【田所光之マルセルさん】天性の芸術家


 

多彩な音色、精緻な美、詩情に満ちた高貴な旋律──
後世に多くの影響を与えた2人の作曲家によるサロン音楽の愉しみ方を、
いま注目の田所光之マルセルが提唱する!

かねてより注目していた田所光之マルセル氏が初登場となる!
エリザベート王妃国際コンクール、モントリオール国際音楽コンクール、 ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールなど、巨匠たちの登竜門ともいえる数々の名門コンクールで、国際的に名を馳せてきた正真正銘の本格派だ。
しかし、そんな実力派でシャープな印象とは一変して、普段の彼は天真爛漫な天才肌。
ありのままの姿がまさに”芸術家”そのものだからこそ、彼のライブ演奏が特別に感じられる理由に迫った。

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田所光之マルセル ピアノリサイタル〈ラヴェル〉
2024年8月10日(土) 18:00開演


※出演者の希望により変更させていただくことになりました。
ラヴェル:ボロディン風に
ラヴェル(ガルバン編曲):弦楽四重奏曲(ピアノ・ソロ版)
ラヴェル:シャブリエ風に
ラヴェル:古風なメヌエット
ラヴェル:夜のガスパール

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田所光之マルセル ピアノリサイタル〈ヘンゼルト〉
2024年8月18日(日) 18:00開演

ヘンゼルト:エチュード全曲(Op.2, Op.5)
《12の演奏会用性格的エチュードOp.2》
《12のサロン用エチュード Op.5》

⇨詳細・ご予約はこちら

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将来の夢は、恐竜?!


────ピアノを始めたきっかけやエピソードを教えてください。



田所
まず、普通に習い事の一環として、ヤマハ音楽教室のエレクトーンやリトミックのクラスに通っていて、両親は音楽関係ではなかったですし、特にきっかけがあったというわけでは無いのです・・・(笑)

スタッフそれが何歳くらいの時でしたか?ピアノに初めて触ったのはいつくらいだったのでしょうか?

田所幼稚園だったと思います。当時、ヤマハ音楽教室のエレクトーンからピアノに変わる時期が8歳か9歳になってからだったので、そこからホールで発表をする機会があり、そこからはずっとピアニストになろうと決めていました。

スタッフそこですぐにピアニストを決心されたのですね!早いですね。その時ホールで何を弾かれたのですか?

田所そリヒナーのノクターンという曲でした。(ハインリッヒ・リヒナーは1829-1898年に活躍したドイツ作曲家で、「ジプシーダンス」などピアノ初級者向けの易しいピアノ曲を数多く作曲したことで知られている。)

スタッフそこからコンクールなどにもチャレンジされたのですか?

田所そうですね、先生にせっかくピアニストになるのであればと、チャレンジさせていただいていました。実はその前から、芸術家になりたいとは思っていて、絵を描いていたりしていました。そんななかで、ちょうどピアノがハマったのだと思います。

スタッフもしピアニストにならないとしたら、何になりたかったのですか?

田所恐竜!!

スタッフえ?!恐竜?!なぜ、恐竜なのですか?!

田所強そうだし、恐竜が好きだったんですよね。今、振り返ると、古いものへの憧れなどがあって、今の職業にも通じる部分があります。例えば、化石を見て想いを馳せることは、楽譜を見て想いを馳せることと似ている部分があるし庭で化石のような模様を掘ったり、恐竜の絵を描いたりしていました。

スタッフ珍しい!もし輪廻転生があるとしたら、前世はどの時代のどんな方だったのだろう、と思ってしまいます。

田所僕、小2までサンタクロースを信じていたのですが、両親から欲しいものを聞かれて「恐竜の実在していた、本当の緯度が書かれている本」と伝えてしまい、とてもマニアックなお願いごとをしてしまって。そこで両親が困り果てて、ネタバラシを受けました!ちょっと面倒くさい子供だったかもしれないですね(笑)

スタッフそれはすごい!職業でいうと何になっていたと思いますか?

田所それは、恐竜以外でということですね?(笑)

スタッフそうですね!恐竜ではなくて、人間がいいですね!(笑)

田所化石を発掘する人とか、医者にも興味がありましてけどまぁ芸術家の何かかなと思います。それも考古学者の研究者や学芸員のような、そんな感じです。


3歳の頃の田所マルセル氏と羊


毎日、感動。毎回、印象的。


────音楽をしていて印象的な出来事や、感動したことなどを教えてください。



田所
これは、毎回です!色々考えたのですが、やっぱり毎回です!弾いていて、お客様と通じ合っているなと思う瞬間は、毎回感動しますね。あと僕は、サロンで弾くのが結構好きなので、今回もめちゃくちゃ楽しみです!

