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才気あふれる伝説の若手!神出鬼没!”怪物くん”こと千葉遥一郎がこけら落とし以来、7年ぶりに再び美竹サロンに登場!
千葉遥一郎氏といえば、2016年、第85回日本音楽コンクールで第2位、岩谷賞(聴衆賞)をいきなり受賞、彗星の如く現れた当時19歳で、若手の注目の的だった。その後、突如、姿をくらませたかと思えば、2021年、モントリオール国際音楽コンクール第2位受賞し、一躍、再び時の人となっている。
コロナ禍や留学等で、彼の演奏を聴ける機会が極めて少なくなっており、日本の聴衆にとって待ちに待った公演ではないだろうか。
才気に満ちた千葉遥一郎の演奏の哲学や、ドイツ・リューベックへの留学秘話など語っていただいた。
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<千葉遥一郎ピアノリサイタル>
2024年3月9日(土) 15:00開演
シューマン:謝肉祭 Op.9
リスト:巡礼の年 第1年《スイス》S160/R10より – 第6曲 オーベルマンの谷
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
ラフマニノフ :ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36(1931年改訂版)
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一番の変化は、感情表現が豊かになったこと
────現在はドイツ・リューベックに留学中かと思いますが、留学生活を通して、何が一番変わりましたか?
千葉変わったことは多方面でありますね。
まず、こちらでは人の感情を表情から読み取る文化というのがあります。なので、その人の感情や情緒を素直に表現していくと、人間関係が円滑に進む傾向があります。
僕自身はもともと人から見ると感情の変化が乏しく見えてしまいがちなタイプだったので、そういった背景から感情が豊かになってきました。
スタッフそれは面白いですね!よく日本とのカルチャーショックとして、ディスカッションの文化が一番に挙げられることが多いと思いますが、言葉より表情というのは意外でした。
千葉もちろん言葉もあるのですが、それはすごく副次的な意味合いです。
とにかくその人が何を考えているかというのはリアクションで表現するわけで、そのため必要に迫られて喜怒哀楽をもう少し表現していくというのは、自分にとって大きな変化でありました。
それこそ「キレる」ということを人生で初めて覚えました!(笑)
スタッフえ?!キレるって怒ることですか?
千葉そうです!単純に怒るということではなく、表現としての怒るとでも言いますか…。
どうやったら効果的にキレられるか?怒りが伝わるか?というのを考えて怒るようになりました。
逆に怒りを我慢して表情に出ないと、何考えているかわからないので、その方が怖いという文化なんですよね。
スタッフそれは面白いです!日本は察してよ…と、なりますね?
千葉そうですね。日本は察しの文化なので、すべてを喋らなくても、相手が先を読んでその人の動向を見る傾向がありますね。しかし欧米では表情から言葉からすべてで伝えるという感じです。
言葉だけでは言葉の壁がありますので、自分が本当に伝えたいことを伝えるために、表情など、感情の表現で補填していくという…そういう感覚ですかね。
ドイツの田舎町という最高の環境で
────そもそもなんで留学先をドイツのリューベックに決めたんですか?
千葉色々な理由があるのですが一番は”環境”ですね。
ヨーロッパの田舎町にしっかりと腰を据えて住んでみて、音楽を勉強したいという気持ちがありました。
ほとんどの学生は、留学をしたいと思うきっかけの多くに師事したい先生がいたりですとか、なるべく都会に留学して良い演奏にたくさん触れたいという動機があると思うのですが、僕の場合は何よりも環境でしたね。
もともとドイツ音楽が好きだったということもあるのですが、ドイツ音楽に見られる表現というのは、田舎の景色を彷彿させるものが多いのです。
作曲家が散歩しながら作品を描いたりしていたので、例えば管楽器の表現が田舎でしか聞けない鳥のさえずりだったり、森の木々を揺らす風や、小川の四季折々の表情を表現したり…そういった、ここでしか体験できない原風景に身を置きたかったのです。
ちょうど留学したいと思った時は、コロナ禍でして…向こうに渡ったとしても、オンラインレッスンなど、まだ模索している時期だったので、良い勉強ができないんじゃないかと思ったこともあり、一時期は留学を諦めていました。
ふと、その時の東京の景色が混沌とした世の中とリンクしているような気がしたんですよね。
ベルリンも少し混沌とした雰囲気があり、行ってみると東京みたいなんですよね。ビルの間に観光地が隠れるようにあったりとか…そういうのは少し興醒めしてしまいますが(笑)
そういった経緯もあり、ドイツ的な情緒とか風土を感じられる土地が良いなと思っていたので、リューベックに決めました。
スタッフリューベックという街はどんな街なのですか?やはり田舎なのでしょうか?
