目次
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石上 真由子&江崎 萌子 ベートーヴェン 10のヴァイオリンとピアノのためのソナタの秘密《Vol.1》〈世俗と神秘〉
ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ニ長調 D.384 Op.137
シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための3つの詩曲「神話」Op.30
武満徹:妖精の距離
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ベートーヴェンの“革新”という月並みな表現では収まりきれない驚愕、壮大、“人類愛”
──── なぜベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲に挑戦してみようと思ったのですか?
石上もともとベートーヴェンに対しては、厳格で近寄りがたいイメージがあり、あまり良い印象を持っていませんでした。しかし、20歳になった頃、食わず嫌いは良くないと思い、初めてソナタ第1番を演奏してみたところ、ユーモア溢れる内容に驚き、ベートーヴェンの音楽に対する見方が大きく変わりました!
スタッフなるほど!ではなぜ江崎さんと演奏しようと思われたのですか?
石上江崎さんとの初共演はフォーレのピアノカルテットでした。
その後も、機会があったので、デュオを一緒にやろうという話になり、初回のリハーサルから何も言葉を交わさなくてもピタッと合うような、不思議な感覚を掴みました。
音楽的な行間や、音楽的な解釈など…アンサンブルをする上で互いに安心感や心地よさがありました。
ブラームス、シューマン、ベートーヴェンの全曲演奏会を経て、特にベートーヴェンを全3回に分けて演奏するうちに、これまで感覚的にできていたアンサンブルに加えて、お互いのイメージの擦り合わせを行うことで、より精度の高い演奏を目指すフェーズに入ったような気がします。
スタッフでは今回のベートーヴェンのヴァイオリンソナタ全曲の「2周目」ではどのような挑戦をしてみたいと思われていますか?
石上1周目はベートーヴェンのみ、全10曲を3回に分けて演奏しましたが、2周目では各ソナタをより深く掘り下げ、邦人作品や現代音楽と掛け合わせることで、ベートーヴェンの“革新性”をテーマに探究したいと考えています。
スタッフなるほど、“革新性”ですか!ベートーヴェンのどんなところにそれを感じたのですか?
石上まず、形式です。モーツァルトやハイドンの時代のヴァイオリンソナタは、ピアノが主役で、ヴァイオリンがそれに寄り添うような構成になっていました。初期のソナタである第1番から第4番までは、当時のスタイルを踏襲しています。
しかし、ベートーヴェンはヴァイオリンソナタ全体を通して、この従来の形式を打ち破り、試行錯誤を重ねることで、新たな音楽表現の可能性を切り拓いたと思います。
江崎特にOp.12(第1番、第2番、第3番)の3曲は、ピアノのソロ部分が多くて、まるでピアノ協奏曲のように華やかな装飾音(カデンツァ)が随所に散りばめられています…これは、ベートーヴェン自身がピアノを演奏することを想定して作曲していたためと考えられ、彼の技巧を誇示したいという意図が感じられます。
そして有名な第5番『春』で、ようやくピアノとヴァイオリンが対等になって書かれるようになります。当時としては革新的だったと思いますし、第5番というのは、ベートーヴェンにとって挑戦であり、節目の作品だったと思います。
曲の長さからも、ヴァイオリンとピアノの関係性からも、本腰を入れて作曲したということがわかるような作品です。
石上そして、そこからどのようにして二つの楽器で対話をしていくのか、アンサンブルをどのように展開していくのか、という試行錯誤をしていく旅が、Op.30(第6番、第7番、第8番)まで続きます。
江崎第6番から精神性が一変するのが印象的ですね!
不思議なことに、何となく第10番を予感させているのです。
石上そして大曲、第9番『クロイツェル』は、ベートーヴェンの中期の作品ですが、調和を志向しながらも、二人が対立し、互いに拮抗するようなイメージが浮かび、型破りな挑戦を感じさせられます。
何か、ヴァイオリンとピアノという関係を超えた音楽になっており、それでいて未完の物語のような、終わりのない探究の雰囲気が漂っています。
そして私たちがもっとも好きな第10番!