スタッフ即答でそのように答えていただけること、とてもうれしいことです!それでは、音楽以外のことでも良いのですが、 最近、感動したことがありましたら、伺ってもいいですか?

田所あ~それも、割と毎日感動しています!

スタッフなんと!それはとっても素晴らしいことですね!仕事などで、毎日同じ作業で決まったことをしていると飽きてしまったりすることがあるといわれますが、演奏家さんは常にクリエイティブな取り組みをされているので、そういった意味では毎日がドラマチックかもしれませんね。


田所そうですね、何かを発見していきたいなという気持ちを常に持っているからかもしれません。

スタッフ今、お話を伺っていて、今回のプログラムは、マルセルさんの探究心が詰まったものなのだと、ますます再認識しました。

田所そうですね!かなり深掘りできる作品たちですし、ラヴェルの弦楽四重奏については、常に弦楽の方のスコアを見ながら、アーティキュレーションを見たり、考えを巡らせたり、そういったことを日々楽しんで弾いて過ごしています。

スタッフそういえば、ご自身で編曲・作曲もされるのですか?

田所そうですね!ある程度はできるようになっていたいなと思っています!


コンクールについては冷静に客観的に


────数々の難関国際コンクールで実績を挙げられていると思いますが、コンクールに関して感じられていることがありましたら、教えていただけますか?



田所
それは・・・必要悪だとしか思っていないです。コンクールって、良くないですよ、絶対に!!

スタッフすごい!それを自覚されているうえで挑戦されているのは、とってもすごいことだと思います。

田所ある意味、普通に弾かなければいけないというかどうしても王道の演奏が求められてしまいます。例えば、ワンパッセージを自分なりのオリジナルを発見したとしても、そうではなく常識的な上手くバリっとしたパッセージで、しっかりとした音で聞こえる方が良い評価になります。すべての要素で、そういったふうに弾かないといけなくなってしまいますので、芸術面からしたら、コンクールはめちゃくちゃマイナスだと思うんですけど。しかし、自分がピアニストとして活動していくうえで、コンクールを受けないで済む何か良い方法があるかな、と思ったときに、やはり注目を集めやすいのでだからまぁ必要悪ですね。

スタッフそこまで考えたうえで挑戦されているというのは立派ですね!演奏家として、芸術家として、やりたいことが詰まっているマルセルさんの演奏がますます楽しみです。



正確さではなく、ライブならではの変化を大切に


────マルセルさんの演奏を聴いていると、まるでその場で即興で作曲しているかのような、特別なライブ感を感じます。



田所
ありがとうございます。例えば、当時、ラフマニノフがコレルリの主題による変奏曲をアメリカで初演したとき、聴衆のリアクションが退屈しているなと思ったらしく、変奏曲をいくつか飛ばしたという話があります。ある意味で「正確」ではなくても、その場その場で音楽を変化させたり創り出したりする能力があっても良いと思っています。自分は、場面に合わせて即興を入れても良いと思っているくらいです。できるだけ演奏は自由でいたいなと思います。


スタッフなるほど!マルセルさんの演奏は良い意味で場を支配するような、聴衆を惹きつけるスケールの大きい音楽以上のものがあると感じていましたが、その秘密が少しわかってきたような気がします。
ここまでお話を伺っていて感じるのですが、マルセルさんは、やはり徹底的に芸術家の魂ですね。


自由で大きな音楽作りを


───良い意味で、聴衆に迎合しない独自のプログラミングが魅力的なピアニストだと感じていますが、どんなことを意識されてプログラムを組んでいらっしゃいますか?



田所
そうですね。例えば、ある一つの曲をとっても、その前後の脈絡によって全然違う印象を受けることがあります。大きな作品のまとまりのなかにある一つの曲として演奏するときと、そうではなく単体で演奏されるのでは、まったく異なる表現になります。例えば、大きな作品のまとまりで演奏される場合、終始ppのままの方が効果的に聴こえる場合があります。一曲ずつというより、それを超えた大きな音楽作りを意識しています。なので、プログラミング全体を通して楽しんでいただけるように考えて、音楽作りをしています。

スタッフなるほど!マルセルさんがピアノを演奏するうえで大切にしていることを教えてください。

田所同じことになってしまうのですが、毎日、楽しんで、楽しんで、感動して、感動してそれの繰り返しです。

スタッフなるほど!その果てしない探究心は、もはや特別な才能ですね。では、ピアノに向かうときに、大切にされている習慣などはありますか?バッハは毎日必ず弾くとか、ストレッチをするとか

田所いや、むしろそういったことを習慣にしてしまうと、本番のときに環境が整っていないと大変なことになってしまいますので、むしろ何も無い方がいいと思っています!なんでもOKみたいなことを心がけています。



ラヴェルの弦楽四重奏、ガルバンのピアノ編曲について


───ご自身で編曲されている場面を見かけます。例えば、今回のような弦楽四重奏のような他の人の編曲については、どのようにお考えになられますか?