千葉コンパクトな街ですよ!少し街を出ると草原だったり牛が歩いていたり原風景を見ているような感じです。
その大草原の真ん中に街があり、歩いて1時間で回れてしまうくらいくらいコンパクトです。
生活に必要な日用品や衣服も手に入るようなお店が家からすぐの距離にあります。
なので、すごく田舎すぎるわけでもなく、ちょうど良い感じですね。
スタッフインスピレーションというか、この場所だ!という導きがあったのでしょうか?
千葉そうですね、留学前にコロナの規制が一瞬緩くなった時に訪れる機会があったのですが、その時に理想的だなと思いました。
そこからHPを探してみたら良い先生もいらっしゃったのでスムーズに決定しました。
スタッフヨーロッパは教会が多いと思いますが、リューベックの街はどうでしょうか?
千葉多いですよ!それこそ、大規模な観光客用にオーガナイズされているような教会ではなく、地元の人がミサに行くような日常に溶け込んでいる原風景のような教会があります。
リューベックは世界遺産に登録されているような観光都市ではありますが、地元と観光用に分かれています。
歴史的にも重要な都市でありまして、ハンザ同盟都市として世界の玄関口だったこともあり、そういった誇りが今を生きる人々からも感じられます。例えば、古い建物がちゃんと保全されていたり、そういった人々のマインドが町並みに反映されているのは素晴らしいところですし、音楽的インスピレーションを大きく受けるというところです。
日本でいう京都の景観保護を意識しているような街並みですね。
スタッフ先ほどもいっていたように多くの演奏機会というのは、どんなところでの演奏が多いのですか?
教会とか小さなサロンとかも多いのですか?
千葉もちろん、それもありますが、一番多いのが実は個人宅なんですよね。
何かパッと呼ばれて音楽やってくれないかというのがよくあることなのです。まるでウーバーイーツみたいな?(笑)
すごく小さな部屋にグランドピアノがあって、もう間近というか触れられるような位置にお客様がいらっしゃって…そんなアットホームな環境で演奏することが多々ありますね。
催しがあると必ず音楽というものが付随しているような感じがします。それはお祝いごとのみならず、例えばデモのようなものにもあります。その時の人々の感情とか情緒に音楽が不可欠なものという意識があって、何かインフラのように浸透しているような気がしています。
それとハンブルクに近く、ブラームスを持ち上げる文化がありまして、学校でもブラームス音楽祭なるものがありました。オーケストラでいうとアラン・ギルバート氏のNDR北ドイツ放送フィルハーモニー交響楽団ですね。
日常に溶け込むドイツの音楽教育!
音楽は人類すべてのもの
────ドイツではドイツ演奏家資格という制度がありますが国内で何か影響があると思いますか?ドイツの教育で特長的だと思ったことを教えてください。
千葉僕もこれから演奏家資格課程に入るのですが、資格が有る無し関係なく演奏させていただいています。
ドイツ演奏家資格は、どちらかといえば海外でドイツのマイスターの資格をもっているという、その価値というものが就職やステータスにつながっているような感じがします。
スタッフなるほどですね!ドイツは世界でも珍しく、仕事がそれぞれみんなマイスター制度になっていると聞きました。
千葉そうです!それがとても特徴的なところかもしれませんね。
スタッフ日本やアメリカでは適当に大学行って、適当に就職するけど、ちょっと違う感じがします。
千葉そうです!小学生(日本でいうと小学生3年)くらいで職業を決めて、必要な技術とかある程度のカリキュラムが組まれています。晴れてその課程を修了すれば、ドイツに生きる社会的信用というか、職が担保されているような状態です。なので、失業という意識があまり無いような気がします。
最近は移民が入ってきたりして、ドイツ人もフラストレーションが溜まっているところではあると思いますが…。
スタッフそういったドイツを参考に、技術系であれば、日本にもそういう制度が導入され始めているようですね!