この第10番から、ベートーヴェンの音楽表現が、新たな境地を切り開いていったように感じられます。
江崎二人とも一番好きな作品がこの第10番だったことにも、何か運命的なものを感じました。
この第2楽章のEsdur (変ホ長調)は、彼の緩徐楽章によく使われる調性ですが、そこにはベートーヴェンの中で収まりきらないほどの慈愛や、人類愛とでも言えるような深い愛情が感じられます。
石上そう!演奏しながら感動して泣いてしまいました(笑)
スタッフ10曲を通して、ヴァイオリンソナタの在り方が変化していく様子が、ヴァイオリンとピアノの関係性や形式の変化から明らかになりそうですね。
ベートーヴェンのヴァイオリンソナタに秘められた無限の可能性
──── 今回はベートーヴェンのヴァイオリンソナタと邦人作曲家の作品を中心としたプログラムですが、第1回ではシューベルトやシマノフスキの作品など、斬新な組み合わせが目を引きます。どのような意図でこのような選曲に至ったのでしょうか?
石上ベートーヴェンのヴァイオリンソナタは、一曲一曲が大きなドラマを秘めていますので、他の作品と組み合わせても存在感が薄れるということは決してありません。むしろ、ベートーヴェンばかりのプログラムよりも、他の作曲家の作品との対比によって、ベートーヴェンの特長がより際立つように感じます。
初回の第1番を採り上げるにあたり、あえて対極にあるような作品を組み合わせ、コントラストを強調したいと考えました。
シマノフスキの「神話」は、ギリシャ神話に基づいた官能的で世俗的な音楽です。一方、ベートーヴェンの第1番は、壮烈で人間的な側面が強く、シマノフスキの作品とは対照的な印象を受けます。このように、全く異なるタイプの作品を組み合わせることで、それぞれの作品の個性が一層際立つのではないかと期待しています。
江崎また、ベートーヴェンソナタ第1番の第2楽章は、ヴァリエーション形式で構成されており、どこか異世界へ誘われるような神秘的な雰囲気を纏っています。まるで散歩中に別の世界へ迷い込んでしまったような感覚を覚えます。この点は、シューベルトやシマノフスキの作品にも共通する要素といえるでしょう。
石上別の回ですが、例えば第9番『クロイツェル』はストラヴィンスキーのデュオ・コンチェルタンテや、ヤナーチェクのヴァイオリンソナタといった作品と組み合わせることを考えています。『クロイツェル』における“協奏”とは、単なるコンチェルト的な意味合いにとどまらず、ベートーヴェンが当時イメージしていた、楽器同士が互いを刺激し合い、それぞれの個性や対比を引き出すような、より有機的な音楽表現を示すと考えています。
このような“協奏”の概念に基づき、ストラヴィンスキーやヤナーチェクの作品が持つ、独特な響きや対位法的な要素に注目し、これらの作品が共通して持つ、楽器間の対話や緊張感を際立たせる特長を捉え、統一感のあるプログラムを構成しました。
スタッフなるほど、あえてベートーヴェンのみにしないことで、無限の可能性が秘められているのですね!まさにお二人の美意識と感性が詰まったプログラムですね。
ベートーヴェンという人物
──── 実際に取り組んでみて、見えてきたベートーヴェン像を話してください。
江崎そうですね。全曲に挑戦するからこそ見えてくるベートーヴェンの真の姿というものが、少しずつ浮かび上がってきました。改めて彼の人間らしさに驚かされました。
彼の遺書を読むと、心から世の中が良くなることを願っていたことがひしひしと感じられ、その深い愛に心を打たれます。
単なる隣人愛に留まらず、手の届かない人や近くにいない人に対しても、あの時代に人類愛や平和を訴え、文章に残していたというのはとても貴重なことだと思います。
第九シンフォニーの『歓喜の歌』からもわかるように、彼はまさに『すべての人間は平等』という精神を体現していたといえるのではないでしょうか。
なぜ「ベートーヴェン×邦人作曲家」なのか?
──── ベートーヴェンのヴァイオリンソナタと邦人作品のプログラミングはとても斬新に感じます。どのような意図があったのでしょうか?
石上さきほどベートーヴェンの“革新性”についてお話しましたが、彼の音楽からは時代を超えて影響を与えるほどの揺るぎない”意志”を感じます。
日本のクラシック音楽の歴史は、明治維新以降、西洋音楽が導入され、急速に発展してきました。日本の作曲家たちは、西洋音楽の伝統を継承しつつ、独自の音楽言語を確立し、彼らの作品からは、西洋と東洋の文化が交錯する中で生まれた、新しい音楽表現に対する強い”意志”を感じます。
江崎ベートーヴェンが音楽を通じて世の中を変えようとしたように、日本の作曲家たちも、強い”意志”を持って音楽に取り組んできたのではないでしょうか?
