日の夜(9月12日)になりました。
そんな経緯もあり、今年のコンサートはすべてこけら落としシリーズで行こうと、これまでやってきています。ですので、美竹清花さろんのこけら落としはまだまだ続きます(笑)
しかし、真のこけら落としは今日、ついに実現したといっても差し支えありません。
横山幸雄先生といえばショパンコンクールを最年少で入賞し、
ギネス記録を持ってらっしゃる
“前人未踏の偉業をなしつつある稀有なピアニスト”
さらに、横山先生の尊敬すべき点は
ショパンコンクールに入賞してから、ギネス記録を取ってからをスタートとして活躍の幅を広げられているところです。
どうしてもコンクールというと、コンクールで燃え尽きてしまって、その先の音楽家人生を終えてしまう人も残念ながら見受けられます。
それほどに重圧や、クラシック音楽業界の厳しさは並大抵のものでは無いということなのだと、思います。。。
そんななか、横山先生はご自身の音楽家人生を通して
音楽家としての一つの模範ともいえる理想的な生き方を体現し、音楽家として生きることを決めた人たちに示してくださっているのです。
音楽家としての挑戦、お客様に喜んでいただくための工夫、音楽を志す者への教育活動。
リアルにこの世界で生きる演奏家、教育者、経営者としてまさに大活躍な横山先生に名誉顧問に就任いただけたので、本当に感謝すべきことのほかありません…!
それも、当サロンの理念・ミッションをご理解いただけ、共有していただけたからだと思います。
美竹清花さろんでは当サロンに集まってくださっている若い演奏家さんからは、一切の金銭をいただくことは決してありません。
100%も、1000%も、演奏家さんに還元しています。
この姿勢は今後も不変です。
美竹清花さろんは、あくまでも、
「演奏家の、演奏家による、 演奏家とそのサポーターのためのサロン」
をめざしています。
そんなわたしたちのミッションにのっとって設立し、運営を始めているからこそ
横山先生にも共感してくださり、このたび名誉顧問ご就任のご了承もいただくことができました。
また、美竹清花さろんに集まってきている若い演奏家さんも、演奏家さん同士の紹介、口コミのみによって、安心し、信頼してくださり、続々と集まってきてくださっています。
さて、前置きが長くなってしまいましたが
今回の横山幸雄先生による”真”の特別こけら落とし。
オープンしてから「こけら落としシリーズ」と称して
第一夜から現在、第八夜まで終演いたしておりますが、
美竹清花さろんでは日本の歌舞伎座のように、オープンから一年間をこけら落とし興業とします。
そして今回、
やっと本当のこけら落としができたと、少しばかり胸をなで下ろしておりますが
やはり、横山幸雄はスゴい!!
まさに王者の貫禄、他を寄せ付けない圧倒的な臨在感!!!!
七色の音を使い分ける完璧なテクニックとでも表現したらよいのでしょうか!
もう何も言葉はありません。
(↑なんて弊社の代表渡辺は表現してますが…まさに異議なし!)
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ 第17番 ニ短調「テンペスト」Op.31-2
こんなに美しいテンペストは聴いたことありません。
テンペストとは嵐ではなく、雨の後の太陽の温かさを想うような響きの豊かさが魅力的な曲だったのか…と気付くような演奏でした。
アンコールはシューベルトの即興曲第3番。
こちらもシューベルトの歌心あふれる大好きな曲なのですが、
これほどまでに、美しく、切ない長い旋律に心を深く動かされるものかと…!
会場も温かい空気に包まれました。
まだまだこけら落としが続きますよ…♪笑
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