千葉それはとても良い兆候だと思います。ひょっとしたら国民の幸福度も上がっていくきっかけになるのではないでしょうか?
「自分は何者であるのか?」「自分が何をやるべきなのか?」というのを日本人はすごく重要視している面があると思います。自分が自分のいるべき場所で、ある一定の人たちを満足させているということに幸せを感じる国民性があると思うんですよね。なので、職業訓練所のようなところでスキルを確立すればそれが自信に繋がり、社会での居場所を見つけられて、自分を見失って迷走することが少なくなるような気がします。
ドイツ人は皆、自分に自信がありますから!自己肯定感がとても高いです!(笑)
スタッフ日本でも、宮大工さんとか職人さんの世界ではそういった感じで成り立っていたそうです。
そういった日本の伝統と、ドイツのマイスター制度を合わせた感じで日本の職業訓練制度が成り立っていたんですよね。
日本はものづくり大国ということもあり、技術の方はそれで成り立っているのですが、ホワイトカラーの方はなかなか難しかったようです。
──ちなみに、音楽教育についてはどう思いますか?
千葉音楽教育については、非常に大きな違いがあるのですが、言語化すると誤解が生まれるかもしれず、説明が難しいところです。
まず、街にいくつか音楽学校があるのですが、音楽の職業に就こうと思っていなくても、そこに通っている人が多くいらっしゃいます。職業のためではなく、音楽の愉しみ方をより理解するための学びといいますか、自然と聴き手が育つような文化が元から根付いているような気がします。
聴き方の違いでいうと「その瞬間に生まれた音楽を自分の心にどう取り込んでいくか?」ということを、子供の頃からごく自然に音楽に触れることで、ドイツではより一般的に広まっているという感覚です。
学ぶというより、より音楽を愉しむことに比重が置かれているというイメージですね。
僕自身、音楽の聴き方もずいぶん変わりました!
たとえば、日本にいた頃ベートーヴェンのシンフォニーを聴く機会があったとしたら、何かこう、ありがたい説法を聴くような気分でいました。当然、ありがたいものだからこそ、自分もしっかり勉強して、スタイルを理解して、その作品の本当に素晴らしいところを理解できる状態で行って、ありがたく受け取ろうというマインドセットでした。
しかし今は違います。作品から能動的に何かを受け取りに行くというよりかは、もっと身近に、例えば自分が精神的に落ち込んでいたり焦っていたりしている時こそ、シンフォニーを聴こうという風になっています。
シンフォニーから自分の情緒とか状態に合う”何か”をもらって、それで元気になって日常も豊かになるという…そういう愉しみ方みたいなものをこちらに来て学びました。
なので、音楽は必要不可欠という感じです。
こっちの演奏会では”誰が”演奏するかよりも、”何を”演奏するかで演奏会に足を運びます。
スタッフ確かに!音楽がより日常的というか、自然の中に溶け込んでいますね。何か日本の学生の演奏を聴くと、窮屈に感じることがありますよね?
千葉それは、尊敬の念から来ているんだと思います。作品に対して、自分が踏み入れてはいけない領域の、何か崇高なものに感じてしまうんだと思います。
そうなると当然、作曲家との距離も感じますし、自分の弱いところを見せてはいけないと思ってしまうのです。
ドイツでは、弱いところも強いところもすべてさらけ出して自分のありのままを楽器に乗せて舞台に乗せると、お客様からリアクションが生まれ、結構喜ばれます。
演奏家が楽器を通して「どういう人間なのか?」人間的な何かを感じられるのが良しとされます。僕らが日本で学んでいると、何か、天才モーツァルトや偉人ベートーヴェンという人間離れしたイメージを抱き「自分がこの作品を表現する資格があるのだろうか?」ということを考えてしまうことがありました。しかし、もともとこの作品たちは人類すべてのものなんだなと思えるようになりました。
それ以来、本番が楽に感じるようになったというか、演奏するということが楽になりました。
スタッフとても深い学びですね。
社会的な演奏家になりたい
────ドイツのピアニストは意外にも著名な国際コンクールでは見かけないような気がするのですが、それだけ音楽が根付いているのに、なぜでしょう?