彼らの作品に共通する、時代を捉え、新しい価値観を提示しようとする姿勢は、まさにベートーヴェンの志と重なるものがあると感じています。
石上私たち自身、日本人作曲家への委嘱も試みてみたいということも考えていますし、ベートーヴェンに倣い、音楽の新たな地平を切り開いていきたいと考えています。
ベートーヴェンを表す重要な3つの要素
──── 実際に取り組んでみて、見えてきたベートーヴェン像を話してください。
石上去年ベートーヴェン全曲取り組んでいた際に、音楽評論家の奥田佳道先生が、ベートーヴェンを説明するにあたって外せないワードが3つあるという話をされていて、共感したことがありました。
1つ目はアレグロコンブリオ。ヴァイオリンソナタ第1番1楽章や交響曲では第5番「運命」などにも使われていますが、ベートーヴェンをベートーヴェンたらしめる言葉ともいえます。
2つ目がカンタービレ。強面と思われがちなベートーヴェンですが、彼の作品の緩徐楽章にはカンタービレと記されていることが多く、歌心というのがベートーヴェンにとって必要な要素だということがわかります。
3つ目がヴァリエーション。彼は変奏曲をたくさん書いていて、やはり外せない要素です。
その3つをベートーヴェンの特長として皆様にお届けられるような内容にしていきたなと思っています。
特にカンタービレとヴァリエーションの美しさは、私がベートーヴェンに惚れたポイントの一つです。
スタッフとても興味深いです。特に弦楽四重奏の後期の作品などに触れると、こんなにシンプルなのに、何でこんなに人の心に染み入るような美しさや神々しさを放っているのだろう…と驚きます。
石上本当にそうですよね!ベートーヴェンのヴァイオリンソナタは割と初期〜中期の作品ですが…もし晩年に書いていたらどうなっていたのだろう…と想像してしまいます(笑)
江崎丁度この前チェロソナタOp.102を演奏したのですが、ベートーヴェンに見えているものが本当に深くて(笑)その次元でのヴァイオリンソナタも聞いてみたかったなと思います。
石上Op.130番台に書いて欲しかったね(笑)
スタッフだからこそ、他の作品との組み合わせが映えるという面がありそうですね!
石上時代でいうと近現代の作品はビビットなものも多いですし、コンセプトがはっきりしているので、相性が良いと思います。
同じ血が流れているよう…”M&Mデュオ”とは?
──── お互いに最高の演奏パートナーだなと思う瞬間を教えてください。
江崎最初にデュオで共演した作品がベートーヴェンの第10番だったのですが、音楽に対する考え方や表現したい音楽のスタイルが非常に近いことを発見しました。かつ、二人ともお互いに縛られすぎず自由に翔けるという感覚がありました。演奏後、自然と「今後もこのデュオを続けていこう」という流れになりました。
去年、一昨年の2年間でベートーヴェンのソナタ全曲に取り組みましたが、割と早い段階から既に全曲演奏2周目の構想を考えていました(笑)
石上ディスカッションをして、お互いにやりたいことを擦り合わせたうえで音楽作りができるので、心地よいです!
