2017/10/25
こけら落とし【第十二夜】黒岩航紀サロンコンサート(ピアノ&ヴァイオリン)ゲスト出演・岸本萌々加
10月25日のコンサートは2度目の登場となるピアニスト黒岩航紀さん。
そしてゲスト出演にヴァイオリニスト岸本萌々加さんでした。
(岸本さんはつい先日に行われた第86回日本音楽コンクールのヴァイオリン部門で3位入賞されたばかりでございました!)
さて今回は、黒岩さんのピアノソロでは普段の黒岩さんの選曲とはガラリと印象の異なるプログラムに、開演前から楽しみでした。
<プログラム>
バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第1番 ハ長調 BWV846
シューベルト:即興曲集より 第4番 へ短調 D935/Op.142
ベートーヴェン:ピアノソナタ第17番 ニ短調 Op.31-2「テンペスト」
スカルラッティ:ソナタ ロ短調 K.87/L.33
フランク:ヴァイオリンソナタ イ長調
ハ長調のどこか落ち着く清潔感溢れるバッハの音楽からはじまり、シューベルトの即興曲第4番の前に黒岩さんが曲に対する思いやイメージを解説をしてくださいました。
“この曲はシューベルトの曲のなかではシューベルトっぽくなく、おもしろい要素が入っている。
当時は今でいうロックのようなイメージで作曲された曲だった。”
と、なるほど…!
シューベルトの即興曲は4曲ありますが、それぞれ個性を持った作品ですが
とりわけ今回演奏された第4番はおどけてからかうような遊びのある曲調が印象的なのですが、その謎がとけたようでした。
黒岩さんのコンサートはこういったトークや解説がわかりやすく、より音楽を深く楽しむことができることも魅力の一つといえます!
ベートーヴェンのテンペストでは、決して情緒過多な演奏には陥らず絶妙なバランス感覚を持った演奏に、もっと彼のベートヴェンを聴いてみたいという気持ちになりました。
後半はスカルラッティのソナタのからフランクのソナタに入るところがこれまた印象的…
まるで何かを思い出すかのように、美しく詩的な旋律に導かれ、
ヴァイオリンとピアノの掛け合いにどんどん魅き込まれて行きます。
岸本さんのヴァイオリンと黒岩さんのピアノでの音楽の語らいに、まるで協奏曲を聴いたあとのような満足感がありました。
「そうか、生演奏は”音楽は語らい”が楽しみのポイントなのか」
そんな発見があったコンサートとなりました。
美竹さろんでは、さまざまな語らい(=コミュニケーション)をこれからも大切にしていきたいと思います。
今後のコンサート情報はこちら!
タグ: ヴァイオリン
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2017/10/14
こけら落とし【第十一日】山崎千晶サロンコンサート(ヴァイオリン&ギター)
美竹清花さろんに、ついにヴァイオリンが登場しました!
10年もの間、チェコのピルゼンフィルハーモニーのコンサートミストレスとして活躍してきたヴァイオリニスト山崎千晶さんです。
10年間もヨーロッパのオーケストラでコンサートミストレス(以下、コンミス)をしていた実績というのは音楽家として大変に貴重で大きな価値のあるキャリアです。
せっかく才能があっても音楽家として生きていくことを諦めてしまう人もたくさんいます。
しかし、彼女は大学を卒業してすぐにチェコに渡り、約20年ものあいだ”演奏家、音楽家”そして、一人の”音楽と共に働く女性”として生きてきました。
これは並大抵の音楽家ができることではありませんし、今の時代を生きる女性として、道を切り開いてくれるような存在だと思います…!
山崎さんは演奏家としてだけではなく、作曲家、教育者としてなど、多岐にわたり活躍を広げられており、なんと5国語が堪能と、とっても多才な方なのです。
そんな彼女の今回のプログラムはバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番、第3番。
前半は山崎さん自身が作曲された曲も披露してくださいました。
自作曲では長い間海外生活をされてきたからこそ、日本の良さを伝えたいという”さくら”のヴァイオリン無伴奏、だったり日本の伝記小説”やまはは”と音楽を融合した新しい形の生演奏。
プログラムを通して
彼女が送ってきた音楽人生、そしてこれからの思い、そんなものも垣間見えるようでした。
美竹清花さろんでは”初”となるヴァイオリンコンサートですが、サロンでは木をふんだんに使用して設計しているため、実はヴァイオリンと、とっても相性が良い!!
まるでヴァイオリンの木の中に融けこんでしまいそうです。
伴奏はクラシックギターのカール・へリングさん。
彼は世界各国で演奏活動をされており、日本とイギリスに住み、演奏活動の他、作曲や編曲など、多才な活動を行っています。
ヴァイオリンとクラシックギターのアンサンブルも、想像以上に共鳴し合い、素晴らしい演奏でした。
今後当サロンでのヴァイオリンコンサートに期待を膨らませる第一歩となるような機会となりました!
次回のヴァイオリンコンサートは鈴木舞&實川風によるサロンコンサート。
申し込み開始してまだ間も無くですが、大人気ペアのため、
もうすでに半分近くの席が埋まってきてしまっています!
ご希望の方はお早めのご予約を…♪
こけら落とし【第十一日】山崎千晶サロンコンサート(ヴァイオリン&ギター)
美竹清花さろんに、ついにヴァイオリンが登場しました!
10年もの間、チェコのピルゼンフィルハーモニーのコンサートミストレスとして活躍してきたヴァイオリニスト山崎千晶さんです。
10年間もヨーロッパのオーケストラでコンサートミストレス(以下、コンミス)をしていた実績というのは音楽家として大変に貴重で大きな価値のあるキャリアです。
せっかく才能があっても音楽家として生きていくことを諦めてしまう人もたくさんいます。
しかし、彼女は大学を卒業してすぐにチェコに渡り、約20年ものあいだ”演奏家、音楽家”そして、一人の”音楽と共に働く女性”として生きてきました。
これは並大抵の音楽家ができることではありませんし、今の時代を生きる女性として、道を切り開いてくれるような存在だと思います…!
山崎さんは演奏家としてだけではなく、作曲家、教育者としてなど、多岐にわたり活躍を広げられており、なんと5国語が堪能と、とっても多才な方なのです。
そんな彼女の今回のプログラムはバッハの無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番、第3番。
前半は山崎さん自身が作曲された曲も披露してくださいました。
自作曲では長い間海外生活をされてきたからこそ、日本の良さを伝えたいという”さくら”のヴァイオリン無伴奏、だったり日本の伝記小説”やまはは”と音楽を融合した新しい形の生演奏。
プログラムを通して
彼女が送ってきた音楽人生、そしてこれからの思い、そんなものも垣間見えるようでした。
美竹清花さろんでは”初”となるヴァイオリンコンサートですが、サロンでは木をふんだんに使用して設計しているため、実はヴァイオリンと、とっても相性が良い!!
まるでヴァイオリンの木の中に融けこんでしまいそうです。
伴奏はクラシックギターのカール・へリングさん。
彼は世界各国で演奏活動をされており、日本とイギリスに住み、演奏活動の他、作曲や編曲など、多才な活動を行っています。
ヴァイオリンとクラシックギターのアンサンブルも、想像以上に共鳴し合い、素晴らしい演奏でした。
今後当サロンでのヴァイオリンコンサートに期待を膨らませる第一歩となるような機会となりました!
次回のヴァイオリンコンサートは鈴木舞&實川風によるサロンコンサート。
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