千葉そうですね、あまりcompetitiveな演奏をする人はいらっしゃらないですね。
それこそドイツ国内ではコンクールがいくつかあって、そこで活躍する素晴らしいピアニストはいらっしゃいますよ。
僕の演奏ももうcompetitiveな演奏ではなくなっているので、そこは少し心配なところです(笑)
スタッフそれはとても良いことではないでしょうか!
コンクール風の演奏ばかりでは疲れてしまいますし、その人の本当の個性みたいなものが見えなくなってしまうのではないでしょうか。
それに、息の長い演奏家でいるためには、competitiveな演奏からの脱却は必要不可欠ではないでしょうか。
もちろん興行主からすれば、そういったタイトルも日本では集客に多少影響しますので、必要に思うこともありますが、私たちは演奏家自身の本質をお客様にお伝えしたいので、コンクール歴が無かったしても、魅力的な演奏家さんをご紹介したいという思いで続けています。
そういうことを日本のお客様にも是非わかってほしいと思っています。
千葉美竹さんのような考え方で演奏会を開いてくださるホールは、演奏家にとっては大変ありがたいと思っている方が多いと思います。
そういった信念があるからこそ続いていると思いますし、日本のお客様も潜在的に求めていらっしゃるのではないかと思います。
スタッフそう思いますよ!コンクールだなんだかんだばかりにこだわっていたとしたら、ケンプやグールドのような演奏家が現れないですよ。
みんな予選落ちだと思います。
千葉そういえば…ケンプの演奏をふざけてコンクールの予備予選に提出したコンペティターがいて、普通に予選で落とされたらしいと話題になっていましたね(笑)
スタッフえ〜!ケンプの音楽、あたたかくて大好きですよ。
千葉それは時代があると思います。今、あたたかい音楽をできる演奏家というのは時代的にいないんじゃないですか?
────クラシック音楽を取り巻く時代や環境について、深い考えをお持ちのようですね。
是非ご意見をお聞かせいただけますか?
千葉これは僕個人の考えなのですが、すごく大変な時に何かその大変な状況から目を背けたような演奏というのは、あまり心に響かないような気がするんですよね。
こんな大変な時代に、桃源郷を思い浮かべたような、あまりにもエレガントな演奏というのは共感できないと思います。
あとは演奏する場所や聴衆、文化によっても変わると思います。
それこそコンクールに入賞して世界を飛び回るようになれば、今日はパリで明日はボストンでといったような、色々な都市をものすごい短い時間で周ります。すると、その都市に想いを馳せている時間が無いんじゃないかと思うのです。
それぞれの場所(都市)によって人々が求めている音楽って違うんじゃないかと思います。
それは僕も次回東京・渋谷で演奏するのであれば、日本人は今どういう感覚なのか?ということを、演奏するうえですごく重要視します。
スタッフその考えは、クラシック音楽(作品が描かれた背景など)がそもそも歴史そのものとも言えるので、とても納得します。
千葉そう考えると、この現代において、そもそもクラシック音楽の需要そのものが減少傾向にあるというのは、実は自然なことなんですよね。世界的にもその傾向がありますし。
スタッフそれは悲しいな…!