二人ともミュージックダイアログという大山 平一郎さんが音楽監督をしている団体で室内楽に取り組んでいたのですが、音楽のフィーリングはもちろんのこと、行間の読み方というか楽譜の読み方という面での共通言語が一つあるので、そういった面でのやりやすさや安心感はあります。
江崎なにか、同じ血が流れているような感じです。
スタッフなるほど!わかりやすい表現です。現在お二人はM &Mデュオとしても活動されていると思いますが、コンセプトを教えてください。
石上例えば、カルテットは常設の団体が多く存在すると思うのですが、ヴァイオリンとピアノのデュオとなると、どちらかと言えば、「ヴァイオリンリサイタル」のような雰囲気になってしまいがちです。
デュオという編成は、室内楽の最少単位でありながら、密度の高い究極のアンサンブルができるユニットだと思います。固定のパートナーとじっくりと作品に向き合うことで、より深く作品を理解し、独自の解釈を生み出すことができると思います。そしてレパートリーを育んでいく過程で、絆を深め、より良いアンサンブルがお届けできると思います。
M&Mデュオでは、単発の演奏会だけでなく、長期的な視点で活動していくことを目指しています。
お互いに心から信頼し、リスペクトし合う最高のパートナー
──── お互いの第一印象と現在の印象を教えてください。
江崎私たち、プライベートもかなり仲が良くて…日本に帰国したら2日に1回くらい会うほどです(笑)何かあればすぐに石上さんに連絡するし、誰よりも私のことを知っている人だと思います。
石上さんは多才がゆえに、最初は隙がなく、少し近寄りがたい印象も受けましたが、実際に接してみるとすごく柔らかな雰囲気も持っていることに気づきました。また一緒に演奏したり、プライベートを過ごしたりする仲で、「凄まじい努力を当たり前のようにこなす方」だということも…責任感が強く、どんな状況でも文句を言わないことには驚きました!私だったら「疲れた」とか「大変だな」とか言ってしまうので(笑)石上さんの人間としての強さ、そして心の余裕に、いつも感心しています。
石上いや〜、リハーサルでどうしてもできない時などは「ちょっと休憩しよう!」とか言ってすぐに休憩したがるけどね!(笑)でも江崎さんとのリハーサルでは、逆にパワーをもらえるので、あまり疲れないんです。むしろ元気になります!私は江崎さんと出会う前、Twitterで彼女の文章を見て、その感性と知性の深さに惹かれました。精神年齢がいくつなのかと不思議に思うほどでした。初めて会った時は、とても可愛らしい方だと感じ、もし自分が男性だったら、きっと江崎さんにプロポーズしていたと思います(笑)
江崎(笑)
石上彼女のインテリジェンスは外見からも感じられますし、音楽に留まらず、派生する様々な事象に対する考え方や捉え方が、すべてがクリアに紐づいていて、そこから彼女の繊細な音楽に繋がっていることが、よくわかります。
言葉の選び方が自然で、彼女の内面から湧き出るような美しさがありますよね。
スタッフとても共感します!江崎さんが初めてサロンにご出演いただいた際、サロンでの演奏に寄せてのメッセージをご執筆いただいたとき、一つ一つの言葉のチョイスにこだわりを感じ、表現がとっても美しくて感銘を受けました。
石上そうなのです!その感性に共感できるものがすごくあって、けれども新たな発見もあって…その素晴らしさをなかなか表現するのが難しいのですが。
江崎何かたくさん褒めてくださって、ありがとうございます…私「文句言わない」とかいって、低レベルになってしまった(笑)
石上いやいや…(笑)二人に共通するのは共感性が高いところですかね。
江崎たしかに!石上さんがリハーサル中に作品に感動して泣く事件、結構ありますよ(笑)人の本質を見出して共感するパワーが強い方だと思います。
石上共通といえば、作品に取り組むなかで、「ここ良いよね!」って感じるところが完全一致することが多いと思います。”萌えポイント”みたいなのが一緒ですね!
江崎わかるわかる!(笑)弾く前から「ここ好きでしょ?」というのがお互いにわかる感じ!
石上そうそう!例えば第10番は比較的マイナーな作品だったのですが、この作品のこの部分が好きというところまで一致するのは珍しいな〜と感じました。
スタッフ江崎さんの演奏は、その柔らかく上品な外見からは想像できないほど深く、自由で、スケールが大きくて哲学的で引き込まれますね。
石上さんの演奏は、オーセンティックなのに自由で、知性と情感のバランスが絶妙です。近年、ますます深みを増しているように感じます。
江崎息の長さや呼吸感が合い、自由でリミットが無く羽ばたける。ギリギリのところまで攻められるのは、石上さんとのアンサンブルならではです!
石上そうですね。私たち、演奏前にピリピリしないですし…(笑)。
ホールに着いても、お菓子とか食べたり、昼寝したり、とってもマイペースに過ごしています!