田所
ラヴェルの弦楽四重奏の編曲者であるガルバンは、ラヴェルとも親しい間柄でしたし、確実にラヴェルのアドヴァイスを受けていたと思われます(見せないで出版なんてことはないと思うので)。そのうえで思うことは、「良い編曲」というのは、すべての音を取りこぼしなく詰め込むのではなく、ピアノにした時に、いかに「良い音楽」になるかという計算がされているということです。そうなると、詰め込む作業よりも、抜く作業が重要になってきます。譜面上では、ここもこんなに抜いちゃっていいんだ?!と思ってしまうところでも、ピアノで実際に弾いてみるとクリアに聴こえるとかそういった点がこの編曲は素晴らしいです。


ヘンゼルトは、実は超重要人物!


───ヘンゼルトを取り上げられるピアニストは、大変に珍しいと思いますのですが、改めて、ヘンゼルトの魅力を教えてください!



田所
アドルフ・フォン・ヘンゼルト(1814 – 1889年)はドイツ出身で、そしてロシアに渡ってピアニストとして活躍した人です。当時、サンクトペテルブルク音楽院で教鞭もとっていたのですが、そこにはチャイコフスキーもいましたし、孫弟子にはラフマニノフがいました。ラフマニノフもヘンゼルトの作品を録音していて、非常に高く評価していました。なので、実はピアノ音楽史において、大変重要な作曲家なのです!残念ながら有名ではないのですが。もちろん、あまり弾かれないのには理由があって、どの曲も、両手の指を大きく開いて10度の音を弾くところが多くて、普通は指が届かなくて苦労すると思われます(笑)なので、楽譜を見て、「あ、やめよう」と思う人ばかりなのかな、と思います。音源より、生で聴いた方がより良さが伝わると思います。サロン風ですし。

スタッフなるほど!マルセルさんは身長も高く手も大きいので、身体的にもヘンゼルトを演奏するのに恵まれていますね。ヘンゼルトの音楽は、音源で聴くとロマンティックなところなどは伝わりますが、生で聴いた方が、より伝わるものがありそうです!エチュードには、一曲一曲に個性的なタイトルがついていると思うのですが、それについてはどう思いますか?


田所そうですね、例えばOp.2-5の「小川が大海に流れ込んでゆくように、愛しい人よ、私の心はお前を待ち受けている」という作品で、右手がキラキラした音形は小川の水が流れる様子をイメージしたり、Op.2-1「嵐よ、汝は私を打ちのめすことは出来まい」 など、嵐という言葉が出てくる作品では、雷や暴風雨のような音形がイメージのきっかけになります。しかし、あまりそれに囚われても良く無いので、少し俯瞰してみることもあります。



フラットな目線で、音楽をより自由に


───マルセルさんはどんなピアニストになりたいとお考えでしょうか?



田所
これまで言ってきたことと重複してしまうのですが、皆様に楽しんでいただけるような、こうある意味で我が道を行くピアニストというか(笑)プログラミングにこだわって、お客様と一緒に楽しめるピアニストです!

スタッフ心からそう思っていらっしゃるのが伝わりますし、天性のものを感じます。今後どんなチャレンジをしていきたいと思っていますか?

田所まずは、ここでヘンゼルトを全曲弾くというのは、自分にとって大きなチャレンジなので、今のチャレンジは美竹サロンです!(笑)

スタッフそれはとても嬉しいです!!例えば、ご自身のなかで、フランスものやロシアものなど、自分に合っていると思われるジャンルというか作曲家などは考えていたりしますか?

田所あ~、それも、どうしても母親がフランス人なので、フランスものが得意とイメージされがちなのですが、、、、もちろんフランスものも大好きなのですが、そういうものを超えて、どの作品の良さも伝えられるピアニストになりたいなと思っています。個人的にフランス人だからフランスものが良い、と思ったことはまったく無いです。むしろ僕のなかでフランスものが良いな、と思ったのはロシア系のピアニストが多いんですよ。フランスものをあのロマンティックな感じで来られるとグッとくるとか。逆にロシアものをフランス人が弾くとスッキリした感じで良いとか。なので、そこは本当にフラットでインターナショナルな目線で見ています。

スタッフたしかに!案外そういった文化というか、血が大きく影響している面というのもあるのかなと思っていましたが、逆に、良い化学反応が起きているのですね。興味深いです。

田所「亜麻色の髪の乙女」ってドビュッシーの前奏曲集のなかにあると思うのですが、アレクサンダー・コブリンというロシア系のピアニストがパリで弾いたんですけど、王道を超えていますし、ペダルも多すぎてめちゃくちゃなんですけど、自然と涙が流れてきてしまうほど感動しましたダメなこと、いけないことをした方が、人は感動することもあるんだな~って、思ったりしました。(笑)


スタッフ:それはなんだか、わかる気がします!