千葉そうですね。今足を運んでくださる聴衆の方というのもクラシック音楽の黄金期というか良い時代を知っているご高齢の方が多いと思います。
今の若い世代というのは、なんというか、昔のクラシック音楽は良かったなというのが老害のようにみなされるというか、説教されているような気分になるんじゃないかなと思ったりします。
そういうことをあえて考えるというか、「社会的なことを考える社会的な演奏家」になりたいです。
スタッフどうしてもクラシック音楽って昔のものを扱うので、今の社会や問題についてリンクしないような気がしていましたが、考えてみれば、ごく自然に大切なことかもしれませんね。
現在、ドイツも大変な状況かと思いますが、新しい首相のシュルツさんでしたっけ?真面目な方ですよね。
千葉真面目にならざるを得ないというのもありますが(笑)
ウクライナ問題でもドイツは重要な立ち位置にいますし、エネルギー問題でも電気代が一番上がってしまったのがドイツとも言われています。
電気代などのお金に関しては、なぜ上がったのかを理解できれば良いことです。
日本でも同じような傾向があり、だんだん身近な問題になってきましたよね。
スタッフ政治に関しては日本は問題だらけですよね。まず若い人が政治に関心が無いですし、政治家になりたいという人も皆無です。
例えば、海外ではよく話題になる第2次世界大戦についてであったり、若い日本人はあまり関心が無かったりしますよね。
なのでまず歴史を知り、知って自分はどう思うのか?日本人としてのプライドや誇り、自尊心のようなものを、もっと持っても良いのではないかな、と思ったりします。
千葉まったくその通りだと思います。
7年ぶりの美竹サロン
千葉今回のベートーヴェンの30番のソナタは、全ピアノソナタの中で一番好きな作品と言っても過言ではないです。ベートーヴェンが一番不幸だった頃を通り越して、色々なものに対しての諦めの境地に至っているような作品となっています。
曲調は、それこそ桃源郷のようなあたたかく穏やかですが、まったくそういった綺麗事を表現しているような作品ではありません。
小節の余白が日本の社会が抱えている問題というか、ベートーヴェンの諦めの境地から、何かを感じ取ってリンクしていただければ良いなと思っています。
美竹サロンは、それこそ日本のクラシック音楽の文化の根幹の部分を担うようなサロンだと思いますので、そういう何かしらのテーマや信念を持って取り組むのは必須だと思っていますし、今回も僕の中でテーマがあります。しかし、言語化してしまうと何か押し付けがましくなってしまうような気がしますので、あえて触れずにいます。
そして、サロンでは7年ぶりの演奏となりますが、7年というとすごく長いような気がしますがあっという間でした!最初のこけら落としでの演奏は、プレッシャーとサロンの雰囲気、場所に圧倒されて、自分の小ささが露呈してしまったのを覚えています。
僕の目指す個人個人のパーソナリティーな部分を映し出す演奏というのは、サロンはうってつけの場所ですし、ピアニストが孤独にならない不思議な空間です。
皆様が心を通わせて音楽を聴くという空間としては最適だと思いますので、是非心を解放して音楽を聴いていただければと思います!
お久しぶりに皆様にお会いできること楽しみにしています!
(2024年2月15日収録。文責、見澤沙弥香)
千葉遥一郎ピアノリサイタル
才気あふれる伝説の若手!
“怪物くん”こと千葉遥一郎がこけら落とし以来再び美竹サロンに登場!
2024年3月9日(土)
開演15:00
渋谷美竹サロン
⇨公演の詳細はこちらから
プログラム
シューマン:謝肉祭 Op.9
リスト:巡礼の年 第1年《スイス》S160/R10より – 第6曲 オーベルマンの谷
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番 ホ長調 Op.109
ラフマニノフ :ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.36(1931年改訂版)
プロフィール
千葉 遥一郎(CHIBA Yoichiro)Piano
1997年東京都出身。
2021年、モントリオール国際音楽コンクール第2位入賞。2016年、第85回日本音楽コンクール第2位、岩谷賞(聴衆賞)受賞。2014年、第19回フッペル鳥栖ピアノ・コンクール第2位受賞。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校および同大学卒業。卒業時に安宅賞、藝大クラヴィーア賞、アカンサス音楽賞、同声会賞、三菱地所賞の各賞受賞。在学中、アリアドネ・ムジカ賞受賞。
公益財団法人ローム・ミュージックファンデーション、同青山音楽財団、Ad Infinitum Foundationより奨学金を受ける。
現在、リューベック音楽大学で研鑽を積んでいる。