スタッフそういうバックステージの様子って、何となく演奏を通じてお客様に伝わるので、興味深いですね。
もちろん、緊張感のある演奏というのもその人の真剣さが伝わって魅力的ですが、自然に身を委ねられるようなアンサンブルは心身ともに癒されます。
石上「合わせなきゃ」とか「合わせよう」というストレスが私たちにはありません。
そればかりを考えてしまうと、枠に囚われてしまいますので、その辺の重荷がクリアされているというのは、とても重要なことだと思います。
(2024年7月9日収録。文責、見澤沙弥香)
石上 真由子&江崎 萌子 ベートーヴェン 10のヴァイオリンとピアノのためのソナタの秘密《Vol.1》〈世俗と神秘〉
ベートーヴェンを邦人作品から紐解く──
あまりに意外で、あまりに前衛的な提案!
2024年9月24日(火)
開演19:00
渋谷美竹サロン
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プログラム
ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第1番 ニ長調 Op.12-1
シューベルト:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ニ長調 D.384 Op.137
シマノフスキ:ヴァイオリンとピアノのための3つの詩曲「神話」Op.30
武満徹:妖精の距離
プロフィール
石上 真由子(Mayuko ISHIGAMI)Violin
日本音楽コンクール、ルーマニア国際音楽コンクール、宗次エンジェルヴァイオリンコンクール、チェコ音楽コンクール、バルトークコンクール等、国内外で優勝・受賞多数。
題名のない音楽会、NHKクラシック音楽館、NHK-FM名曲リサイタルやリサイタル・ノヴァ、「ブラボー!オーケストラ」等に出演。
東京交響楽団、東京都響交響楽団、読売日本交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、大阪交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、ブラショフ国立交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、旧 東京ニューシティ管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、愛知室内オーケストラ、山形交響楽団など、国内外で多数のオーケストラと共演。
Charlottesville Chamber Music Festival・Festival Academy Budapest・Elba Isola Musicale d’Europa・Lobero Theatre Chamber Music Projectなど、欧米各地の音楽祭・演奏会に出演。
長岡京室内アンサンブル、アンサンブル九条山メンバー。室内楽コンサートシリーズEnsemble Amoibe主宰。
Music Dialogue、CHANEL 室内楽、京都コンサートホール、公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。
京都市芸術新人賞、音楽クリティック・クラブ賞、大阪文化祭賞、青山音楽賞、藤堂音楽賞受賞。
日本コロムビアよりCD「ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ」、「ブラームス:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第1番」、ALTUSより「ラヴェル:ツィガーヌ」好評発売中。
www.mayukoishigami.com
Twitter @MayukoIshigami / Instagram @mayukoishigamiviolin
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江崎 萌子(Moeko EZAKI)Piano
ライプツィヒ・ゲヴァントハウス大ホール、パリ・フィルハーモニーブーレーズホールにてソリストを務めたのをはじめ、日本、ドイツ、フランスを中心に演奏活動を行う。これまでに東京交響楽団、中部ドイツ放送交響楽団、Orchestre symphonique et lyrique de Nancy 等と共演。シャネル・ピグマリオン・デイズアーティストとして東京・ネクサスホールにて全六回のソロリサイタルを行う。
第8回ヴェローナ国際コンクール(イタリア)第2位およびクラシックソナタ賞、女性演奏家賞受賞。 その他、第26回エピナル国際コンクール(フランス)入賞およびオーケストラ賞、現代曲賞、第80回日本音楽コンクールピアノ部門入選、第4回東京ピアノコンクール第2位など国内外で入賞を重ねる。
室内楽にも数多く取り組み、ベルリンフィルハーモニー室内楽ホール、ゲヴァントハウスメンデルスゾーンザール、ドレスデンシュターツカペレにて演奏するほか、Festival de musique St Amand deVergt、ラヴェル音楽祭、Music Dialogueディスカバリーシリーズ、シャネル室内楽シリーズ等に出演。ザルツブルク=モーツァルト国際室内楽コンクール第2位受賞。
桐朋女子高等学校音楽科首席卒業後、パリスコラ・カントルム音楽院にてテオドール・パラスキヴェスコ、パリ国立高等音楽院にてフランク・ブラレイ、上田晴子の各氏に師事し修士課程を卒業。ライプツィヒ・メンデルスゾーン音楽大学演奏家課程にてゲラルド・ファウト氏のもと研鑽を積み、2022年最高点で国家演奏家資格を取得、2023年より同大学にて教鞭を取る。またメナヘム・プレスラー、マリア・ジョアン・ピレシュ各氏の薫陶を受ける。
オフィシャルホームページ moekoezaki.com