番外編



───休日の過ごし方やリフレッシュの仕方を教えてください。



田所
散歩したり、パリだと日本にいるときよりも出歩くことが多いので、出歩いたりします。あと友だちとボウリングにいったりします!

スタッフえ?!指は大丈夫ですか?!

田所3日間は弾けなくなるんですけど(笑)本番が近くない時とかに行きます。(笑)

 

───今現在、好きな(ハマっている)ピアニストや演奏家がいらっしゃれば教えてください。



田所
そうですね~、やっぱりラフマニノフですね。指揮者としてのラフマニノフもとても好きです。ピアニストとしての録音が良いのはもちろんなのですが、指揮者としての音楽作りから見えてくるものもあり、勉強させていただくことも多いです。

スタッフそうですね、録音が残っていますよね。ラフマニノフ指揮でクロイツァーがピアノを弾いていたり、あれを聴くとラフマニノフはやはり天才的なピアニストだったということがわかりますね。

田所そうですね、まず、彼はピアニストでしたね。

スタッフということは、マルセルさんもそのうちに指揮者デビューということもあり得るのでしょうか

田所そうですね?(笑)今は頭の中だけで、イメージしておきます。


───無人島に一つだけ持っていくとしたら、どの作品を選びますか?



田所
それはもう今は今回の作品です!8月10日より前だったらラヴェルで、後だったらヘンゼルトです。

スタッフ最後にご来場いただく皆様にメッセージをお願いします!

田所演奏は一期一会だと思っています。ホールによってピアノの弾き方も変わってきますので、美竹サロンだけでしか聴けない演奏になると思います。その時だけの特別な空間を、自分はめちゃくちゃ楽しむので、皆様も一緒に楽しみましょう!

(2024年8月22日収録。文責、見澤沙弥香)


田所光之マルセル ピアノリサイタル〈ラヴェル〉〈ヘンゼルト〉

多彩な音色、精緻な美、詩情に満ちた高貴な旋律──
後世に多くの影響を与えた2人の作曲家によるサロン音楽の愉しみ方を、
いま注目の田所光之マルセルが提唱する!


 

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田所光之マルセル ピアノリサイタル〈ラヴェル〉
2024年8月10日(土) 18:00開演


※出演者の希望により変更させていただくことになりました。
ラヴェル:ボロディン風に
ラヴェル(ガルバン編曲):弦楽四重奏曲(ピアノ・ソロ版)
ラヴェル:シャブリエ風に
ラヴェル:古風なメヌエット
ラヴェル:夜のガスパール


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田所光之マルセル ピアノリサイタル〈ヘンゼルト〉
2024年8月18日(日) 18:00開演

ヘンゼルト:エチュード全曲(Op.2, Op.5)
《12の演奏会用性格的エチュードOp.2》
《12のサロン用エチュード Op.5》

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プロフィール
田所 光之 マルセル(Marcel Tadokoro)Piano
「心と指が完全に一致し、どんな音楽でも自在に操ることができる真の音楽家」(グラモフォン誌)
2021 年のエリザベート王妃国際コンクールのセミ・ファイナリスト、モントリオール国際音楽コンクールのファイナリストを経て、2022 年はヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールでジョン・ジョルダーノ審査員長特別賞、サンタンデール国際ピアノコンクールでは第 3 位を受賞。これまでウラル・フィル、フォートワース響、ワロニー・ロイヤル室内管などと共演している。
日本人の父とフランス人の母の間に生まれ、多様な文化の中で育った幼少期は、田所の音楽観に多大な影響を与えた。名古屋市立菊里高等学校音楽科卒業後、パリ国立音楽院に満場一致の首席で入学。そしてJ-F.エッセール、F.ボファールの両氏に師事し、行われたドビュッシー国際コンクールでは第 2 位を受賞。ほかにも数多くのコンクールで受賞を果たしている。同音楽院を卒業してからは、エコール=ノルマル音楽院に奨学生として入学し、R.シェレシェフスカヤのもとでさらに自らの音楽に磨きをかけている。
ほかにもO.ガルドン、M.ラフォレ、A.ロマノフスキ、海老彰子、田島三保子、鈴木彩香、長野量雄、水村さおりの各氏にも師事。

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